トレーナーの勉強はこれが鉄則!価値を高める4つの学習方法
トレーナーとは身体のことを熟知したプロフェッショナル!と言うべき存在です。
特に幼い頃から運動に励んでいた人は、トレーナーに憧れる人もいることでしょう。そんなトレーナーには、どのような知識やスキルが必要なのでしょうか?
トレーナーのための「4ステップ」勉強法
ここではトレーナーになりたい人やトレーナーになったばかりの人がどのように勉強すれば良いのか紹介します。
ステップ1:生理学・解剖学・栄養学が基本
生理学・解剖学・栄養学はトレーナーがクライアントに指導をおこなう上で必要になる基礎知識です。これらの学問を理解すると、トレーナーとしておこなう指導内容に自信や根拠が生まれます。説得力のあるトレーナーとなるための第一ステップと言っても良いでしょう。
机に向かって本とノートで勉強するのがもちろんのこと、電車内で勉強するなどの隙間時間の活用をすることもできます。
関連リンク:機能解剖学とは何?勉強方法と資格への活かし方
ステップ2:自分の手を動かしてスキルを磨く
頭に詰め込んだ知識は、自分の身体を使ってアウトプットをすることで初めて役に立ちます。文字通り「体で覚える」わけです。
解剖学を覚えたら、解剖学に基づいた正しい指導の練習を繰返しましょう。栄養学を知識として覚えたら、実際の食事にどう活かすのかまで考えて実践に落としむ必要があります。
そのほかにも、トレーニング技術、テーピング技術、ストレッチ技術など、実際に手を動かさないと覚えられない技術はたくさんあります。
1人でできるものはどんどん試しつつ、相手が必要な技術は友人や家族の手を借りて、練習台になってもらいましょう。
ステップ3:自分もトレーニングを実践する
トレーナーになりたいほとんどの方は、自らも運動経験があると思います。
例えばスポーツトレーナーを目指している人なら、
「サッカーをしているときは、どのようなことに不便を感じるのだろう」
「野球というスポーツではどのような筋肉の使い方をするのだろう」
自分でそのスポーツを体験することで、選手がどのようなことで悩んでいるのかを実体験してみるのです。自分がその競技に打ち込んだ経歴があればより有利でしょう。
また、ダイエットやボディメイクを指導するフィットネストレーナーやパーソナルトレーナーを目指すのであれば、自らが日頃ウエイトトレーニングを実施していることが必須です。
クライアントに指導するやり方を自分が実践することで、トレーニングの大変さが理解できます。メンタル面でのサポートにも繋がることはもちろん、フォームが上手くできないときのアドバイスの幅も大きく広がるからです。
ステップ4:資格を取得する
トレーナーとして信頼を得るのであれば、資格の取得がとても有効です。
なぜなら、資格を保有していることが知識と技術の学んだトレーナーである根拠になるからです。
資格は、トレーナーやフィットネスの世界を渡り歩くための、いわばパスポートのようなものであると言えます。
トレーナー向けの資格には多数の種類がありますが、なかでも国際的に認知の高い資格が人気です。
国際的に認知の高いトレーナー資格
NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)
国際団体であるNESTAが認定する、NESTA-PFTはクライアントのニーズやゴールに的確なプログラムを提供できる “プロフェッショナル”を育成することを目的としています。NESTA-PFTを取得することでしっかりと身体に関する専門的知識や実践的技術が伴ったパーソナルトレーナーであることの証明となります。
・パーソナルトレーナー
・フィットネストレーナー
NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)
NSCA-CPTは、年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対してトレーニング指導を行うための優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格です。
・パーソナルトレーナー
・フィットネストレーナー
NSCAが認定する資格の中には、NSCA-CPTだけではなくNSCA-CSCSもあります。NSCA-CSCSの指導対象は主にアスリート、スポーツチームです。傷害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を有する人材を認定する資格です。
・スポーツ指導者
・ストレングスコーチ
トレーナーとしての価値を高めるおすすめスクール
スクール | トレスク | ラスタイル | アスピ | Dr.トレーニング |
取得できる資格 | NSCA-CPT NSCA-CSCS NESTA PFT |
NESTA PFT | NSCA-CPT NESTA PFT |
NSCA-CPT |
特徴 | オンライン | 実技に強い | 徹底の個別指導 | スポーツ現場のメソッドが学べる |
短期間で効率よくNSCA取得を目指すトレスク(オンライン)
トレスクは効率よく学習して短期間でNSCA取得を目指すオンライン講座です。
トレスクオンライン講座は、資格取得のための学習に特化していることが特徴です。そのため、出来るだけ早くNSCAを取得したい人に向いています。
そして、NSCA-CPTとNSCA-CSCSでは、対象とするクライアントが異なるため、試験の出題内容も大きく異なっています。自分が取得したい資格に合わせて的確な受験勉強をすることが大切です。
だから、トレスクオンライン講座ではNSCA-CPTとNSCA-CSCSでそれぞれ専門の講座を用意しています。
資料請求をすることで、それぞれの資格に特化した受験対策方法がわかります。短期間でNSCAの合格を目指したい人は資料請求してみてください。
NESTA認定講師から学べるトレスクNESTA PFT対策講座(オンライン)
トレスクNESTA PFT対策講座では、未経験者でも2ヶ月でNESTA PFTの取得を目指すことができるオンライン講座です。
講師はトレスクNSCA CPTと同じ吉田先生です。業界の2大資格の両方から講師として認定されている吉田先生の資格対策授業は分かりやすさに定評があります。
そしてオンラインであっても、吉田先生に直接質問ができる環境が整っています。授業中は必ず質問タイムがありますし、LINEグループで質問をすることもできます。分からない箇所を残さずに試験に挑戦できるサポート体制が整っているのが、嬉しいポイントです。
トレスクNESTA PFTに資料請求をすると、吉田先生オリジナルのNESTA攻略マニュアルがもらえます。ぜひ資料請求してみてください。
徹底の個別指導で即戦力トレーナーを目指すASP(アスピ)
短期間でNESTA-PFTを取得し、さらに即戦力で現場指導ができる実力を持ったトレーナーになって卒業することができるのがアスピです。
その理由は、徹底的な個別指導にあります。
短期間でNESTA-PFTの取得をして、さらに即戦力として働くことができる実力を得るために必要なのは、「短期間で効率よく一流のトレーナーから学べる環境に身を置くこと」です。
アスピはまさにその環境が整っていると言えます。代表の原田氏は業界紙NEXTが選ぶ2016年度トレーナーオブザイヤー最優秀トレーナー※に選ばれています。
原田氏をはじめとする一流の講師陣の個別指導の授業を、空いた時間にいつでも効率よく学ぶことができます。
アスピに資料請求をするとアスピの現役パーソナルトレーナーから学ぶ資格取得対策マニュアルがもらえます。多数の資格をサポートしているアスピだからこそ分かる、自分の価値を高めるために本当に必要な資格を知りたい人は資料請求をしてみてください。
※株式会社クラブビジネスジャパンが発行する月刊紙NEXTにおける名称です。
スポーツ界にも通じる実力でNSCA-CPTを取得するDr.トレーニング(東京・大阪)
スポーツの世界で通用するレベルの知識を身につけるのであればDr.トレーニングがおすすめです。
Dr.トレーニング代表の山口元紀氏は、アメリカの大学院を卒業することで取得できる難関資格であるNATA-ATCを取得しています。さらに海外のプロスポーツチームでアスレティックトレーナーとして活動した実績や、プロ野球チームで選手をサポートした実績を持ちます。
世界トップレベルの環境で活躍した実績をもつ山口氏をはじめとする講師陣のもと、高いレベルに対応できるトレーナーになりたいのであれば、Dr.トレーニングがおすすめです。
Dr.トレーニングに資料請求をすると、トレーニング指導に役に立つ海外の最新文献情報がもらえます。海外団体に所属しているからこそ得られる情報を知りたい人はぜひ資料請求をしてみてください。
資格を取得した後も学び続けたいこと
トレーナーとしての専門知識や資格の勉強以外にも、トレーナーとしての価値を高めるために必要な能力はたくさんあります。
トレーナーの仕事は意外と大変?必要な心構えとは
もしあなたがプロスポーツ選手に専属するトレーナーになったら、選手といかに信頼関係が結ぶかが重要です。
怪我した時のサポートや身体づくりのアドバイスはもちろん、その時以外でもコミュニケーションを図りメンタル的な部分まで支える必要もあるります。
体や栄養の技術に並び、コミュニケーションもトレーナーにとって重要なスキルと言えるのです。
スポーツチーム専属などのトレーナーは、選手だけでなく監督やコーチとも話し合い、試合に向けたコンディションなどを決めます。
試合に左右するようなことにも関わることがあるため、プレッシャーが大きいことも必要な心構えですね。
フィットネスクラブなどに勤めているトレーナーは、お客様にマンツーマンで指導をすることもあります。
お客様の要望に応えるには、知識と技術、コミュニケーション能力が不可欠。
こう考えてみても、アスリートやお客様の生活をよくする上で、トレーナーは大きな責任を負っている事がわかることでしょう。
知識・技術・コミュニケーションスキルに加えて、「怪我への対処力」も高めたい
トレーナーがスポーツジムのインストラクターと少し違うのは、怪我などに対する応急処置を行うことが多いということ。
怪我や身体の仕組みに関する知識は多く持っている必要があります。
またストレッチやトレーニングに関しての知識はもちろん、テーピングやアイシングの知識など、専門的な知識が求められます。
フィットネス業界でも、トレーナーは応急処置の知識があるということで重宝されます。関連資格があると、就職にも非常に有利です。
プロ選手がクライアントなら、怪我をさけつつパフォーマンスアップをする工夫も必要。
選手生活を長く続けてもらうために、トレーナーには豊富な知識が求められるのです。
スポーツトレーナーの種類
スポーツトレーナーはいくつかの種類に分けられています。代表的な4種類をチェックしてみましょう。
アスレチックトレーナー
アスレチックトレーナーは、怪我の応急処置や予防のアドバイス、リハビリなどを中心にサポートするトレーナーを指します。
身体についての基礎的な知識はもちろんのこと、怪我や予防に対する知識もアスレチックトレーナーには求められています。
ストレングストレーナー
選手のパフォーマンスを向上させるため、トレーニングをメインに指導します。
それぞれのスポーツで必要な筋肉は、全く違います。
スポーツの特徴を把握するとともに、選手の欠点や長所を見つけてそれらを補い、強化できるトレーニングを選択する事が求められます。
メディカルトレーナー
メディカルトレーナーは選手が骨折などの大怪我をおった場合、選手を元の競技生活に戻すお手伝いをする役割を担っています。
医師やメディカルスタッフと協力するため、リハビリなど医学系に関する知識も求められるのです。
フィットネストレーナー
フィットネスクラブなどでお客さんのダイエットやボディメイクを指導するトレーナーです。
フィットネスクラブに通うお客様のニーズは様々。その1つ1つに対応できるトレーナーの需要は、近年非常に伸びています。
トレーナーとして飛躍するための3つの方法
需要の高まりを感じるトレーナーですが、将来飛躍するためにはどうしたら良いのか。
将来的によりハイレベルなフィールドで活躍したいのであれば、次に紹介する3つの方法にチャレンジしてみてください。
トレーナーのチャレンジ1:プロ選手に従事し専属になる
プロ専属のトレーナーになることは狭き門。
日本体育協会が認定しているアスレティックトレーナーになることが必須とも言えますが、これがトレーナー資格でもトップクラスに難易度が高いとも言われています。
しかし信頼された資格であること、プロ選手を支えるという責任ある仕事に従事できることは将来的に良い経験となります。
トレーナーのチャレンジ2:フィットネス業界で有名になる
フィットネス業界は今後も可能性に満ちた業界です。
日々新たなサービスが生まれているこの業界では、より専門的な知識を持ってお客様をサポートできる人材が求められます。
何かマニアックな部分を鍛える専門トレーナーになったり、他とは違ったエクササイズを行ったりすることで人気を獲得することもできるのです。
トレーナーのチャレンジ3:起業する
起業すれば自分の個性を活かしたジムを作ることができます。
大手フィットネスジムにはない個性やマニアックな売りのサービスを作れば、注目されることもあります。
起業は大変なことが多くありますが、頑張っただけ高収入や地位を獲得できるので夢のある働き方でもあるのです。
トレーナーの勉強についてのQ&A
【Q1】どのくらい勉強すればトレーナーになれる?
選手に従事するトレーナーになりたいなら、公益財団法人日本スポーツ協会が認定しているアスレチックトレーナー資格を取得するのがスタートラインです。
この資格は協会よりカリキュラムの承認を受けた大学・専門学校でも取得することができます。
【Q2】トレーナーの勉強で大変な部分って?
トレーナーに必要な知識というのは本や講義、今ではスマホで調べれば勉強できることです。
しかし技術面に関しては本を読んでも実践してみないとわかりません。この実践の場をちゃんと用意できるかが、トレーナーとしての成長を分けることになるでしょう。
【Q3】未経験からでもトレーナーは目指せますか?
多くのトレーナーは、フィットネスクラブなどで働きながらキャリアを積みます。
これ以外にも、就職サポートのついたトレーナー養成スクールに通う方法もあります。
トレーナーとして勉強すべきことは山ほどある
トレーナーとして勉強すべきことは、体や栄養だけではありません。座学だけでなく、実践の場も必要です。
トレーナーにとって大事なのは、「トレーナーになった後、どれだけ勉強に時間を費やせるか」です。
これができないトレーナーほど、早々に業界から姿を消していきます…。
「私は一生をかけてトレーナーの勉強を続けて成功するぞ!」
そんな前向きな考えを常に持ち、お客様に求められるプロフェッショナルなトレーナーな目指しましょう!