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機能解剖学とは?資格や勉強法、仕事への活かし方を解説!

機能解剖学とは、

・人の身体の器官がどこにあり
・器官がどんな形をしているのか
・骨や筋肉は運動の際どのように働くのか

など身体の仕組みや運動について学ぶ学問です。

今回の記事では、パーソナルトレーナーなどの人の体に関わる仕事に従事する方向けに、機能解剖学の概要や資格の有無、勉強法ほうについて詳しくご紹介します。

機能解剖学は身体の仕組みを学ぶ学問

機能解剖学とは、身体の役割を担う筋肉や骨・関節の名称・特徴・働きを理解し、身体の動きにどのように連動するかを学ぶ学問です。

人体を形成する骨格と筋は、意思によって運動を可能にします。人体の構造と機能は、スポーツ関連の仕事に就く上で理解しておきたい知識の1つでもあります。

機能解剖学を理解することでトレーニングメニュー作成やケア、リハビリなどに活かす事ができます。

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基礎知識である骨・関節・筋肉を知る

女性の人体

本項では、機能解剖学の基礎知識として骨格の役割と形や関節の重要性、筋肉の重要性を詳しく解説していきます。

骨格の役割と形状

大前提になりますが、人体を形成する骨格は骨・軟骨・関節から形成されています。

骨格を構成している骨の数は200個程度あり、骨は形状によって長骨(長管骨)や短骨、扁平骨、不規則骨などに分類されます。

非常に多くの骨から構成されている骨格は2つの役割を担っています

1.「動作」を可能にする

体組織を形成する支柱であり、筋肉と接続することで動作を可能にしています。

骨と骨が連結する部位には関節があり、関節はそこをまたぐ筋肉の力を借りて動作しているため、骨は単独では動作することはできません。

2.「保護」の役割

人体の動作を可能にするほか、人間の臓器を保護する役割も担っています。

脊椎動物は、頭蓋骨や胸郭が脳や心臓・肺などの重要な臓器を保護しており、骨格の中でも弾力性が要求される箇所については骨に代わって軟骨が重要な臓器を保護しています。

関節の重要性

関節は、骨と骨の間にあたる部分です。膝・足首・肩・肘・あごなど、人の体にはいくつもの関節が存在します。

これらの関節を正常に動く事で、日常生活に必要な、歩行する事や屈む・掴むなどの必要な動作が可能となります。関節の中でも重要な部分は、股関節と膝関節です。「体重を支え、動かす」基本的で一番負荷のかかる、重要な役割を担っています。

股関節や膝関節は、体重に負けずに立ち上がる事や、歩くなどの人間の動作を行う重要な役割を担っています。

各部分の関節に支障が出てしまうと、動作が柔軟に行えなくなり、歩行する際に痛みが伴い、日常生活をおくる中で支障をきたしてしまいます。運動をする際にも、思い通りに身体を動かす事が出来なくなるでしょう。

筋肉の重要性

関節を跨いで付着している骨格筋が収縮することで、身体に動きがもたらされます。どの筋肉がどの骨に付着しており、収縮することでどのような動きをもたらすのかを理解することが、機能解剖学を理解する基礎となります。

筋肉がないと、骨の成分であるカルシウムが溶け出してしまう事や、心臓が小さくなり収縮力も低下します。そのため、心拍数が増え、ちょっとした動きでも息切れしてしまうようになるのです。

しばらく使わないと筋肉はあっというまに萎縮してしまいます。筋肉トレーニングなどの運動は、筋力を鍛えるだけではなく、筋肉の萎縮を防いで、体を丈夫にします。その結果、生活習慣病などの予防になるので、適度にトレーニングを行うことは、健康を保つ上で望ましいことなのです。

機能解剖学に資格はある?

機能解剖学という資格はありませんが、資格を取得するのに機能解剖学を習得することが必要だったり、習得しておいた方が有利になったりする資格はあります。

たとえば、国家資格である医師、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、鍼師・灸師、柔道整復師になるには機能解剖学の知識が必要なので、大学や養成学校において機能解剖学が必須科目になっています。

インストラクターやトレーナーにも機能解剖学は身につけておくことが必要な知識です。

また、学校の体育の先生は機能解剖学が必須科目ではありませんが、機能解剖学の知識があったほうが、クライアントや子どもたちの指導に役立ちます。

機能解剖学の勉強方法は?

機能解剖学を学ぶ方法はいくつかありますが、本項ではお薦めする勉強方法を3つご紹介していきます。

1.参考書等を活用し独学で学ぶ
2.専門学校・セミナーに通う
3.パーソナルトレーナーに聞く

参考書等を活用し独学で学ぶ

はじめは専門用語などが多く理解できない点も多くあるかと思いますが、まず一歩踏み出すには参考書などの本を読んで理解を深めることが大切なので特にオススメです。現

場での知識や技術までとはいきませんが、どのようなことが行われているかを理解する事は可能になっていくでしょう。

専門学校・セミナーに通う

身体の事について1番深く理解できる場所は、専門学校やセミナーなどの講義を受講する方法です。

専門学校は2年以上の在籍期間が必要になりますので、時間の余裕が取れる人や知識を深めたい人は専門学校がいいでしょう。一方のセミナーでは、学びたい学問の中でも的を絞り学習する事が出来ますので、短期間で学ぶ必要がある方におすすめの場所です。

どちらの形態でも知識を身に着ける事は出来ますが、技術を学習することはできないので、技術も身に着けたい人はトレーナースクールを活用するといいでしょう。実践での技術・応用・指導への活かし方まで幅広く学習出来ます。

パーソナルトレーナーに聞く

現役のパーソナルトレーナーに聞くのもオススメです。知識だけでなく具体的な指導方法や実践方法を学べます。

しかし、参考書にしたら何百ページもある内容を全部聞くのは難しいので、独学での疑問点を聞ける程度ですが、現場での経験から多くの知識を得るチャンスです。

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機能解剖学はパーソナルトレーナー・アスレティックトレーナーに活かせる

膝 女性

ここまで機能解剖学について解説してきましたが、資格取得に活かせるものをご紹介していきます。

1.パーソナルトレーナー
2.アスレティックトレーナー
3.スポーツ&フィットネスクラブのインストラクター

パーソナルトレーナー

パーソナルトレーナーは、マンツーマンでエクササイズやトレーニングの指導・栄養指導などを行う仕事です。スポーツ選手をはじめ、近年ではダイエットや健康維持を目的とする、一般の人を対象とすることも増えています。

トレーニングに関する知識やスキルを身につけられることに加えて、運動生理学や機能解剖学の知識を学ぶ事で、クライアントによりいいアドバイスができ、信頼を得られるトレーナーに近づく事が出来ます。

アスレティックトレーナー

アスレティックトレーナーの活動には、選手の動作の運動学的観察・スポーツ傷害の評価と原因の同定・アスレティックリハビリテーションなどが含まれます。

これらを実践する際には、人体の構造と機能について十分に理解していることが必要です。運動器である骨・筋・靭帯・関節・神経支配と、スポーツ現場での身体運動を関連付けて学習する事が、アスレティックトレーナーとしての活動に欠かせません。

スポーツ&フィットネスクラブのインストラクター

クライアントはさまざまな悩みを抱えています。例えば「身体が硬いってどういうこと?」などの疑問や悩みに対して、的確でわかりやすい説明ができることは指導者にとって重要であり、クライアントとの信頼関係にも影響します。

機能解剖学は、現場で必要な知識です。その知識を基に、身体機能評価や運動プログラムの作成などを行います。

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機能解剖学に特化した技術を学ぶならスクールがオススメ!

本や参考書で知識を得たら、それらを使って応用できるようになる必要があります。そのために有効なのが、機能解剖学に詳しく知識をもとに実践経験が豊富な講師の元で実際に学ぶことです。

そこでおすすめをしたいのが、機能解剖学の知識を実践の場で求められるトレーナーの養成スクールに通うことです。

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機能解剖学の他に栄養学などの人体に関わる知識を習得できるだけでなく、スポーツトレーナーとして実績のある講師から現場への応用力を指導してもらえる環境です。

トレスクNSCA-CSCSの講師を務める中川氏は、NSCA-CSCSを取得し長年アスリート指導に携わっています。解剖学や栄養学などの基礎知識と、現場の経験で培った応用力をもとにあなたを短期間で合格を目指せる実力まで導きます。

知識だけではなくノウハウ・スキルを身に付けたい方、パーソナルトレーナーとしてしっかり活躍できる人材になりたい方は、ぜひパーソナルトレーナー養成スクールをチェックしてみてください!

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機能解剖学に関するその他のQ&A

ここまで勉強方法や基礎知識、資格の活かし方についてお伝えをしてきました。最後に、よくある質問についてまとめてお伝えします。

【Q1】機能解剖学でお勧めする本を教えてください。

オススメする本は、「筋・骨メカニクスリハビリスポーツのための機能解剖学」著書(山口典孝・左明)です。

筋肉や神経が関節の動きによってどのようなストレスが加わるかが、とても印象的で覚えやすく図形や文章で理論的に解説されています。

【Q2】骨の強度はどのようにして決まる?

骨の強度に最も関連する栄養素はカルシウムで、摂取・吸収されたカルシウムのうち99%が骨に蓄えられています。

摂取したカルシウムの吸収をよくするためには、併せて腎臓でのビタミンDの活性化が必要です。

【Q3】関節可動域とは?

関節可動域とは対象となる関節が動く範囲の事を指し、靱帯・筋などの伸張具合によって関節可動域は制限されます。

性別や年齢による影響も大きいでしょう。脳梗塞や脳出血などの後遺症によって麻痺が生じると、筋肉が硬くなって痙性麻痺を起こし、関節可動域は狭くなってしまいます。

また、弛緩性麻痺が生じると筋肉の緊張が緩んで、運動機能を失ってしまうこともあります。

合わせて学びたい機能解剖学に関連する学問

最後に機能解剖学と合わせて学びたい、関連のある学問を紹介します。

パーソナルトレーナーやスポーツトレーナーを目指すのであれば、次に紹介する栄養学と生理学は必須です。

栄養学

機能解剖学と関連する学問として、栄養学が挙げられます。食べ物や食品栄養素の生物への影響・関連性について学ぶ学問です。

簡潔にいうと、食べ物や栄養素が身体にどのように使われ、役立つのかを学びぶ学問です。

基本的な五大栄養素はもちろん、その他の栄養素についても特徴や役割を理解した上で、それぞれの栄養素が身体に及ぼす影響について学びます。

生理学

生理学も機能解剖学と関連する学問になります。

生理学とは人体を構成する各要素(組織・器官・細胞など)が活動し、どのような役割を担い、結果的に「身体へどのように影響を及ぼすのか」を解明する学問です。

解剖学と同じく身体の構成要素に関わる学問ですが、解剖学は構造を重点に置いている一方、生理学は機能面から研究する学問であるという点に違いがあります。

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まとめ

本記事では、機能解剖学の概要や資格の有無、具体的な勉強法方について解説してきました。

これからトレーナーを目指す方はもちろんのこと、すでにトレーニング指導にあたっている方にとっても、機能解剖学は学習する価値の高い学問と言えるでしょう。

人体の仕組みや筋肉の役割を十分に理解していることで、お客様のお悩みや要望に対して適切なトレーニング指導ができるようになり、トレーナーとしての信頼につながるためです。

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