パーソナルトレーナーの働き方は?仕事内容・働く場所・働き方を解説!
パーソナルトレーナーは、お客様一人ひとりの目標や体の状態に合わせたトレーニング指導を行う専門職として注目されています。
パーソナルトレーナーという仕事は、働き方の選択肢が多い点が特徴で、ジムでの正社員勤務からフリーランス、さらにはジム開業まで、多様なキャリアパスが広がっています。
しかし、自分に合った働き方を見つけるには、それぞれの働き方毎の特徴を理解し、ライフスタイルやキャリア目標に合わせて選ぶことが重要です。
本記事では、パーソナルトレーナーとしての働き方について具体的に解説し、それぞれの特徴や収入の目安についても触れていきます。自分にとって最適な働き方を見つけたい方は、ぜひ参考にしてください。
パーソナルトレーナーの仕事とは?
パーソナルトレーナーはお客様の健康やフィットネスの目標達成を支援する専門職です。
お客様一人ひとりの身体の状態や目標に合わせて、個別のサポートを提供するのが特徴です。また、パーソナルトレーナーは単に運動を教えるだけでなく、食事指導など健康的なライフスタイルを実現するためのアドバイスを行うこともあります。
パーソナルトレーナーは運動初心者や体力に自信がない方からアスリートまで、幅広い層のお客様に対応する仕事です。仕事を通じて多くの人の生活を改善し、達成感ややりがいを感じられるのも大きな魅力です。
パーソナルトレーナーの仕事はトレーニング指導の現場に立つだけでなく、お客様と信頼関係を築きながら、一人ひとりの人生にポジティブな影響を与える仕事と言えます。
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パーソナルトレーナーの具体的な仕事内容
続いて、パーソナルトレーナーの具体的な仕事内容を紹介します。パーソナルトレーナーの仕事はただトレーニングを教えるだけではありません。パーソナルトレーナーの業務は具体的に、
・お客様へのカウンセリング
・トレーニングプログラムの作成
・トレーニング指導
・食事指導
・集客・営業
・その他の雑務
以上の6つのように多岐にわたります。以下でそれぞれの業務内容について詳しく解説します。
お客様へのカウンセリング
パーソナルトレーナーの最初の業務はお客様へのカウンセリングです。
カウンセリングでは、お客様の目標や現在の体調、運動経験、生活習慣などを詳しくヒアリングします。カウンセリングで得た情報を基に、適切なトレーニングプランやサポート方法を提案します。また、体重や体脂肪率、筋力レベルなどの身体データを測定することも多く、測定したデータを基に具体的な改善ポイントを明確にします。
さらに、お客様のモチベーションや心理状態も把握することが重要です。目標を設定する際には、達成可能で現実的なプランを提示することで、長期的な継続を促すことができます。カウンセリングはお客様との信頼関係を築く重要なステップであり、成功するトレーニングの基盤となります。
トレーニングプログラムの作成
お客様のニーズや目標に基づき、個別のトレーニングプログラムを作成するのもパーソナルトレーナーの重要な業務です。
トレーニングプログラムは、運動初心者、筋力を高めたい方、ダイエットを目指す方など、それぞれの目的に応じてカスタマイズされます。安全性を考慮しつつ、効果的に目標を達成できるようバランスの取れた内容に仕上げることが求められます。
また、進捗に応じてプログラムを適宜見直すことも重要です。運動強度や種目を変えることで、お客様の体に適切な負荷をかけ、停滞を防ぎます。科学的なデータや経験に基づいたプログラム作成は、お客様に信頼されるトレーナーとしての評価につながります。
トレーニング指導
パーソナルトレーナーの中心的な業務であるトレーニング指導では、お客様が安全かつ効果的に運動を行えるようサポートを行います。
フォームの確認や器具の使い方の指導、適切な運動強度の設定を行い、トレーニング効果を最大化します。また、お客様が間違った方法で運動しないよう注意を払い、けがのリスクを最小限に抑える役割も担います。
トレーニング中には、ポジティブな声かけや具体的なフィードバックを通じて、お客様のモチベーションを維持することが大切です。また、体調や疲労具合を確認しながら、必要に応じて調整を行う柔軟性も求められます。正確な指導を行うことで、お客様の信頼を得ることができます。
食事指導
お客様の目標達成をサポートするために、食事指導を行うこともパーソナルトレーナーの重要な業務です。
筋力アップやダイエットの成果は、トレーニングだけでなく、適切な栄養摂取によって大きく左右されます。そのため、トレーニングプランに合わせた食事内容やタイミングについてアドバイスを提供します。
例えば、タンパク質の摂取量や食事バランスの調整、栄養補助食品の活用についての具体的な提案を行うことが一般的です。また、お客様のライフスタイルや好みに配慮し、実践可能な指導を心がけることで、無理なく継続できるプランを提供します。
適切な食事指導を行うことで、トレーニング効果を最大限に引き出せます。
集客・営業
パーソナルトレーナーの業務には、新規のお客様を呼び込むための集客や営業活動も含まれます。
ジムに所属する場合、会員増加を目指したキャンペーンの企画やイベント運営に携わることが一般的です。
一方で、フリーランスや独立して活動する場合には、自分自身のサービスを直接アピールすることになります。具体的には、SNSやブログを利用してトレーニング方法や成功事例を紹介し、専門性を伝えます。
また、無料体験セッションの開催や、既存のお客様からの紹介を促進することで、新たな顧客を開拓することも必要です。お客様との信頼関係を築くことは、営業活動を成功させるための鍵となります。
集客や営業は、お客様との出会いを増やすだけでなく、自分自身のブランドを確立する重要なプロセスでもあります。積極的に行動することで、トレーナーとしての成長や安定した顧客基盤の形成につながるでしょう。
その他の雑務
パーソナルトレーナーの業務には、トレーニング指導以外の雑務も含まれます。
具体的には、トレーニング器具の清掃や整理、スケジュール管理、トレーニング記録の作成などが挙げられます。環境を整える作業やデータ管理は、お客様が快適にトレーニングに取り組めるようにするための重要な業務です。
ジムに所属する場合は、施設内の備品チェックや補充、イベント運営のサポートが必要になることもあります。一方で、フリーランスの場合には、事務作業や顧客情報の管理、経費の精算など、運営業務が加わります。
細かな作業を丁寧に行う姿勢は、職場環境の向上やサービス品質の向上につながります。業務全体を効率的かつ正確にこなすことで、職場からの評価やお客様の信頼を得られる可能性が高まります。
トレーナーとしての価値を高めるためには、目立たない作業にも誠実に取り組む姿勢が重要です。
パーソナルトレーナーの主な働く場所
続いてパーソナルトレーナーの働く場所について解説します。一言でパーソナルトレーナーと言っても、働く場所は人それぞれ異なります。
本項では、パーソナルトレーナーの主な働き場所の
・パーソナルジム
・フィットネスジム
・レンタルジム
・パーソナルトレーナーの自宅
・お客様の自宅
・オンラインでの指導
以上の6つについて詳しく解説します。
パーソナルジム
パーソナルジムは、マンツーマンでトレーニング指導を行う専用施設です。
パーソナルジムでは、お客様が他のお客様に気を遣うことなく集中してトレーニングに取り組める環境が整っています。そのため、特に初心者や運動に自信のない方にとって安心感を持てる場所になっています。
また、トレーナーにとっても、お客様に対してきめ細かなサポートを提供できるメリットがあります。
パーソナルジムは予約制が一般的で、限られた時間内で効率的に指導を行うスキルが必要です。また、最新のトレーニング器具や設備を備えたジムが多く、専門性を活かした指導が可能です。
パーソナルジムでの勤務は、トレーナーとしてのスキル向上と顧客満足度向上の両方を追求できる環境と言えます。
フィットネスジム
フィットネスジムは、会員が自由にトレーニングを行える場所として多くのパーソナルトレーナーが働いています。マンツーマンでのトレーニング支援やグループレッスンの実施など、幅広いスキルが求められる職場です。
トレーナーの役割には、お客様の目標に応じたサポートが含まれます。筋力アップを目指すお客様には具体的なトレーニング計画を提示し、健康維持が目的のお客様には日常生活に取り入れやすい運動を提案するなど、個別のニーズに応じた対応が必要です。
また、トレーニング器具の使い方を説明する業務や、施設内の安全管理に関する責任も重要な役割に含まれます。さらに、大規模な施設ではキャンペーンやイベントの運営に関与する機会もあります。
こうした環境で働くことにより、パーソナルトレーナーとしての経験を深め、スキルアップや多様な視野の獲得が可能です。フィットネスジムでの仕事は、幅広い層のお客様と接しながら成長を目指すトレーナーにとって魅力的な選択肢となります。
レンタルジム
レンタルジムは、フリーランスや独立したパーソナルトレーナーが利用することが多い施設で、トレーナーが自分専用の空間として利用できる施設です。
予約制が一般的で、完全プライベートな環境の中でトレーニング指導を行えます。お客様との接触が他の利用者に邪魔されることがないため、集中した指導が可能です。
レンタルジムでの活動は自由度が高く、トレーナー自身がスケジュールや料金体系を設定することができます。一方で、設備やスペースに制限がある場合もあり、自分の指導スタイルに合ったジムを選ぶことが重要です。
個人のブランドを築きながら働ける環境として、フリーランスや独立を目指すトレーナーに向いている選択肢となります。
パーソナルトレーナーの自宅
パーソナルトレーナーが自宅でトレーニング指導を行う場合、自宅の一部をトレーニングスペースに改装し、お客様を招いてマンツーマンでサポートを行います。
自宅での指導は初期投資を抑えながら活動を始められる点がメリットです。また、自分のペースでスケジュールを調整できるため、柔軟な働き方を求める方にも適しています。
また、自宅での指導には、リラックスした雰囲気を提供できるという利点もあります。一方で、設備やスペースの制約があるため、お客様のニーズに応じた環境を整えることが求められます。例えば、簡単に移動できるトレーニング器具を揃える、清潔で快適な空間を維持するなどの工夫が必要です。
さらに、プライバシー管理や近隣住民への配慮も重要なポイントとなります。自宅を活用した働き方は、自分らしい環境でお客様を支援したいと考えるトレーナーにおすすめの選択肢です。
お客様の自宅
お客様の自宅でトレーニング指導を行う働き方は、移動が難しいお客様やプライベートな環境を希望するお客様向けのサービスです。トレーナーが訪問することで、慣れた環境でリラックスしながらトレーニングを進められる点が特徴です。
トレーナーは、持ち運び可能なトレーニング器具を準備し、スペースやお客様の目的に合わせたプログラムを提供します。また、お客様の家庭の家具の配置や部屋の広さに応じて柔軟に対応する力が求められます。移動時間や現場ごとの状況に対応する必要があるため、効率的なスケジュール管理も重要です。
お客様の自宅に上がる以上、信頼関係を築くことが特に重要な働き方でありコミュニケーション能力や細やかな気配りが成功の鍵となります。お客様の生活に密接に関わる指導方法として、親しみやすさや安心感を大切にしながら活動することが必要です。
オンラインでの指導
オンラインでの指導は、インターネットを活用して遠隔でトレーニングを提供する方法です。
トレーナーとお客様が物理的な距離を問わず繋がることができるため、全国、さらには海外のお客様への指導も可能になります。ビデオ通話ツールや専用アプリを使用し、リアルタイムでトレーニング内容を指導します。
オンラインでの指導は、移動時間が不要でスケジュール管理がしやすい点が大きなメリットです。一方で直接触れることができないため、フォームの細かい修正が難しい場合があります。対面とは異なるスキルが必要となり、オンラインならではの伝え方や視覚的な指導力が求められます。
柔軟な働き方を実現しながら、多くの人にサービスを届けたいトレーナーに向いている指導方法です。
パーソナルトレーナーの主な働き方と収入
パーソナルトレーナーは働く場所に加えて、働き方も多岐にわたります。自分のライフスタイルや目的に合わせて柔軟に働くことが出来るのもパーソナルトレーナーの魅力の1つです。
そこで本項では、パーソナルトレーナーの主な働き方の、
・正社員として働く
・副業として働く
・フリーランスで活動する
・ジムを開業する
以上の4つについて、収入も含めて詳しく解説します。
正社員として働く
正社員のパーソナルトレーナーは、ジムやフィットネスクラブに所属し、安定した環境で働けることが特徴です。
業務内容にはトレーニング指導だけでなく、ジム内の設備管理や会員への対応、イベント運営への参加などが含まれます。
福利厚生が整っていることが多く、職場によっては研修制度やキャリアアップの機会が提供されるため、経験を積みながら成長を目指せます。
正社員の収入は、月収20万円から25万円程度が平均的で、インセンティブが加わる場合もあります。インセンティブは担当するお客様の数や売上に応じて支給され、成果次第で収入を増やせる仕組みが多くの職場で導入されています。年収の目安は250万円から400万円程度ですが、大手ジムや管理職に昇進することで500万円以上を目指すことも可能です。
副業として働く
副業のパーソナルトレーナーは、主に空いた時間を活用して活動します。本業の収入を補いたい場合や、趣味を仕事にしたい方に適した働き方です。
レンタルジムやオンライン指導などを活用し、自由にスケジュールを組める点が大きなメリットです。ただし、収入の安定性に欠ける場合があり、収入を増やすには顧客獲得の努力が必要です。
副業としての収入は、週に数回の指導で月収5万円から10万円程度が一般的です。トレーニングセッション1回あたりの報酬は3,000円から8,000円程度で、週に5~10時間の活動を行うと年間60万円から120万円程度の収入が期待できます。
本業の合間に効率的に収入を得る手段として人気のある働き方です。
フリーランスで活動する
フリーランスのパーソナルトレーナーは、所属先に縛られず、自分の裁量で働ける自由度の高い働き方です。活動場所としては、レンタルジム、オンライン指導、顧客の自宅訪問、自分で確保したスペースなどが選ばれます。
働き方を自由に調整できるため、ライフスタイルに合わせた柔軟なスケジュール管理が可能です。一方で、集客や契約管理、収支の計算なども自分で行う必要があり、経営者的な視点が求められます。
フリーランスの収入は幅広く、月収10万円から50万円以上と大きく異なります。初心者の場合は月収10万円前後からスタートすることが多いですが、リピーターを増やしたり高単価のサービスを展開することで、年収500万円から1,000万円を超えるケースもあります。収益を安定させるためには、集客力や顧客満足度の向上が鍵となります。
ジムを開業する
ジムを開業する働き方は、パーソナルトレーナーとしてのキャリアをさらに発展させる選択肢の1つです。
独自の施設を運営することで、自分の理念やスタイルに沿ったトレーニングサービスを展開できる点が特徴です。開業には設備投資や場所の選定、運営計画の立案など、幅広い準備が必要となります。初期投資には数百万円から1,000万円以上が必要となりますが、成功すれば収益性の高い事業を築くことが可能です。
ジム経営の収入は、規模や集客力によって異なります。個人で運営する小規模なジムの場合、月収は50万円から100万円程度が目安となり、年収600万円から1,200万円を達成することも可能です。ただし、運営費や人件費を差し引いた手取りはこれよりも少なくなるため、収益管理が重要です。経営スキルを磨きながら事業を拡大することで、さらに高い収入を目指せます。
パーソナルトレーナーとしての働き方を選ぶポイント
これまで解説してきたように、パーソナルトレーナーの働く場所や働き方は千差万別です。そのため、この記事を読んでいる方の中には自分がパーソナルトレーナーとしてどういった働き方をすれば良いかイメージが付きづらい方も多いのではないでしょうか。
そこで本項では、パーソナルトレーナーとしての働き方を選ぶポイントについて解説します。以下で具体的なポイントの、
・ライフスタイルに合った働き方を選ぶ
・自分のキャリアプランを考える
・自分の専門にしたい分野を考える
以上の3つについて解説します。
ライフスタイルに合った働き方を選ぶ
パーソナルトレーナーとして働く際、ライフスタイルに合った働き方を選ぶことは非常に重要です。
仕事の時間や場所、収入の安定性など、自分にとって何が優先事項かを考えることで、無理なくキャリアを築くことができます。正社員として安定した収入を得ながら働く方法や、フリーランスとして自由度の高い働き方など、さまざまな選択肢があります。
例えば、固定の勤務時間が確保される正社員であれば、収入の安定性を重視できます。一方で、自由な時間を活用したい場合や家族との時間を大切にしたい場合には、フリーランスや副業としての働き方が適しています。自分の生活リズムや体力、家庭の状況を考慮しながら、最適な選択をすることが重要です。
また、働き方によって収入や求められるスキルが異なるため、各スタイルのメリットとデメリットを理解することがポイントです。自分の理想的な生活をイメージし、それを実現できる働き方を選ぶことで、長期的に続けられるキャリアを築くことが可能になります。
自分のキャリアプランを考える
パーソナルトレーナーとして働く際には、将来的にどのようなキャリアを築きたいかを明確にすることが重要です。キャリアプランを考える際には、企業に勤めて安定した収入を得ながらキャリアアップを目指す道、生涯現役のトレーナーとして指導に専念する道、またはジムを開業して経営者として新たな挑戦をする道など、さまざまな選択肢があります。
企業勤めを選ぶ場合は、トレーナーとしてのスキルを磨きつつ、チームリーダーや管理職といったポジションを目指すことが可能です。研修制度やキャリアパスが整った環境で働くことで、トレーナー以外のスキルも習得でき、将来的に幅広い分野で活躍するチャンスが広がります。
一方で、生涯現役のトレーナーとして指導に専念したい場合はフリーランスなどが良いでしょう。自分の専門性を磨き続けることで、長期的に活躍し、顧客満足度を高めながら安定した収入を確保することが可能です。
経営者の道を選ぶ場合は、ジムの開業や独自ブランドの構築を目指すことになります。経営スキルやマーケティングの知識が必要となるため、トレーナーとしての経験に加え、事業運営の視点を養うことが重要です。
それぞれの選択肢にはメリットと課題があり、どの道を選ぶかは個人の価値観や目標によります。将来のビジョンを明確にすることで、今の選択がより具体的な目標に結びつき、理想的なキャリアを築く土台となります。
自分の専門にしたい分野を考える
パーソナルトレーナーとして働く際には、どの分野を専門にするかを明確にすることが成功のポイントです。
一般的なフィットネス指導から、アスリート向けのパフォーマンス向上プログラム、高齢者やリハビリを必要とする方への指導など、多岐にわたる選択肢があります。専門分野を絞り込むことで、スキルの習得や顧客のニーズへの対応が効率的になります。
例えば、高齢者向けのトレーニングを専門にする場合、身体機能の維持や向上に関する知識が求められます。一方で、スポーツ選手を対象とする場合は、競技特有の動きや筋力アップのメソッドについて深い理解が必要です。専門分野を明確にすることで、自分の強みを最大限に活かし、顧客からの信頼を得ることが可能になります。
専門分野を決める際には、自分がどのような人々をサポートしたいかを考え、興味や得意分野と照らし合わせて選択することが大切です。専門性が高いほど、自分の価値を高めることができ、収入やキャリアの可能性も広がります。
パーソナルトレーナーに資格は必要?
パーソナルトレーナーとして活動するのに必ず取らなければならない資格はありません。しかし、取得しておくことで大きなメリットがあります。
資格を持つことで専門的な知識やスキルを証明できるため、お客様や雇用先の信頼を得やすくなります。特に、競争が激しい業界において資格は自分の価値を高める重要な要素となります。
例えば、解剖学や運動生理学、栄養学など、資格取得を通じて学べる知識は、トレーニング指導の質を向上させるために不可欠です。また、資格を持つことで、怪我の予防やリハビリを含めた安全な指導を行えるスキルが身につきます。これにより、幅広いニーズに応えることが可能となり、顧客層の拡大やリピーターの獲得にもつながります。
さらに、資格は就職活動においても強みとなります。多くのフィットネスジムやパーソナルジムでは、NSCA-CPTやJATI-ATIなどの資格を評価の基準とする場合が多いため、採用される確率を高めることができます。資格を取得することで、トレーナーとしてのキャリアをより有利に進めることが可能です。
パーソナルトレーナーにおすすめの資格
前項ではパーソナルトレーナーとして働く際には資格を取得すると有利になることを解説しました。
続いて本項では、パーソナルトレーナーにおすすめの資格を紹介します。パーソナルトレーナーの資格は数多くありますが、特におすすめなのは、
・JATI-ATI
・NESTA-PFT
・NSCA-CPT
以上の3つです。以下で詳しく解説します。
JATI-ATI
JATI-ATIは、日本トレーニング指導者協会(JATI)が認定する民間資格で、トレーニング指導者としての専門知識や技術を身につけるための資格です。
この資格を取得することで、筋力トレーニングや体力向上、コンディショニングに関する幅広い理論と実践的なスキルを学べます。特に、スポーツ科学に基づいた根拠のある指導が可能になる点が特徴です。科学的なデータに基づいた効果的なトレーニングプランを作成・指導できる能力は、お客様一人ひとりに合わせた効率的な指導を提供する上で大きなメリットになります。
資格の認定試験を受験するには、日本トレーニング指導者協会への入会が必須です。その後、養成講習会を受講し、課題となるワークシートを提出する必要があります。
また、講習会に参加するには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
・4年制大学を卒業、または卒業見込みであること
・短期大学や専門学校を修了、または修了見込みであること
・職業能力開発大学校の専門課程を修了、または修了予定であること
・防衛大学校や海上保安大学校、気象大学校などの省庁大学校を修了、または修了見込みであること
・高校を卒業しており、運動指導の実務経験が3年以上あること
さらに、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、健康運動実践指導者、理学療法士、作業療法士、あん摩マッサージ指圧師などの資格を持っている場合、一般科目の講習と課題提出が免除される制度も設けられています。
NESTA-PFT
NESTA-PFTは、NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)が認定する資格で、特に独立やフリーランスで活動を希望するパーソナルトレーナー向けの資格です。
この資格を取得することで、トレーニング指導に必要な実践的なスキルに加え、ビジネスやマーケティングに関する知識を習得できます。そのため、指導者としてだけでなく経営者としての視野も広げることが可能です。パーソナルトレーナーとしての専門性とビジネススキルを兼ね備えた総合的な能力を身につけられる点が大きな特徴です。
NESTA-PFT資格を取得するには、以下の条件を満たしている必要があります。
・NESTA-PFTの公式教材を購入済みであること
・CPR(心肺蘇生法)およびAEDの技術を習得していること
・満18歳以上であること
・高校を卒業している、またはそれに相当する認定試験に合格している、もしくはNESTA認定の教育プログラムを修了していること
・次のいずれかを満たしていること
①パーソナルトレーナーやインストラクターとして1年以上の実務経験がある
②運動部での指導経験、もしくはフィットネス関連企業での1年以上の勤務実がある
③体育系または医療系の大学や専門学校を卒業している
④NESTAが認定する講座やコースを受講し修了している
これらの条件を満たし、認定試験に合格することで資格が付与されます。試験の合格率は約80%とされています。
NSCA-CPT
NSCA-CPTは、NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)が認定するパーソナルトレーナー資格であり、科学的な知識に基づいたトレーニング指導を行いたい方におすすめの資格です。
NSCA-CPT資格を取得することで、筋力トレーニングや体力向上のためのプログラムを作成する際に必要な専門知識や技術を習得できます。さらに、解剖学や運動生理学、リハビリに関する知識も学べるため、パーソナルトレーナーに必要な幅広いスキルを身につけることが可能です。
NSCA-CPT資格を取得するためには、以下の条件を満たす必要があります。
・NSCAジャパンの会員であること
・満18歳以上であること
・高校を卒業している、または高等学校卒業程度認定試験をクリアしていること
・CPR/AEDの有効な資格を保有していること
これらの条件を満たした後、NSCA-CPT認定試験に合格することが求められます。試験の合格率は約80%です。
また、NSCA-CPTは、フィットネスクラブやスポーツジムなどで指導者として活躍する際に高い評価を受ける資格です。この資格を取得していることで、就職活動の際に有利になるケースが多く、キャリアアップを目指すトレーナーにとって重要な資格の1つと言えます。
資格を取得するなら「トレスク」でNSCA-CPTを取るのがおすすめ
パーソナルトレーナー資格の取得を目指すなら、パーソナルトレーナー養成スクールの「トレスク」がおすすめです。トレスクでは、NSCA-CPT資格の取得を目指すためのプログラムが用意されています。
トレスクには未経験者でも短期間でNSCA-CPT試験に合格できるよう、徹底したサポート体制が整っています。以下のような特徴がトレスクの魅力です。
・丸暗記ではなく、実践的な知識やスキルを学べる
・資格取得後も、就職に関するサポートが充実
・協会認定の講師が丁寧に指導
・短期間で効率的に学べるカリキュラム
これらの特徴を備えたカリキュラムにより、最短3か月でNSCA-CPTの合格を目指すことが可能です。一般的なNSCA-CPT試験の合格率は約80%ですが、トレスクを卒業した受講者の合格率は97.29%と非常に高い水準を誇ります。
さらに、トレスクではすべてのカリキュラムがオンラインで受講できるため、場所を問わず参加できる柔軟な環境が整っています。忙しい方や遠方に住んでいる方でも、気軽に資格取得を目指せる点が魅力です。
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まとめ
パーソナルトレーナーとしての働き方は多岐にわたり、正社員、フリーランス、副業、ジムの開業といったさまざまな選択肢があります。
それぞれの働き方にはメリットとデメリットがあり、ライフスタイルやキャリアプランに合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。安定した収入を重視するなら正社員として働く方法が適しており、自由度や自己裁量を求める場合はフリーランスやジム開業が理想的です。
また、どの働き方を選ぶにしても、パーソナルトレーナーとしての専門知識やスキルを磨くことが必要不可欠です。資格の取得やキャリアプランの明確化を通じて、トレーナーとしての価値を高めることが成功への鍵となります。
自分の目標やライフスタイルを明確にし、それに合った働き方を見つけることで、充実したキャリアを築くことができるでしょう。
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