アスレティックトレーナーとは?仕事内容や資格の取得方法、活躍場所を解説!

スポーツに関わる仕事ができる職業は、当然のことながらアスリートだけではありません。
各スポーツのプロ契約を結ぶアスリートを支えるスタッフも、スポーツ界になくてはならない存在です。
その中でも、アスレティックトレーナーは直接的にアスリートを支える大きな役割を持ち、選手一人ひとりの目標に向かって一緒に並走できるやりがいがある、魅力的な仕事です。
そこで今回の記事では、アスレティックトレーナーの仕事内容や取得すべき資格、主な活躍場所について網羅的にご紹介します。
アスレティックトレーナーとは?
「アスレティックトレーナー」を1度は聞いたことがあった場合でも、
・実際にどのような役割を持っているのか
・どんな資格が必要か
・スポーツトレーナーと何が異なるのか
など職業の解像度が高くない人も多いでしょう。そこで本項では、アスレティックトレーナーの役割についてご紹介します。
アスレティックトレーナーの役割とは?
アスレティックトレーナーはスポーツ選手をサポートし、試合で最大限力を発揮して結果を残せるようパフォーマンス向上を図る専門職です。
スポーツドクターや選手のコーチと連携し、アスリートの健康管理やスポーツ傷害への予防、ケガの際の応急処置、リハビリを担います。
スポーツトレーナーとの違いとは?
アスレティックトレーナーとスポーツトレーナーは、どちらも選手のサポートを行う専門職ですが、役割や対応範囲に違いがあります。
アスレティックトレーナーは、主にスポーツ選手の怪我予防やリハビリ、身体のコンディショニングを専門に扱い、怪我の処置やリハビリ計画の立案、リハビリ後の復帰をサポートします。
一方でスポーツトレーナーは、選手のパフォーマンス向上を目指したトレーニングメニューの作成や指導を行い、競技力を高めることに重点を置いた職業です。
スポーツトレーナーの仕事内容について、より詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
→スポーツトレーナーの仕事内容とは?資格取得の方法や将来性を解説
理学療法士との違いとは?
アスレティックトレーナーと混同されやすい職業に、理学療法士があります。両者は連携することも多いですが、その目的と役割には明確な違いがあります。
アスレティックトレーナーの主な目的は、スポーツ現場におけるアスリートの傷害予防やパフォーマンス向上です。一方、理学療法士は、病気や怪我をした人が日常生活に復帰できるよう、医師の指示のもとでリハビリテーションを行う医療専門職です。
例えば、試合中に選手が捻挫した場合、応急処置を施し、競技復帰に向けたトレーニングプログラムを組むのがアスレティックトレーナーの役割です。対して理学療法士は、手術後の患者さんが再び歩けるようになるためのリハビリを病院内で行う、といった形で活躍します。働く場所も、アスレティックトレーナーがスポーツチームや競技施設が中心であるのに対し、理学療法士は病院やクリニックが主戦場となります。
必要な知識は?
後程、アスレティックトレーナー向けの資格を説明する際にもご紹介しますが、アスレティックトレーナーに必要とされている知識としては以下の通りです。
・スポーツ科学
・運動器の解剖と機能
・スポーツ外傷・障害についての基礎知識
・健康管理とスポーツ医学
・検査・測定と評価
・予防とコンディショニング
・アスレティックリハビリテーション
・救急処置
・スポーツと栄養
アスリートが自分の力を存分に発揮し、結果を出せるようサポートする重要な役割を担うアスレティックトレーナーには、スポーツについての幅広い知識を持っていることが必要不可欠ですので、求められる知識も幅広くなります。
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アスレティックトレーナーの仕事内容とは?
アスレティックトレーナーの具体的な仕事内容は、多岐にわたります。主には、以下7種類のような仕事を遂行しています。
- コンディショニング
- 身体検査・評価
- 生活面・健康の指導
- 傷病・ケガ予防
- 応急処置
- リハビリテーション
- スタッフへの指導
それぞれ解説していきます。
コンディショニング
アスレティックトレーナーの重要な役割の1つは、コンディショニングです。コンディショニングとは、選手が常に最高のパフォーマンスを発揮できるよう、身体の状態を整えることを目的としたサポートです。
アスレティックトレーナーは、選手の健康状態や疲労度を把握し、競技や練習前後に適切なケアを施します。
また、トレーニングメニューの調整やストレッチ、マッサージなどを行い、怪我の予防や疲労回復を図ります。これにより選手は競技に集中でき、長期的なパフォーマンスの向上につながります。
身体検査・評価
身体検査や評価も、アスレティックトレーナーの仕事です。
選手の健康状態や身体のバランス、筋力、柔軟性、持久力などを確認し、パフォーマンス向上や怪我の予防に役立てます。
また怪我をした場合には、回復過程の進行状況を評価し、適切なリハビリプログラムを設計します。身体検査や評価を通じて、アスリートの弱点や改善すべき点を見つけ出し、より効果的なトレーニングやケアを提供することが可能です。
生活面・健康の指導
アスレティックトレーナーの仕事には、アスリートの生活面や健康の指導も含まれます。競技で最高のパフォーマンスを発揮するためには、トレーニングだけでなく、生活習慣や食事管理、睡眠などの健康管理も重要です。
アスレティックトレーナーは、アスリートがバランスの取れた食事を摂り、適切な休息を取れるようにアドバイスを行います。
生活面のサポートにはストレス管理やメンタルケアも含まれ、心身ともに安定した状態を保つための指導が行われます。特に、疲労が蓄積して怪我のリスクが高まるのを防ぐため、定期的に生活習慣を見直し、必要に応じて改善を促します。
傷病予防
アスレティックトレーナーの重要な仕事の1つに、「傷病・ケガ予防」もあります。アスリートが怪我や熱中症などの病気を防ぎ、長期的に安定して競技に取り組むためには、事前の予防策が欠かせません。
アスレティックトレーナーは、選手が怪我を未然に防ぐために、日常的なストレッチや筋力トレーニング、柔軟性向上のためのエクササイズなどを指導します。また、競技に特有の動作による負担を軽減するための身体のバランス調整や、正しいフォームの指導も行います。
さらに、気温や湿度などの環境要因にも配慮し、熱中症や脱水症状を防ぐための水分補給や休息のタイミングについてもアドバイスします。選手が最高のパフォーマンスを発揮し続けるためには、怪我や病気を未然に防ぐ予防的なアプローチが不可欠です。
応急処置
応急処置も、アスレティックトレーナーの仕事の1つです。アスリートがトレーニング中や試合中に怪我をした際、すぐに対応できる知識とスキルが求められます。
例えば、捻挫や打撲、筋肉の損傷といった軽度の怪我から、骨折や脱臼、重度の怪我まで応急処置の適切な対応がパフォーマンスの回復を左右することが少なくありません。
応急処置では、止血や冷却、患部の固定といった基本的な対応だけでなく、心肺蘇生法やAEDの使用といった救命処置が必要になる場合もあります。
リハビリテーション
アスリートが怪我を負った後、競技復帰に向けて計画的にリハビリテーションを行い、身体の機能を回復させるのがトレーナーの大切な仕事です。
リハビリテーションは、怪我の状態や回復の進行状況に応じて段階的に進められ、筋力や柔軟性の回復だけでなく、動作の再トレーニングやバランス感覚の向上を目指すものです。
リハビリの過程では、怪我の再発を防ぐための予防策も同時に行われます。例えば、特定の筋肉や関節を保護しながら適切なトレーニングを行い、パフォーマンスを維持できる体づくりが行われます。
スタッフへの指導
アスレティックトレーナーは、アスリートや選手たちのケアだけでなく、チームや組織全体の医療スタッフ、コーチングスタッフとも連携しながら活動します。
そのためアスレティックトレーナーは、他のトレーナーやサポートスタッフに対して正しいケアやトレーニングの方法を指導することが必要です。
具体的には、怪我の予防策やリハビリテーションの方法、応急処置の手順などをスタッフに共有し、適切な対応ができるように指導します。
アスレティックトレーナーに求められる3つのスキル
アスリートの成功を支えるアスレティックトレーナーには、身体に関する知識だけでなく、現場で活きる多様なスキルが求められます。
ここでは、特に重要となる3つのスキルを解説します。
1. 高度な専門知識と技術
アスレティックトレーナーの根幹をなすのは、スポーツ医学や運動生理学、解剖学といった高度な専門知識です。選手の身体の状態を正確に評価し、最適なコンディショニングやトレーニングを提供するためには、科学的根拠に基づいた知識が欠かせません。
加えて、テーピングやストレッチ、応急処置といった実践的な技術も必須です。知識と技術を高いレベルで融合させ、選手のパフォーマンスを最大限に引き出す能力が求められます。日進月歩で進化するスポーツ科学の最新情報を常に学び続ける、探求心も重要になるでしょう。
2. 瞬時の判断力と対応力
試合中やトレーニング中など、スポーツの現場では予期せぬ事態が常に起こり得ます。選手の怪我や体調不良が発生した際に、その状況を冷静に評価し、瞬時に最善の対応を判断する能力は極めて重要です。
例えば、頭部への衝撃を受けた選手に対し、プレーを続行させるか否かを即座に判断しなければなりません。選手の安全と健康を最優先に考え、迅速かつ的確に行動できる判断力と対応力は、アスレティックトレーナーにとって不可欠なスキルです。ときにはドクターや監督と連携し、難しい決断を下す場面もあります。
3. 選手に寄り添うコミュニケーション能力
アスレティックトレーナーは、選手と最も近い距離で接する存在の一人です。選手の身体的な問題だけでなく、精神的な不安や悩みに耳を傾け、信頼関係を築くことが求められます。
選手の言葉にならないサインを察知し、心身両面からサポートするための高いコミュニケーション能力が不可欠です。また、監督やコーチ、ドクターといった他のスタッフと円滑に連携し、チームとして選手を支えるための調整役を担うことも重要な役割。選手が安心して競技に集中できる環境を作る上で、コミュニケーション能力は土台となるスキルです。
選手のメンタルサポートに関心がある方は、スポーツメンタルトレーニングに関する資格も視野に入れると良いでしょう。 スポーツメンタルトレーニング指導士の資格を全解説
アスレティックトレーナーになるのに資格は必要?
アスレティックトレーナーになるためには、法律上特定の資格が必須というわけではありません。しかし、プロのアスリートやスポーツチームで働く場合、資格を取得していることが求められるケースが多いです。
資格を持つことで専門的な知識やスキルを証明でき、企業からの信頼を得やすくなります。特に、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)などの資格は、スポーツの現場で広く認知されており、就職やキャリアアップに有利に働くでしょう。
アスレティックトレーナー以外にも、フィットネス業界で役立つ資格は数多く存在します。以下の記事で網羅的に解説しています。
→フィットネス資格20種類一覧!資格取得のメリットも解説
次項では、アスレティックトレーナーとしてのキャリアをお考えの皆さんに、取得をオススメする資格をご紹介します。
おすすめ①:公益財団法人「日本スポーツ協会」アスレティックトレーナー(JSPO-AT)

アスレティックトレーナーとして活躍したいのであれば、その知識を証明する資格の保有が推奨されます。
本項では、国内で最も認知されているアスレティックトレーナーの資格である、公益財団法人「日本スポーツ協会」アスレティックトレーナー(JSPO-AT)についてご紹介します。
受験資格
まず、「日本スポーツ協会」のアスレティックトレーナーで定められている受験資格は以下の通りです。
・受講する年の4月1日現在、満20歳以上であること
・日本スポーツ協会加盟団体、または日本スポーツ協会が特に認める国内統括競技団体が推薦し、日本スポーツ協会が認めたもの
年齢による受験資格の条件はあるものの、学歴に関する要件はなく、幅広い希望者が受験できる点が特徴です。
カリキュラムについて
アスレティックトレーナーの講習は共通科目と専門科目の2つに分かれており、網羅的に学習できます。
共通科目は150時間、専門科目は合計600時間(集合講習190時間、自宅学習410時間)のカリキュラムとなっています。さらに現場実習として、計180時間のカリキュラムを受講する必要があります。
全カリキュラム修了まで時間はかかりますが、この講習を受講することで、知識だけでなく実践的な経験も積むことができます。
実施方法
アスレティックトレーナーの講習、ならびに資格試験の実施方法については以下の通りです。
・期間:当該年度6月から翌々年3月
・定員:100名程度
・検定試験:理論試験・実技試験
申込方法
アスレティックトレーナーの講習、ならびに資格試験の申込については、日本スポーツ協会加盟団体(都道府県体育・スポーツ協会や中央競技団体など)からの推薦が必要です。
推薦が得られた後、推薦団体の指示に従い申込書類を作成します。最終的に、日本スポーツ協会が受講希望者の活動実績などを審査して受講者を内定します。
費用について
アスレティックトレーナーの講習、ならびに資格試験には以下の費用が掛かります。
・共通科目:22,000円(税込)+教材費
・専門科目:55,000円(税込)+教材費
・実技試験検定料:33,000 円(税込)
・資格登録料(初回登録時):23,300円(税込)
受講有効期限がある
多くのカリキュラムをこなす必要があるアスレティックトレーナーの講習ですが、受講有効期限が定められています。
共通科目検定試験、専門科目理論試験の合格まで5年、専門科目実技試験は理論試験合格後に2回まで、と明確に定められています。期間内にすべてを修了できなければ受講者権利が失われるため、計画的な学習が求められます。
おすすめ②:NPO法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会 アスレチック・トレーナー(JATAC-ATC)

続いて、別の資格であるNPO法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会 アスレチック・トレーナー(JATAC-ATC)についてご紹介します。
受験資格
JATAC-ATCの資格には、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
・柔道整復師、理学療法士、看護師などの医療系国家資格を保有している
・大学や専門学校でスポーツ科学系のコースを修了し、所定の単位を取得している
すでに医療・スポーツ関連のバックグラウンドを持つ人が、さらなる専門性を得るために目指すケースが多い資格です。
カリキュラムについて
JATAC-ATCの講座カリキュラムは、スポーツ医学系、スポーツ科学系A・Bの3分野で構成されています。
スポーツ医学、機能解剖学、スポーツ生理学、スポーツ心理学など、アスレティックトレーナーに必要な専門知識を幅広く学びます。
実施方法
JATAC-ATCの資格取得方法は、主に3つのパターンがあります。
・協会主催の研修会に参加する
・通信教育講座を受講する
・関連団体主催の研修会に参加する
自身のライフスタイルや学習ペースに合わせて、柔軟な学び方が選択できるのが特徴です。
申込方法
JATAC-ATCの資格は、講座を受講し、必要な書類を提出することで正会員となり、資格を取得できます。
正会員登録申請書や、資格基準を満たしていることを証明する免許証の写し、成績証明書などが必要となります。
費用について
JATAC-ATCの資格取得にかかる費用は以下の通りです。
・通信講座料金:1科目あたり5,000円
・入会金(正会員登録料):10,000円
・年会費:10,000円(学生5,000円)
JSPO-ATと比較すると、初期費用を抑えて資格取得を目指すことが可能です。
その他のアスレティックトレーナーにおすすめの資格

上記で解説した2つの資格以外にも、アスレティックトレーナーを目指す方におすすめの資格はいくつかあります。ここでは3つの資格を解説します。
NATA-ATC
NATA-ATCは、アメリカの「全米アスレティックトレーナーズ協会」が認定する資格で、国際的に最も認知度の高いアスレティックトレーナー資格です。
取得するにはアメリカの大学または大学院で指定の教育プログラムを修了する必要があり、海外留学が必須となります。世界を舞台に活躍したいと考えるトレーナーにとって、大きな武器となる資格です。
海外でのトレーナー活動に興味がある方は、こちらの記事もご覧ください。
→海外で活躍するスポーツトレーナーになるには?必要な資格とその取得方法
スポーツトレーナー系国家資格
スポーツトレーナーとして活動する際に有利な国家資格として、柔道整復師や理学療法士、鍼灸師などが挙げられます。
これらの資格は、怪我の処置やリハビリテーションにおいて医学的な知識と技術を証明するものであり、アスレティックトレーナーの活動と組み合わせることで、より専門性の高いサービスを提供できます。特に治療院や医療機関で働きたい場合に、大きな強みとなります。
NSCA-CPT
NSCA-CPTは、NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)が認定するパーソナルトレーナー資格です。
トレーニング指導や栄養指導など、アスリートのパフォーマンス向上に直結する知識を証明する資格であり、アスレティックトレーナーのコンディショニング業務に大いに役立ちます。科学的根拠に基づいたトレーニングプログラムを作成する能力を高めたい方におすすめです。
NSCA-CPT資格のより詳細な情報(難易度や勉強法など)については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→NSCAとはどんな資格?難易度や勉強法、取得費用を解説
アスレティックトレーナー資格取得のコツは?

アスレティックトレーナーの資格は、専門性が高く、取得が容易でないものもあります。効率的に資格を取得するための3つの方法をご紹介します。
- 大学・専門学校で資格を取得する
- 独学
- 民間のトレーナー養成スクールに通う
1. 大学・専門学校で資格を取得する
最も確実で効率的な方法は、資格取得に対応した大学や専門学校で学ぶことです。
特に、日本スポーツ協会の「免除適応コース承認校」に進学すれば、在学中に講習や試験の一部が免除されるため、合格への近道となります。体系的なカリキュラムと充実した学習環境のもとで、基礎からじっくり学びたい方には最適な選択です。
スポーツトレーナーを目指せる大学について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
→スポーツトレーナーを目指せる大学17校!偏差値や学費を解説
2. 独学
働きながらなど、時間や金銭的な制約がある中で資格取得を目指す場合、独学も一つの選択肢です。
自分のペースで学習を進められるメリットがありますが、モチベーションの維持や、疑問点をすぐに解決できないといったデメリットもあります。独学で成功するためには、教材を熟読し、問題集を繰り返し解くといった地道な努力と、強い自己管理能力が求められます。
独学でのトレーナー学習法については、こちらの記事で詳しく解説しています。 スポーツトレーナーの勉強法は?おすすめのアプリ・本・スクールを紹介
3. 民間のトレーナー養成スクールに通う
独学と学校の中間的な選択肢として、民間のトレーナー養成スクールがあります。
現役のプロトレーナーから実践的な指導を受けられるのが最大のメリットです。短期間で集中的に学びたい方や、現場で即戦力となるスキルを身につけたい方におすすめの方法です。同じ目標を持つ仲間と出会えることも、学習を続ける上での大きな支えとなるでしょう。
アスレティックトレーナーの将来性とキャリアパス
アスレティックトレーナーの活躍の場は、プロスポーツの世界だけにとどまりません。健康志向の高まりやスポーツ人口の増加に伴い、その専門性は社会の様々な場面で求められています。
資格を取得し、経験を積むことで、多様なキャリアパスを描くことが可能です。トップアスリートの専属トレーナーを目指す道もあれば、フィットネスクラブや教育機関、医療機関でその知識を活かす道もあります。将来的には、自身の治療院やジムを開業したり、後進の育成に携わったりと、活躍のフィールドは無限に広がっていると言えるでしょう。アスレティックトレーナーは、専門性を高め続けることで、長期的に安定したキャリアを築ける将来性のある職業です。
トレーナーとしてのキャリアプランを考える上で、将来性について深く知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
→パーソナルトレーナーに将来性はある?キャリアプランや活躍に必要なスキルを解説!
アスレティックトレーナーが活躍できる場所とは?
資格を取得したら、いよいよアスレティックトレーナーとしてのキャリアがスタートします。その活躍の場は、非常に多岐にわたります。
トップアスリートとの専属契約
多くのトレーナーが憧れるのが、トップアスリートとの専属契約です。
一人の選手に深く寄り添い、コンディショニングからメンタルケアまで、トータルでサポートします。選手の活躍が自身の評価に直結する、非常にやりがいのある仕事ですが、高い実績と信頼が求められる狭き門でもあります。
プロのスポーツチーム
プロのスポーツチームに所属し、チーム全体の選手をサポートする働き方もあります。
複数の選手を同時に見ながら、それぞれのコンディションを管理し、怪我の予防やリハビリテーションを行います。チームの一員として勝利を目指す一体感は、この働き方ならではの魅力です。
スポーツジムやフィットネスクラブ
一般の方々の健康増進やボディメイクをサポートする、スポーツジムやフィットネスクラブも重要な活躍の場です。
アスリートだけでなく、一般の利用者の様々なニーズに対して、専門知識を活かした質の高い指導を提供できます。トレーナーとしての実績を積むための最初のステップとしても最適な環境です。
スポーツジムやフィットネスクラブでの具体的な働き方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→パーソナルトレーナーの働き方は?仕事内容・働く場所・働き方を解説!
その他:学校や医療機関などの公的施設
学校の部活動や地域のスポーツクラブ、病院や保健所など、活躍の場はさらに広がります。
次世代のアスリートを育成したり、地域住民の健康を支えたりと、社会貢献性の高い役割を担うことができます。スポーツを通じて、より多くの人々の生活を豊かにしたいと考える方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
病院・整骨院などの治療院
アスレティックトレーナーの専門知識は、病院の整形外科やリハビリテーション科、整骨院といった治療院でも大いに活かされます。
スポーツによる怪我で訪れる患者さんに対し、競技復帰を見据えた専門的なリハビリテーションやトレーニング指導を行えるのが、アスレティックトレーナーの強みです。医師や理学療法士と連携し、治療計画の立案から実行までをサポートします。
特にスポーツ整形外科に力を入れている病院では、アスレティックトレーナーの存在は欠かせません。患者さんの「またスポーツを楽しみたい」という想いに、医学的知識とスポーツ現場の視点の両方から応えることができる、やりがいの大きな職場です。
トレーナー養成スクールの講師
豊富な現場経験と専門知識を積んだアスレティックトレーナーは、未来のトレーナーを育てる指導者としてのキャリアも選択肢になります。
トレーナー養成スクールや専門学校の講師として、自身の経験を次世代に伝える役割です。自らが培ってきた知識や技術、そしてトレーナーとしての哲学を、情熱を持って学生たちに教えることで、業界全体のレベルアップに貢献できます。
人に教えることを通じて、自身の知識を再整理し、さらに深く理解することにも繋がります。現場の最前線で活躍するだけでなく、教育者としてスポーツ界の未来を支えるという、大きなやりがいを感じられるキャリアパスです。
アスレティックトレーナーの資格に関するQ&A
最後に、アスレティックトレーナーの資格に関するQ&Aをご紹介します。
【Q1】アスレティックトレーナーと同時に鍼灸師も並行して資格を取得したいけど、どうしたらいいの?
A.両方の資格を同時に取得するのは、学習範囲が広く、どちらも難易度が高いため、非常にハードルが高いと言えます。
まずはどちらか一方の資格取得に集中し、その後にもう一方の資格に挑戦することをおすすめします。学習内容が重なる部分もあるため、一つの資格を取得した後であれば、もう一方の資格も取得しやすくなるでしょう。
【Q2】アスレティックトレーナーの収入はどのくらい?
アスレティックトレーナーの収入は、契約先や働き方によって大きく異なります。
一般的に、トップアスリートとの専属契約やプロスポーツチームとの契約が最も高収入となりますが、そのためには高い実績と交渉力が必要です。多くのトレーナーは、複数のチームや選手と契約したり、ジムでの指導を兼務したりすることで、安定した収入を確保しています。
働き方による収入の違いや、収入を上げるための具体的な方法については、こちらの記事も参考にしてください。
→業務委託のパーソナルトレーナーは稼げる?年収相場・稼ぐ秘訣を解説!
【Q3】未経験からでもアスレティックトレーナーになれますか?
A.はい、未経験からでもアスレティックトレーナーを目指すことは十分に可能です。ただし、専門的な知識とスキルが必須となるため、計画的な学習が不可欠です。
最も一般的なルートは、アスレティックトレーナーの資格取得に対応した大学や専門学校に進学し、基礎から体系的に学ぶ方法です。社会人から目指す場合は、民間のトレーナー養成スクールに通うのも有効な選択肢です。
未経験からのトレーナー転職を考えている方は、こちらの記事でさらに詳しい情報を得ることができます。 パーソナルトレーナーの新卒採用や未経験は厳しい!それでも挑みたい人へのアドバイス
【Q4】資格取得の難易度はどれくらいですか?
A.アスレティックトレーナー関連の資格は複数あり、それぞれ難易度は異なります。中でも、国内で最も認知度が高い日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)は、合格率が10%〜20%程度とされ、難関資格の一つと言われています。※1
広範な専門知識を問う理論試験と、実践的なスキルを評価する実技試験で構成されており、合格には十分な準備が必要です。どの資格を目指すかによって難易度は変わりますが、いずれにせよ高いレベルの知識と技術が求められます。
【Q5】資格取得後、すぐに独立開業することは可能ですか?
A.資格を取得してすぐに独立開業することは、制度上は不可能ではありません。しかし、安定した事業運営を目指すのであれば、まずは実務経験を積むことを強く推奨します。
スポーツチームやフィットネスクラブ、治療院などで数年間経験を積み、自身のスキルと人脈を確立した上で独立するのが現実的なキャリアプランと言えるでしょう。独立にはトレーナーとしてのスキルに加え、経営やマーケティングの知識も必要になります。
トレーナーエージェンシーでは、
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①トレーナー資格比較ガイド
②NSCA資格攻略マニュアル
③NSCA対策問題集
④トレーナー年収ガイド
⑤未経験からのトレーナーガイド
⑥トレーナー適正診断
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まとめ
今回の記事では、身体のメンテナンスという側面でアスリートをサポートするアスレティックトレーナーの仕事内容や取得すべき資格についてご紹介しました。
ご紹介した通り幅広い知識を求められる仕事で、アスリート専属契約やプロスポーツチームとの契約は狭き門です。職業人として理想の働き方を叶えることは困難かもしれませんが、アスリートの結果に繋がった時にはならではの達成感があり、やりがいも大きい仕事です。
プロ選手の生活に並走しながら、アスリート一人ひとりの目標達成を支えたいと願う人は、ぜひアスレティックトレーナーの資格を検討してみてください。



















