スクール入学者の声

パーソナルトレーナー養成スクール『2nd PASS(セカンドパス)』〜〜授業体験談、15日目

・東京にあるパーソナルトレーナー養成スクール『2nd PASS(セカンドパス)』に実際に通い、学んだ内容を紹介していく
・15回目の今回はこれまでの復習と実践的な小テストを行い、セッションの流れを確認できた
・スクール卒業まで残り5回ということもあり、テストの内容も非常に高レベルであった

今回が『セカンドパス』のスクールコラムの第15回目となります。前回の第14回目の記事はいかがでしたか?

前回は背中と体幹のトレーニング指導のテストを行いました。

指導力のテストということで、重視していたことは次のことです。

・何の種目を行うのか?
・その種目をなぜ行う必要があるのか?
・注意点
・ワンポイントアドバイス

セカンドパスはただ単に筋力トレーニングや食事アドバイスができるようになるスクールではありません。

プラスαで体を機能的に動かせるようになる授業も行われ、体が楽になる指導スキルが得られることが他との大きな差とも言えるでしょう。

前回はその内容に関する指導力のテストでした。

人気一流トレーナーの直接指導で学べるセカンドパスだからこそ手に入るものではないでしょうか?

前回の内容を確認したい方は下記をご確認ください。
【参考】パーソナルトレーナー養成スクール「2nd PASS」〜14日目〜服部拓也presents

今回は上半身や骨盤周りに関する解剖学の復習、そして小テストを行いました。

そんな第15回のスクール内容、ご覧ください。

セカンドパス第15回講座『復習と小テスト』

これまでの復習

1期生の授業も残り5回となり、内容も『他では行わないのでは?』というほどハイレベルなものとなってきました。

復習では、各関節の動き(肩関節外転・内転、肩甲骨挙上・下制、股関節屈曲・伸展など)に関連する主導筋や共同筋の確認など、機能解剖学を中心に行いました。

また、機能解剖学の確認後に行ったことは、セッション中に実際に起こりやすい代償動作と、その際の過緊張筋と低機能筋の把握、そして改善アプローチ方法です。

実際の現場では、クライアントの姿勢やトレーニング動作から代償動作の原因を瞬時に見抜き、的確に改善アプローチまで指導しなければなりません。

講師の宮城島さんがよく言うことは次の言葉です。

『機能解剖学が理解できていないと、改善アプローチは絶対にできない』

つまり、筋トレのフォームや食事指導しかできないトレーナーになってしまいます。

2nd PASSが選ばれる大きな理由は、機能解剖学に非常に詳しい宮城島さんから直接指導を受けることができ、独学はもちろん、他のスクールではここまで学べないのでは?というほどの知識を得られるからです。

トレーナーとして活動する時期が迫ってきているスクール生。

難しい内容でしたが、全員が必死についていきました。

小テスト

僕もでしたが、小テストの難易度に全員が非常に苦戦しました。

内容は大きく次の通りです。

・肩関節、肩甲骨の動作名(肩関節屈曲・伸展、肩甲骨外転・内転など)
・各関節の動作に関わる主導筋と共同筋
・各関節の動きが悪い場合の改善アプローチ方法(過緊張筋と低機能筋に対してどんな種目を行うか)
・現場を想定した文章問題

今回、これまでのテストと大きく違ったことは、やはり文章問題。

1つの例としては以下のものです。

身長170cm、体重80kgの30代男性が指導を受けにきました。
このクライアントの運動目的は減量であり、最終的に体重を65kgまで落としたいとのこと。特に気になる部位はお腹周りです。

運動をする理由は3ヶ月後に結婚式を挙げるため、その時までにカッコイイ体型になりたいとのこと♡

普段はデスクワークでほとんど座りっぱなしで、肩こりや腰・背中の張り感も気になります。

休日は、草野球を楽しむことが多いそうです。ポジションはサード。

早い打球に飛びつくことも頻繁なガッツマン!

これらの情報がある中でどんな種目を行い、なぜその種目を行うのかという理由の説明を、解剖学的な考えを踏まえてテストしました。

パーソナルトレーナーである以上、ただ単に筋トレの種目名やそのフォームがキレイなだけでは十分ではありません。

『なぜ、あなたはこの種目を行うのか?』

それはただ単に筋力アップや代謝向上による脂肪燃焼目的のみではなく、クライアントの体のクセなどの状態を見極めてメニューを瞬時に決めることができなければなりません。

『◯◯さん(お客様)、今日はこの部位の動きが良くないですね。この種目を多めに行い、ほぐしましょう』

『おっ!だいぶ本来の状態に戻りましたね!この状態がキープできるようにこれからはこの部位を鍛えましょう』

などなど、人それぞれに合ったアドバイスを行い、そして結果を出す必要があります。

スクール生は当然、パーソナルトレーナーとしての経験が無いため、今回のような文章問題はまだ不慣れです。

文章問題は、ここまで学んだ機能解剖学を実践に応用し、次のような思考で現状や改善方法を紐解いていきました。

『えぇっと・・・まずは当然、結婚式までに痩せさせなければならないから、候補としては大きな筋肉を使うこの種目とこの種目・・・。それが上半身と下半身。』

『ただ、デスクワークで肩こりと腰・背中の張りがあるんだよな。別に、肩こりを治したいとかは言ってはなかったけど、コリや張りがあるってことは過緊張筋と低機能筋の関係で背中の種目が最初はやりずらいかも』

『痩せる種目選びは当然やけど、姿勢が姿勢やから種目と手の持ち方などでしっかり不定愁訴も改善してあげたいな』

『てか、不定愁訴改善しないとスクワットとデッドリフトがやばそうやし。背中曲がったままやと下手したら一発で怪我するやん。』

『あと、デスクワークやからお腹の力抜けてそう。ブレーシングも練習して腹圧入れなきゃ。背中と腰の張り感があるから恐らく、骨盤後傾、肩甲骨は外転、肩関節は内旋してるかな〜。』

『その姿勢なら、確かにコリや張りも出そうやし、腹筋は弱まるわ。あ、肩こりってことは肩甲骨は挙上もしてそう。頭痛まで出てなければいいけど。』

『これで、だいぶ姿勢は予想できた。この体の状態でトレーニングをすると肩や背中の過緊張から、背中の種目で効いてる実感が得られにくいかも』

『軽い重量でも代償動作が出たら、背中をほぐす必要があるな。』

『これが終わったら背中を鍛えるためにワンハンドローをしてもらおう。手の向きは初めは逆手でやから、肩関節が外旋してて姿勢も改善しやすいな。』

『しかも、ワンハンドってことで水平面の動き入る。腹斜筋も使うから体幹鍛えて野球のスローイングとかバッティングの動きにも好都合♪』

『下半身のトレーニング種目は骨盤が前傾しやすいものを選ぶべきだ』

『ってことは、下半身の種目はスクワットとデッドリフトのどちらかで言うと、スクワットの方が良いかな。』

『しかも、野球やってるんやから、スクワットの方が競技動作に近いよな。』

『ガッツある性格みたいやし、ウエイトを持ち上げるときは全力スピード出してもらおっと♪』

『ワンポイントアドバイスとして、肩周りと背中のストレッチは毎日やってもらおう』

こんな感じで、クライアントの最重要な目的、生活習慣から見た不定愁訴改善や怪我のリスク予防、そして趣味のパフォーマンスを高めてより公私共に充実してもらえるようなメニューを考えていました。

頭をフル回転させ、すごく疲れましたが、同時にとてもやりがいや面白みのある仕事に就くことへのワクワク感や喜びを得たテストでした。

そして今回の文章問題を経験したことで、『こんなクライアントが来るんだ!』ということを知ることができ、現場に出る前の予習もできたことが良かったです。

スクール生の声

今回紹介するスクール生は、『関 将文(せき まさふみ)さん』

関さんは数年前まで社会人の名門硬式野球部の選手でもあり、近年引退されたばかりの準アスリート。

また、大学時代はプロとして活躍している方とチームメイトでもあるなど、実力は折り紙付きです。

選手時代にトレーニングにもしっかり取り組まれており、そのような経験からボディメイクよりは運動パフォーマンスの向上指導が得意になるのではと思っています。

そんな関さんですが、先ごろ吉報が入ってきました。

なんと、パーソナルトレーニングジムへの就職が決まったそうです!

関さんは現在会社員なので、スクール卒業と共に無事、転職が可能となりました。

2nd PASSの大きな魅力の一つでもある『就職・転職』

『なりたい自分を諦めない人だけが手にすることができる、理想の自分へのパスポート』

まさに、2nd PASSを通じて次のステージへのパスポートを手に入れることができました。

2nd PASSの名前に込められた意味が、現実になったと言えるかもしれませんね。

新たな一歩を踏み出そうとしている関さんの、今後の活躍に期待です。

今回は15日目を紹介しました。

16日目の授業内容を続けて知りたい方は下記をご覧ください。

パーソナルトレーナー養成スクール『2nd PASS(セカンドパス)』〜授業体験談、16日目

また、2nd PASSが気になっている方もいるかもしれませんので、最後に問い合わせ先を紹介します。

2nd PASS(セカンドパス)が気になる方へ

 

第15回の授業が終了し、残すこと5回となり、スクール生全員がかなりトレーナーらしくなってきた2nd PASS。

現状診断能力と不定愁訴からの改善方法を学び、一気に他のトレーナーとの能力の差別化が可能になったのではないかと思います。

新たな学びの度にトレーナーにどんどん近づいている実感があり、非常に楽しく通えています。

また、今後も皆様がより知りたくなり、価値を感じて頂けるようなコラムをスクールを卒業するまで書き続けていきます。

さらに言うと、ゆくゆくは卒業後の活動状況までもコラムとして公開し、より読者の皆様へ価値あるコラムを届けようと考えておりますのでぜひお楽しみにしておいてください。

2nd PASSが気になる方はこちら

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服部拓也

パーソナルトレーナー

服部拓也

大手ジム、整体サロンでのトレーナー経験を持ち、パーソナルトレーナー養成スクール「2nd PASS」を卒業した後にトレーナーとして独立。トレーナーエージェンシーでは、パーソナルトレーナーになりたい人、現役パーソナルトレーナー向けコラムを執筆。ダイエットに悩むお客様、集客に悩むトレーナーの両方の悩みの解決を目指している。

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