テーピング専門の資格がある?資格の内容と取得までの手順まとめ
スポーツの際に気を付けていても思いがけないところで怪我をすることがあります。すぐに医療機関に行けない場合や軽度の怪我の場合に活用されるのが、テーピングです。トレーナーの養成課程で学ぶことがありますが、テーピング専門の資格はないのでしょうか?
テーピングとは?
テーピングとは、粘着性のあるテープで患部を固定する処置方法です。怪我の予防、応急処置、そして再発防止を目的として、スポーツ現場や医療・介護の現場で広く活用されています。
正しく施すことで、関節の安定性を高めたり、痛みを軽減したりする効果が期待できます。一方で、不適切な方法で行うと血流を阻害したり、症状を悪化させたりするリスクもあるため、正しい知識と技術の習得が不可欠です。
テーピングの5つの効果
テーピングは、部位や目的によって巻き方が異なります。その方法によって、以下のようなさまざまな効果を得ることが期待できます。
- 関節可動域の制限
- 患部の圧迫
- 患部の筋や腱、靭帯の保護や補強
- 精神的な支え
- 疼痛緩和
それぞれ解説します。
1.関節可動域の制限
靭帯損傷により関節の動きが大きくなると、日常動作で過度に関節を動かしてしまい、さらなる損傷を招く恐れがあります。テーピングで動きを制限することにより、怪我の悪化を防ぎます。
2.患部の圧迫
怪我直後は炎症により患部が腫れてきます。腫れが広がると周囲の組織にまで炎症が及ぶため、圧迫によって食い止める必要があります。
3.患部の筋や腱、靭帯の保護や補強
アスリートが競技復帰するためには早期のリハビリが欠かせません。過度に固定しないテーピングを施すことで、安全にリハビリに臨めます。動きを完全に止めるのではなく、適度な可動域を保ちながら保護するのがポイントです。
4.精神的な支え
テープで固定されていることによる心理的な安心感も見逃せません。リハビリの後期や試合などの際は、こうした精神面のサポートを目的にテーピングを行う場合があります。
5.疼痛緩和
テーピングにより負荷がかかりにくい形で固定することで、痛みを軽減します。患部への負担を分散させることで、動作時の痛みを和らげる効果が期待できます。
テープの種類
テーピングに用いるテープは主に6種類あります。固定力や伸縮性が異なるため、目的に応じて使い分ける必要があります。
1.非伸縮テープ
ホワイトテープと呼ばれる伸び縮みしないテープです。怪我の直後などしっかりと固定する必要がある場合に使用します。関節の動きを強く制限したいときに最適です。
2.ハード伸縮テープ
エラスティックテープと呼ばれ、やや伸縮性があります。症状が軽快してきたときなど、ある程度の動きを出したい場合に使用します。
3.ソフト伸縮テープ
伸縮性が高いテープです。単独で用いることは少なく、巻いたテープがはがれないように上から巻くのが主な用途です。固定力よりも保護を優先する場面で活躍します。
4.自着性テープ
肌には接着せず、テープ同士がくっつく性質を持ちます。包帯の代わりに使用されることが多く、繰り返し巻き直しがしやすいのが特徴です。
5.アンダーラップテープ
テープを直接貼ると痛みが出たり、体毛が濃い場合はうまく接着できなかったりすることがあります。アンダーラップは皮膚の保護を目的に使用されます。かぶれやすい方にも有効です。
6.キネシオテープ
前述のテープ類とは異なり、固定ではなく血液やリンパ液の流れの改善などに使われます。痛みやこり、内出血の改善や痛みの緩和が期待できます。
あらかじめキネシオテープを貼っておくことで関節の動きがスムーズになり、筋肉への疲労蓄積を軽減します。コンディショニング目的での使用にも適しています。
トレーナーエージェンシーでは、
============
①トレーナー資格比較ガイド
②NSCA資格攻略マニュアル
③NSCA対策問題集
④トレーナー年収ガイド
⑤未経験からのトレーナーガイド
⑥トレーナー適正診断
⑦独学VSスクール比較ガイド
============
などをまとめた「豪華7大特典セット」を”無料でプレゼント“しております。(内容の一部を先んじて見せちゃいます!)
下記ボタンからダウンロードできますので、ぜひご確認いただいた上で、ご自身の学習にお役立てください。
キネシオテーピング協会
テーピングの資格の中で有名なのが、キネシオテーピング協会が認定している資格です。キネシオテーピング協会は、キネシオテーピング法の普及を目的とした団体として広く知られています。
キネシオテーピング法は、1980年に現在キネシオテーピング協会会長を務める加瀬建造氏によって開発されました。現在では、協会は国内7支部に加え、世界でもアメリカ・ヨーロッパ・アジア・オーストラリアなど20か所に支部拠点を持つ大きな組織に成長しています。
テーピングの資格
認定資格は、CKTT・CKTP・CKTIの3つです。スポーツインストラクターや治療家だけでなく、学生や部活動のマネージャー、介護施設で働く方など幅広い年代や職種の方が資格を取得しています。
KTAM(Kinesio Taping Association Member)
認定資格ではありませんが、CKTT取得のための基礎講座を受講する際には入会し、KTAMとなる必要があります。特典として、キネシオテーピング購入の際に割引が受けられます。
対象
キネシオテーピングのやり方を知りたい方全般が対象です。
受験資格
特になし。年齢や職業を問わず、どなたでも登録できます。
取得の手順
キネシオテーピング協会に会員登録を行うことにより取得できます。オンラインで手続きが完了するため、手軽に始められます。
講座内容
講座はありません。会員登録のみで資格が付与されます。
資格試験
試験はありません。
認定
登録費は不要ですが、年会費の支払いが必要です。
CKTT(Certified Kinesio Taping Trainer)
キネシオテーピング協会認定トレーナーです。キネシオテーピングの基礎知識を修得し、キネシオテーピングを実践できることを認定します。
正しい知識でキネシオテーピングを他者にアドバイスすることが可能になります。上位資格への前提資格となっており、CKTT資格者でないと上位資格認定のための講座を受講できません。
対象
基礎講座を受講し、上級資格を目指す方が対象です。
受験資格
基礎講座受講者。講座修了後に受験資格が与えられます。
取得の手順
キネシオテーピング基礎講座を受講し、オンライン試験に合格すると取得できます。
講座内容
基礎講座では、キネシオテーピング法をはじめて学ぶ人に向けて、キネシオテーピング法の基本分野、基礎知識を学習します。6時間の講座で、テーピングの基礎知識や症状別にテーピングの基本的な実習を行います。
座学と実技がバランスよく組み込まれており、実践的なスキルが身につきます。
資格試験
オンライン試験で実施します。試験時間は60分で問題数は30題です。試験の出題範囲は基礎講座の内容全てが対象です。受験料が別途必要です。
認定
登録料は不要ですが、年会費を支払います。認定されると、CKTT認定証と認定カードが発行されます。
CKTP(Certified Kinesio Taping Practitioner)
キネシオテーピング協会認定プラクティショナーです。キネシオテーピング療法を理解し、治癒力増進を目的としてキネシオテーピング法を実際の施術に使用できるレベルの資格です。
対象
キネシオテーピング法による治療を目的とする方が対象です。
受験資格
CKTT資格を取得している方で、対象の講座を42時間受講した方。前提資格があるため、段階的な学習が求められます。
取得の手順
対象講座を受講後に、オンライン試験と実技試験に合格すると取得できます。
講座内容
4回の部位別講座、2回のコレクションテープと特殊テープ講座、シェイプアップ講座〜ビューティーキネシオテーピング〜が対象です。
部位別講座では、全身の各部位に対するキネシオテーピングを全4回に分けて実施します。症状を鑑別するスクリーニングテストについても学べます。
コレクションテープと特殊テープ講座では、コレクションテクニックといわれる皮膚・筋膜・リンパ・腱や靭帯の受容器に作用させる手法と、腱・靭帯・浮腫などに対する独自の特殊テープの施し方を2回に分けて学習します。整形外科テスト法についても学べます。
シェイプアップ講座〜ビューティーキネシオテーピング〜では、ゆがんだ骨格を矯正して筋肉の働きを活性化させる方法を学びます。テーピングによる骨格矯正は、筋肉のゆがみやねじれからくる血行不良や神経の働きの低下を改善し、筋肉が本来のバランスを取り戻すことにつながります。
資格試験
オンライン試験と実技試験を行います。オンライン試験は試験時間90分で問題数は100題です。出題範囲は講座の全範囲となっています。受験料はオンライン試験と実技試験の両方に必要です。
認定
資格登録料と年会費がかかります。認定されると、CKTP認定証が発行されます。
CKTI(Certified Kinesio Taping Instructor)
キネシオテーピング協会認定インストラクターです。キネシオテーピング法の指導者として、普及活動を行うことができる最上位資格です。
対象
教育活動や普及活動を行いたい方が対象です。
受験資格
CKTP資格を取得している方で、指導員養成講座を受講している方。指導者としての高い知識と技術が求められます。
取得の手順
指導員講座受講後にオンライン試験と実技試験に合格することで取得できます。
講座内容
指導員養成講座では、他者に対して正しくキネシオテーピングの技術を指導するための知識や方法を修得します。2日間にかけて12時間の講座が実施されます。
指導技術だけでなく、受講者の理解度を確認する方法やコミュニケーション技術も学べます。
資格試験
オンラインと実技試験を行います。試験時間は90分で問題数は100題です。試験範囲は講座の全範囲となっています。受験料は、オンライン試験と実技試験の両方に必要です。
認定
資格登録料と年会費を支払います。認定されると、CKTI認定証とCKTI認定カードが発行されます。

テーピング資格についてよくある質問
テーピング資格の取得を検討する際、多くの方が疑問に思う点があります。ここでは、費用や学習方法、資格の必要性といった、よくある質問とその回答をまとめました。資格取得への第一歩として、ぜひ参考にしてください。
Q1.資格がなくても人(家族や選手)にテーピングを施して良いのですか?
A.資格がなくても、家族や所属チームの選手などにテーピングを施すこと自体は法律で禁じられていません。誰でも行うことができます。
しかし、正しい知識がないまま行うと、血流を阻害したり症状を悪化させたりするリスクがあります。特に、トレーナーとして金銭を受け取る場合は、クライアントの安全を守るためにも、資格取得を通じて専門知識と技術を身につけておくことが強く推奨されます。人に対して施す場合は、講習会を受講するなどして正しい方法を身につけましょう。
Q2.テーピング資格の取得にかかる費用や期間はどのくらいですか?
A.団体や資格の種類によって大きく異なります。キネシオテーピング協会のCKTT資格は、6時間の基礎講座の受講が必要です。
ニチバンのセミナーは1日で完結し、受講料は12,100円(税込)からとなっています。上位資格になるほど、受講時間や費用は増加する傾向にあります。CKTPでは42時間の講座受講が必要で、費用も10万円以上かかる場合があります。自身の目的と予算に合わせて計画を立てることが重要です。
Q3.オンラインで取得できるテーピング資格はありますか?
A.オンラインで学習を進められる講座は増えています。キネシオテーピング協会の資格試験もオンラインで実施されていますが、正しい技術習得のためには実技講習への参加が推奨されます。
特にテーピングは実践的なスキルが求められるため、対面で直接指導を受ける機会を設けているスクールや講座を選ぶと、より確実な技術が身につくでしょう。動画だけでは習得しづらい手の使い方やテープの引っ張り加減なども、対面であれば直接フィードバックを受けられます。
Q4.テーピングの講習会はどんなものがありますか?
A.テーピング用のテープを販売しているメーカー、整形外科のある病院、スポーツトレーナーを養成している施設などで定期的に開催されています。また、市区町村で開催している場合もあります。
開催頻度や内容は主催団体によって異なりますが、初心者向けの基礎講座から専門的な応用講座まで幅広く用意されています。スポーツ現場で即戦力となる実践的な内容が多いのが特徴です。
Q5.有名なテーピングのメーカーは?
A.ドラッグストアなどでよく見かけるのは、ニチバンやピップなどです。一般の方でも手に入りやすく、価格も比較的リーズナブルです。
トレーナーが使用していることが多いのは、ニトリート、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ドームなどです。それぞれに使用感や粘着力、伸縮性が異なるので、自分に合ったものを見つけましょう。実際に何種類か試してみて、肌への優しさや巻きやすさを比較するのがおすすめです。
トレーナーエージェンシーでは、
============
①トレーナー資格比較ガイド
②NSCA資格攻略マニュアル
③NSCA対策問題集
④トレーナー年収ガイド
⑤未経験からのトレーナーガイド
⑥トレーナー適正診断
⑦独学VSスクール比較ガイド
============
などをまとめた「豪華7大特典セット」を”無料でプレゼント“しております。(内容の一部を先んじて見せちゃいます!)
下記ボタンからダウンロードできますので、ぜひご確認いただいた上で、ご自身の学習にお役立てください。
まとめ
テーピングの資格は、あなたのトレーナーとしての専門性を高め、クライアントからの信頼を勝ち取るための強力な武器となります。キネシオテーピング協会をはじめ、さまざまな団体が講座やセミナーを提供しており、自身のキャリアプランに合わせて最適な資格を選ぶことが可能です。
「どの資格が自分に合っているかわからない」「資格取得後のキャリアプランについて相談したい」
そのようにお考えの方は、ぜひ一度「トレーナーエージェンシー」にご相談ください。
私たちは、トレーナー一人ひとりの目標に合わせた資格取得のサポートから、その後のキャリア支援まで、トータルであなたをバックアップします。専門知識を武器に、一流のトレーナーを目指しましょう。





















