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理学療法士のためのレジュメ作成の基本!必須項目と実例で紹介

臨床実習後の発表会の資料としてレジュメ作成が求められているけれど「レジュメの書き方がわからない」という人は多いのではないでしょうか。
実際にGoogleなどインターネット上で検索をしている人は多くいます。

そもそもレジュメとはなんでしょうか?
研究発表や講演などの要旨を印刷したものとされています。
現場で活躍している現役の理学療法士も、めずらしい症例・新しい理学療法を導入していい結果が得られた症例・何人かの理学療法士で検討したい症例・日々の積み重ねでいい結果や特徴的な傾向が得られた症例を発表する場面では、レジュメを作成します。
学生だけでなく免許を取得した理学療法士にとってもレジュメの作成は理学療法士の仕事と切っても切り離すことができません。

そこで今回はレジュメとはなにかを理学療法士のレジュメ例を参考に紹介します。
レジュメに必要な項目がわかれば、あとはあまり難しいものではありません。
自分のレジュメに抜けている項目がないか、確認しながらご覧ください。

理学療法士のレジュメとは

学会発表の女性

理学療法士のレジュメは数十ページ分の症例記録をA3用紙1枚に要約した用紙のことです。
読み手(専門家だけでなく患者の家族も含める)に短い時間で必要なことが理解できるように、簡潔でわかりやすくまとめることが重要です。

ほかにもレジュメを作成すること身につく力があります。
患者にとって最適な理学療法を提案する力・実際の臨床現場で発生する問題と解決する力・過去の文献を参考する過程で、理学療法の知識とスキルなどの実践的な力を身につけることができます。

つまり理学療法士のレジュメを作成する作業とは症例記録を要約した紙を作るだけでなく、臨床実習を通して学んだ知識やスキルを整理して自分の力にすることができるチャンスでもあるのです。

 

レジュメの構成

論文

レジュメを作成する際には読み手にとってわかりやすい内容を心掛けましょう。
ポイントを押さえる意識を持つことでわかりやすく書くことができます。

  • タイトル
  • 目的
  • 対象者情報
  • 対象者の状態を理学療法的に評価
  • 理学療法プログラムの内容
  • 理学療法の結果
  • 考察
  • まとめ
  • 参考文献

タイトル

症例報告やレジュメをすべて書き終えてからタイトルを作成すると、内容と対応したわかりやすいタイトルを付けることができます。
学生であらかじめ学校から指定がある場合は従いましょう。

ポイントは今回の症例報告の内容や実施した理学療法が具体的にわかるようにタイトル付けすることです。

 

目的

どのような目的で理学療法をおこなったのかを簡潔に書きます。
現役の理学療法士の世界では学会などで発表することが前提となるので詳しく目的を書く必要があります。

実習生の場合

どのような目的で理学療法をおこなったのか簡潔に書きます。
なぜ今回報告する理学療法の中のこの方法を選んだのか・参考とした過去の症例と比較して書くことで、よりわかりやすい目的の内容になります。

現役の理学療法士の場合

理学療法が必要な患者・理学療法でまだ解明されていないことなど、なぜこの症例報告を行うのかを意識して書きます。
そして先行研究を十分に調査して適切に引用することが必要です。
※先行研究:以前に報告された症例のこと

対象者情報

対象者の基礎情報・社会的情報・医学的情報などの項目を埋めてレジュメに適切な情報をまとめます。

基礎情報として必要な項目

氏名・年齢・性別・身長・体重・BMI

対象者情報で名前などの個人情報が書かれるため、慎重に取り扱う必要があります。

患者の主訴・患者の要望・理学療法のゴール

  • 主訴:患者の痛みなどの訴えをそのままの言葉で記入
  • 患者の要望:患者の望みをそのままの言葉で記入
  • 家族の要望:家族の望みをそのままの言葉で記入
  • 理学療法のゴール:主訴と要望を考慮した上で、理学療法士と患者にとって最適なゴールを設定する

患者のリハビリが終わった後にやりたいことと、関連性の低いリハビリ内容では、患者のリハビリに対する意欲が下がるだけでなく、リハビリ効果も小さくなります。
そのため患者と理学療法士などの関係者で情報共有して、理学療法のゴールを決める必要があります。

社会的情報として必要な項目

  • キーパーソン:理学療法などの治療方針や退院後の方針に関して決定権を持つ人(本人の場合もある)
  • 家族構成:期待される介護力や経済的支援

社会的情報として家族の意向・在宅復帰の可否など家族関係を記入することで、理学療法のゴールと社会復帰後の生活が結びついているかを客観的に判断することができます。

医学的情報として必要な項目

診断名・障がい名・現病歴
※現病歴
今の病気(主訴)が、どのように始まり・どのような経過があり・どのような治療を受け・どのように症状が変化したかについて

他にも必要があれば患者の既往歴や、診察を担当した医師・看護師からのコメント、患者の普段の言動に関する情報を記入することで、どのような理学療法プログラムが患者に適しているのか参考にすることができます。

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患者の状態を理学療法的に評価する

理学療法をおこなう前の対象者の基本的動作などを検査・測定・分析することで、問題点と目標を設定することができます。
さらにそれぞれに理由を書くことで、よりわかりやすいレジュメになります。
主に歩く・座る・ランニング時に負担がかかりすぎている箇所を評価します。

さらにリスク管理の一環として、運動前後の血圧・脈拍・呼吸数などを計測する場合もあります。
対象者の運動前後の呼吸数やSpO2(血液中の酸素飽和濃度)などの心肺機能まで測定することで、患者のバイタルの平均値が把握でき、容態が急変したときに素早い対応ができます。

バイタルだけでなく、レントゲン写真を撮影することで理学療法の術前・術後などの時間経過の変化を測定することもできます。

 

理学療法プログラム

理学療法のプログラム項目ごとの内容には目的・期間・頻度を含めた文章を簡潔にまとめます。
主な理学療法のプログラム内容として以下の項目が挙げられます。

  • 認知機能検査

「右手を上げる」などの言語理解ができるか検査します。

  • 高次脳機能検査

目で確認せずに見たもの・触ったもの・聞いたものがなにか検査します。

  • 疼痛検査

患者の表情を見て疼痛の度合いを把握します。

  • 反射検査

腱などを刺激して反応を記録します。

他にも筋力テスト・姿勢評価・歩行分析などをおこない基本動作の分析をします。

 

理学療法の結果

結果には可能な限り客観的な数値などを使用して記録します。
考察ではないので実験者の考えなどは書かないように数値などを用いましょう。

 

考察

考察には理学療法プログラムの結果あるいは症例の経過理学療法介入後の変化などを書きます。
実験者の考えのみを書くのではなく、今回の症例報告で判明したことを先行研究と比較しながら書きます。
先行研究の文献による裏付けを引用したり、相対する考えを明らかにしながら論理的に結論付けていきます。

経過中に自然回復によった変化など介入以外の要因も関わってくることをあらかじめ理解しておく必要があります。
他にも患者や家族の客観的な変化をまとめるため、言動の変化も書くとよりよい考察にすることができます。

 

まとめ

理学療法のプログラム結果と考察から得られる結論と、今後の方針について書くことが望ましいです。
そのために先行研究の内容と関連づけながら、患者に最適な理学療法をおこなえるようにすることが望まれます。

 

参考文献

現役の理学療法士の場合、症例報告をする価値があるかどうかを判断するためや、過去の症例を参考にするためにも膨大な量のデータベースから文献検索が必要です。

  • 学術雑誌の場合:著者名.タイトル:サブタイトル.雑誌名.発行年;巻(号):ページ
  • 単行本の場合:著者名.書名.発行地:出版社名;発行年.
  • 学会抄録の場合:著者名.論文名.会議名.誌名.発行年;巻(号):ページ
  • 報告書の場合:著者名.分担部分のタイトル.代表研究者名「報告書タイトル」.官庁・民間財団の補助金・助成金名.年度報告書の種類.年.ページ.
  • 新聞の場合:見出し名.新聞名.発行年月日面
  • HPの場合:報告元.入手先(URL).参照日

データベースの活用は以下のサイトも使用することができます。

医学中央雑誌刊行会は国内の医学論文情報「医中誌Web」などを提供している特定非営利活動法人です

米国立医学図書館が提供する医薬関連文献の索引・抄録の検索サービスです。

JSTが提供している科学技術総合リンク”J-GLOBAL”・国立情報学研究所(NII)が提供する論文情報ナビゲータ”CiNii”・国立国会図書館(NDL)が提供する”国立国会図書館サーチ”など複数のデータベースを統合検索することができるサービスです。

日本理学療法士協会が運営するサイトです。

理学療法士のレジュメはわかりやすく簡潔にまとめる!

論文発表

今回は理学療法士のレジュメの例をまとめてみました。
膨大なページ数の症例記録をA3用紙1枚にまとめるには、要点を抑えて簡潔に書くことが求められます。
今回の記事を参考にレジュメの構成を少しでも理解して、実際にレジュメを作成する際の参考になれば幸いです。

参考:第24回千葉県理学療法士学会 症例報告の書き方より
参考:医療学生が作成したレジュメ/レポートのテンプレート臨床実習での書き方を学ぼう| 花咲かPTより
参考:第48回日本理学療法学術大会(名古屋)実習で見落としてきた大切なこと実習で気付いた大切なことより
参考:理学療法士学生のための臨床実習レポートまとめより

 

理学療法士国家試験の正しい勉強法を知ろう

理学療法士国家試験の合格率は79.6%と比較的高い傾向にあります(令和4年度)。しかし、一度不合格になってからもう一度試験に挑戦する再受験者の合格率は37.4%ととても低いのはあまり知られていません。

なぜこんなにも合格率の差が大きいのでしょうか?

それは、試験に合格できない人は正しく効率的な勉強法があるのに知らないことが原因です。だから時間をかけて再受験をしたのに、再び試験に落ちてしまいます。

もともと学校の勉強が得意ではなかったり、新しい事を覚えるのに苦手意識はありませんか?そんなあなたは正しく効率的な勉強方法を知らない可能性が高いです。

だから、そのままの状態でせっかく理学療法士の目指せる大学に入って勉強をしても、合格できない可能性があります

もし国家試験に不合格になるとさまざまなデメリットがあります

 

デメリット1: 再び試験を受けられるのは1年後

理学療法士の試験は国家試験なので、実施は年間1回だけです。だから、つぎに試験に挑戦できるのは1年後です。

次の試験を迎えるまでの間勉強をする、国試浪人をしなくてはいけません。

 

デメリット2: 理学療法士の内定が取り消しになってしまう

せっかく卒業の内定を獲得していても、国家試験に落ちると内定が取り消しになってしまいます。

なぜなら、国家試験に合格しないと理学療法士として活動できないと法律で定められているからです。理学療法士としての採用であれば、試験に合格できなかった場合の内定が取り消しになっても仕方がないと言えますよね。

1年後の再試験まで病院でアルバイトとして働けないか?と考える人もいるでしょう。しかし、残念ながらそのような理学療法士にそのような制度を設けている病院はとてもレアケースです。

国試浪人になったら、その間の生活費を賄う必要がある人がほとんどですが、理学療法士とは関係無い飲食などのアルバイトで食いつなぐ浪人生が多いようです。

 

デメリット3: 勉強も就活も全部自分だけでやり直し

国試浪人すると勉強も就活もすべて自己責任になってしまいます。

現役の学生なら毎日勉強できる環境があります。一緒に勉強する仲間がいるし、いつでも先生に質問ができます。

しかし浪人生はどうでしょうか?学校には通えないから、頼れるのは学校で買った教科書だけ。だれかに質問したくても出来ない環境です。

そして何よりもツラいのは、就活を自分でやらなくてはいけないことです。現役の学生であれば、在学中に内定した企業や病院に入社するのが普通です。

でも浪人生は、学校に紹介される求人を頼ることができません。自分で求人を探して応募し、内定まで自分の力で勝ち取る必要があるんです。

せっかく学校に高い学費を払ったのに、求人を紹介してもらえないのはもったいないですよね。

だからこそ、理学療法士の国家試験は絶対に現役合格したほうが良い!と言えます。

 

絶対に現役合格するための正しく効率的な勉強法を知る

勉強が苦手な人でも、正しく効率的な勉強法を知って理学療法士の国家試験は絶対に現役で合格しましょう。

そのためには、正しく効率的な勉強法を大学に入る前から知っておくのが理想です。

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これから理学療法士の勉強を始める人はこの攻略ガイドを読んで現役合格を目指してください。

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