トレーナー向け資格

シニアフィットネストレーナー(NESTA-SFT)とは?高齢者のクライアントの指導方法を学べる

超・少子高齢化社会がますます進んでいる日本。医療・介護による離職もあり、社会的に大きな問題となっています。

体力の衰えを前に、「いつまでも健康でいたい」と考えるのは、多くの方々の願いでしょう。

そんな時代のニーズにマッチしている資格に、『NESTA-Senior Fitness Trainer(NESTA-シニアフィットネストレーナー)』があります。

今回は、これからの社会に必ず求められる「高齢者向け指導」を学べる、NESTA-シニアフィットネストレーナーについて徹底解説します!

高齢者指導を学べるNESTA-シニアフィットネストレーナーについて

パーソナルトレーナーの資格発行団体として有名なNESTAが発行しているシニアフィットネストレーナー(Senior Fitness Trainer)は、中高年のクライアントの快適な暮らしをサポートする知識に特化したトレーナーを養成するために作られた資格です。

NESTAとは?

NESTAとはNational Exercise & Sports Trainers Association(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)の略称で、1992年にアメリカ・カリフォルニアに本拠地を置くパーソナルフィットネストレーナーの認定団体です。

NESTA-シニアフィットネストレーナー(SFT)について

NESTA-シニアフィットネストレーナー(SFT)とは中高齢者の快適な暮らしをお手伝いするスキルがあることを証明する資格です。

2018年に総務省が発表した「人口推計」によると、人口の28%以上が65歳以上を占めており、超高齢化社会と言われています。
健康・病院に関わるトレーナーにとって非常におすすめの資格と言って良いでしょう。

この資格で手に入る知識は次の3つです。

・シニアの定義やロコチェックなどの現状診断能力
・シニア世代特有の体の状態に適応する知識や指導スキル

・体のメカニズムの理解による正しい運動指導知識
資格取得で学ぶ4つのスキル
  • シニア世代のマインドを学ぶ
  • シニアの運動能力と特有の疾患を理解する
  • 適切な身体評価方法を理解して実践する
  • 適切なプランんイングができる

下の職業に該当する方には、特におすすめな資格ですね。

・パーソナルトレーナー、インストラクター
・フィットネスクラブスタッフ
・医療関係者
・病院関係者
・リハビリ施設関係者
・柔道整復師

参考サイト:https://www.nesta-gfj.com/specialist/senior.html

NESTA-シニアフィットネストレーナーの資格取得のメリット

シニアフィットネストレーナーの資格取得には次のメリットがあります。

・要介護な高齢者が家族内にいる家庭において、適切な対応方法を学ぶことができる
・シニア世代に多い疾病や疾患を学び、高齢者への理解が深まることでコミニュケーションが円滑になる
・身体評価から改善方法までを知ることで高齢者の健康寿命を延ばし、家族内の幸福度を高めることができる

このように、介護を必要とするクライアントに対する適切な運動知識や指導スキルが身に付くことがメリットとなるでしょう。

高齢者の方々は、大きく3つのものに対してお金をかけると言われています。それが「お孫さん・旅行・健康」です。

・生涯健康で、最後まで自分の足で歩ける状態でいたい
・孫と一緒に遊べる体力が欲しい
・要介護状態になることでの家族へ迷惑をかけてしまう状態は避けたい

こうした願いを抱えている中で、やはり最優先させるべきは「健康」でしょう。病気や要介護状態になってしまえば、日常生活でできることが大きく制限されてしまいます。

NESTA-シニアフィットネストレーナーの取得方法は?

NESTA-シニアフィットネストレーナーの資格取得に関する詳細を紹介します

●資格取得までの流れ

  1. ホームページまたはFAXよりNESTA宛に申し込みをする
  2. 受講料を支払う。
    上記受講料には、受験・資格登録料等、資格取得までの費用一切が含まれています。
  3. 入金確認メールが届く
  4. 開催の約1週間前に最終確認メールが届く
  5. 講習会に参加する(2日間の合計16時間)
  6. 認定試験の問題を解き、提出する(試験はテイクホーム形式、マークシート)
  7. 合否通知が届き、合格の場合は認定証が届く。

●受験資格

18歳以上であればどなたでも受験可能です。

●開催場所

東京・名古屋・大阪

引用元:NESTA PFT

資格を取得するためには『18歳以上で講習会に参加し、試験に合格する』という条件をクリアすれば良いので、受験に関するハードルは比較的楽なことがわかります。

しっかり勉強すれば、どなたでも取得のチャンスはあります。

とはいえ、パーソナルトレーナーを目指す方にとって、この資格を最初の知識として学ぶのは現実的ではありません。

いまよりも、さらにステップアップしたい方向けの資格と言うことができるでしょう。

高齢者のお客様にも対応でき、社会に欠かせないパーソナルトレーナーになる方法

少子高齢化が進む日本において、若年層だけでなくシニア層にも対応したセッション力を持つトレーナーは、それだけで大きく収入を伸ばすことができます。

NESTA-シニアフィットネストレーナーの取得・勉強は、活動の幅を広げる大きな可能性を秘めていると言えるでしょう。

パーソナルトレーナーは特殊な職業で、名乗る上では特別な資格がないのにも関わらず、求められる知識・スキルは非常に専門的です。

  • お客様の現状(生活習慣や食事、運動能力や姿勢、歪みなど)を性格に把握できる
  • それぞれの状態と運動レベルに合わせた、トレーニング指導、食事指導ができる
  • ダイエット、アスリートのパフォーマンスアップ、一般人の機能改善まで幅広い指導ができる

こうしたノウハウを持っていないトレーナーは、現在のパーソナルトレーニングブームが去った後、生き残るのが非常に困難な状況に置かれるでしょう。

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服部拓也

パーソナルトレーナー

服部拓也

大手ジム、整体サロンでのトレーナー経験を持ち、パーソナルトレーナー養成スクール「2nd PASS」を卒業した後にトレーナーとして独立。トレーナーエージェンシーでは、パーソナルトレーナーになりたい人、現役パーソナルトレーナー向けコラムを執筆。ダイエットに悩むお客様、集客に悩むトレーナーの両方の悩みの解決を目指している。

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