【マッスルゲート2019】新宿高島屋が筋肉で埋まる!!大会レポート前編

新宿駅南口より徒歩2分。高級感溢れる百貨店として知られている新宿高島屋。
その新宿高島屋入り口のイベントスペースにて、なんとなんとボディビルの大会が開催されるという!
この様子をぜひ読者の皆さまにお届けしたいと思い、取材に伺うことにした

今回取材でお伺いしたのは、7月20日(土)21日(日)の2日間にわたり新宿高島屋1Fのイベントスペースで開催されたマッスルゲート2019。初日にはベンチプレス・デッドリフトの挙上重量を競うパワーリフティングの大会が開催され、大盛り上がりだったという。

本記事では、2日目に開催されたステージ上での肉体美を競うボディビル大会の様子をお届けする。今イベントは開場とほぼ同時に立ち見客で溢れかえるほどの大盛況のうちに開催された。

ご覧ください、この場外に溢れ出す人々を

 

「日本一規模は小さいけれど、日本一審査員が豪華な大会」

今回のイベントを主催されている、ゴールドジムの荒川孝行さんにお話を伺った。
Q. 今回のマッスルゲートは4回目の開催と伺いました。このマッスルゲートはどのように生まれたのでしょうか?
(荒川さん)
A.  もっとフィットネスの素晴らしさを多くの方に知ってもらうために、何か出来ないかと考えたところから始まりました。
ボディコンテストもパワーリフティングを観戦に来る方も、すでにトレーニングをしている方がほとんどです。

 

トレーニングをしたことがない、運動に関心がない方にもトレーニングの素晴らしさをつたえるために、開かれた場所でイベントを開催しようと思い、マッスルゲートが誕生しました。
Q. 確かに開かれた場所でのコンテストは、従来と一風異なりますね。現に今も続々と興味を示した買い物客が足をとめています。マッスルゲートには他にどのような特徴があるのでしょうか?
(荒川さん)
A. このイベントは初心者向けの大会、かつ非公式大会であり誰でも気軽に出場できることが特徴です。近頃では公式のコンテストに参加する選手が急激に増え、公式コンテスト参加へのハードルがどんどんと高くなって来ている傾向があります。
大会出場はもう少し身体が出来上がってから…と、ためらわれる方が多い中、マッスルゲートはどんな人でも気軽に参加できるお祭りのようなイベントとなっています。

 

そして、このイベントで特筆するべきところは、『審査員の豪華さ』です。
今回のマッスルゲートには、超一流と言っても過言ではない審査員たちを揃えました。
これは『日本一規模が小さいけれど、日本一審査員の豪華な大会』となるでしょう。
審査員のラインナップ発表後「この人たちに審査してもらえるなら!」という事でエントリーが一気に集まりました。

 

審査員紹介

それもそのはず、今回の審査員達は、フィットネス愛好家であれば誰もが尊敬の念を抱く実績の持ち主ばかりなのだ。
左から順にご紹介しよう。

加藤直之 さん
2017年アジアボディビル選手権70キロ級3
今大会のゲストポーザーも務めている。

澤田めぐみ さん
201718日本女子フィジーク選手権2連覇
2018アジア選手権オーバーオール優勝
なんと現役の日本チャンピオンなのである!

大澤直子 さん
2016年アジア女子フィジーク選手権優勝
その芸術的な美しいポージングには根強いファンが多い、日本屈指の女子ボディビルダー。

小沼敏雄 さん
全日本ボディビル選手権を通算14回優勝した、ボディビル界の生ける伝説だ。

高田一也 さん
トップボディダーとして長年活躍後、パーソナルトレーニングジムTREGIS設立。
トレーナーとしての知名度も高い。実はタレントの吉川ひなのさんの実兄。

有馬康泰 さん
2018年世界マスターズフィジーク選手権4044歳以下級5
Body Work Space EVOLV代表
日本のメンズフィジークのシーンを牽引したのは、間違いなくこのお方なのである。有馬さんに憧れてフィジークへの出場を決めたという人も多いはず。

鈴木雅 さん
そして今回審査委員長を務めるのが、もはや説明は不要であろうこのお方。
2016年アーノルドクラシック80kg優勝
同年世界ボディビル選手権優勝
全日本ボディビル選手権を9連覇中の絶対王者。

カメラに向かって満面の笑みとポーズを決めてくれた、鈴木雅 審査委員長
審査員紹介の場面で観客からは「腕から脚が生えてる!」と掛け声があがったのを筆者は聞き逃さなかった。
これがマッスルゲートらしさだろうか?

 

いよいよ競技開始

選手が入場する前から会場は賑やかに盛り上がっていた。

そんな中、競技開始の皮切りとなったのがフィットネスビキニのカテゴリーだ。

フィットネスビキニ

フィットネスビキニとは?
鍛えられた健康的な女性らしさを競うカテゴリー。
引き締まった筋肉やバランスの取れたプロポーションなど、健康的で美しい体を競う

今回のビキニカテゴリーは、ノービス(初心者向け)と一般の2部門に分けられて競われた。
ノービスとは、初めて大会に出る人のためのいわゆるビギナーのための部門との事だ。

まずはノービス(初心者向け)部門の2名の選手が入場

フロントポーズ、そしてバックポーズを審査員の掛け声によって披露。2名のみの参加とはいえ選手の位置を入れ替えての審査もあり本格的な大会さながらのジャッジがされているのがわかる。

両選手とも初めてのステージングを緊張しながらも楽しんでいる様子が伝わって来た。

 

続いてはビキニ一般の部の選手が入場
健康的に引き締まった筋肉を纏った選手たちが美しい肉体美を披露する。
審査はノービス同様、フロントポーズ・バックポーズ・スリーステップフォワード(選手全員で3歩前に出る)で行われた。
各選手が煌びやかな衣装を纏い、自身に満ち溢れたポージングを魅せていた一際大きな歓声を受けていたのは7番の鈴木琴子選手

審査は選手の場所を入れ替えながら入念に行われた。

全てのジャッジを終え、選手は歓声に包まれながら優雅な立ち振る舞いでステージから降りてゆく。

続いては誰もが待っていたあのカテゴリーが始まる。

メンズフィジーク

メンズフィジークとは?
ボードショーツやサーフパンツが似合う、鍛え上げたカッコいい身体を競う。
近年、海外に限らず国内でも絶大な人気を誇っている
メンズフィジークのカテゴリは、
ノービス170cm以下級・ノービス170cm超級・マスターズ(40才以上)・一般の部172cm以下級・一般の部172cm超級に別れての審査となった。
ノービス部門では初めてステージに立つとは到底思えない完成度を誇った選手もおり、観客からも驚きの声が上がっていた。
ノービス170cm以下級
ノービス170cm超級

 

続いては40才以上の部、マスターズ。
選手一同が入場するなり、周りの観客から感嘆の声が上がるのが聞こえる。どの選手も筋肉隆々で、40以上にはとても見えない体をしているからだ。これは後に続く一般の部の選手たちにも負けない完成度であった。
とてもマスターズの年齢には見えない身体をしたマスターズの選手たち

 

メンズフィジーク最後は一般の部門だ。
172cm以下級では、比較審査にて出番が多かった選手を審査員が自ら「キツいけど頑張ってください!」と声をかける場面も見られた。
172cm以下級の選手たち
独特のオーラを放ち観客からの目線を奪っていた岡野紘大選手(左) と
最後に比較されていた桐生マサキ(右)選手。
この2名での優勝争いが予想された。

 

続いて172cm超級の選手たちが登場
高い身長にカッコいいシルエットが映える選手が多かった。
どうやら上位選手を決める審査が行われている模様。
左端の冨菜政次選手のシルエットの美しさには目を見張るものがあった。

 

かなり審査が難しい接戦になったようだ。選手退場後もしばらく、審査員席からまるで苦悩の声が聞こえてくるようだった。

 

ボディフィットネス

しばらくの後、いよいよ本日のイベント最後のカテゴリーが始まる。
ボディフィットネスだ。

ボディフィットネスとは?
筋肉を鍛え、シェイプされたアスリート体型の身体を競う。
本場のアメリカではフィギュアと呼ばれ、近年競技レベルが上がり大人気の競技となっている。
司会のコールと共に、見事な筋肉を誇る4名の選手たちが入場した。
ボディフィットネスはビキニとは異なり、クウォーターターンでの審査がある。それだけ身体の仕上がりを厳しく審査されるということだろうか。
各選手共、筋肉量とシェイプの完成度が高く接戦が予想された。
クウォーターターン審査の様子
絞られたウエストから、背中とヒップでS字カーブをいかに美しく見せるかがポイントだ。

 

こうして接戦の中、全てのカテゴリーの審査が終了した。

 

この後に続くのは、
日本屈指のボディビルダーである加藤直之選手、そしてタイ人初のプロビキニアスリートのニッタヤ・コンサン選手によるゲストパフォーマンス、そして各カテゴリの結果発表と表彰式だ。

 

その様子は後編にてお伝えできればと思う。
そしてこの日ご活躍された選手の皆さまには心からの声援と拍手をお送りしたい!!

後編に続く

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