パーソナルトレーナーとは?

初回で失敗しない!パーソナルトレーニングのベストな流れを解説

パーソナルトレーニングのベストな指導方法とは?パーソナルトレーナーにとって、この問題は避けて通れません。

セッションの中でも、最も重要なのが初回です。

「初回のセッションで失敗したくない!」そんなトレーナーにむけて、初回セッションの具体的な流れを徹底解説します!

パーソナルトレーニング「初回」の流れ

初回に把握すべきは、お客様のゴールとスタート地点。そのために必要なことを1つずつチェックしていきましょう。

①カウンセリング

カウンセリングで確認したいのは、主に次のことです。

1.目標と目的

目標と目的には、例えば次のような違いがあります。

●目標

・2ヶ月で体重を6kg落としたい
・背中と二の腕の肉を落としたい

●目的

・結婚式で両親に綺麗な姿を見てもらいたい
・健康診断に引っかからないようにして、家族を養い続けられる体を手に入れたい

目標と目的を確認するのは、お客様が「どんな理想を実現したいか(目的)」、そこにむけて「具体的にどんな結果が必要か(目標)」を確認するためです。

2.既往歴

過去の病気や怪我をカウンセリングします。特に腰や首に関する怪我の有無(ヘルニアなど)、心血管系疾患は注意が必要であり、しっかり確認しましょう。

3.運動歴

パーソナルトレーニングを受けて頂くにあたり、運動歴はお客様が現状どれだけ動くことができるかの一つの参考になります。

部活やジム通いでトレーニング経験がある方であれば、一度覚えた体の使い方を思い出させるだけのため、比較的動けるようになるのも早いです。

しかし、ほぼ運動経験やトレーニング経験が無い方の場合、まずは体をトレーニングの動きに慣れさせることから始める必要があります。

それぞれの運動歴で、やるべきことは大きく変わってくるのです。

③測定

ダイエットやボディメイク系の方は特にですが、頑張った結果がそのまま数字に現れると嬉しく思い、モチベーションも高まります。

体組成計、ウエストなどの周囲径、血管年齢などを測定し、ビフォーアフターの変化を見える化しましょう。

④姿勢・動作チェック

私が実際に行なっているのは、『FMS』というシステムを使っての姿勢・動作の評価です。

【参考】結果を出すパーソナルトレーナーになるための資格『FMS』

ここからわかることは、過緊張筋と低機能筋、そしてそこからの苦手な動作です

これらを知ることで、あらかじめトレーニング種目を行う上での代償動作も予測できます。

ダイエットが目的のお客様でも、姿勢の改善、代償動作の予防をすると体を動かすことが楽になり、より運動への抵抗感が減ります。

とはいえ、「なぜ、このお客様はこんな動きになってしまうのだろう?」「何でここまでしか可動域がないのかな?」という疑問を解決するには、解剖学的な理解が必要です。

・どの筋肉が緊張し、機能が低下しているか?
・なぜ、そうなっているのか?
・どうしたら解決できるのか?

学術的な観点で、この点をしっかり指導・改善できることが重要です。

⑤筋膜リリース、ストレッチ、コレクティブエクササイズ

姿勢と動作のチェックで現状確認ができたら、今度はその改善です。

まずは過緊張筋をほぐし、その後は低機能筋の反応を良くするためのエクササイズを行うことで、人間本来の姿勢へ戻す作業を行います。

そして今度は、代償動作を伴う動きの動作改善を行い、自然な体の使い方ができるように指導しましょう。

⑥ドローイン

ドローインは『引っ込める』『空気を吸い込む』という意味であり、呼吸をしっかり使ってお腹の深層筋を鍛えることが可能。

体幹トレーニングという目的で私は使っています。

お腹の深いところから体を支えることができれば、腰痛改善などにもつながります。

極端な話、「ドローインを極めればこれだけでウエストをシェイプアップできる」と言い切るトレーナーもいるほど重要なエクササイズです。

⑦ブレーシング

ブレーシングは腹圧をしっかり高めるために行います。

特にベンチプレスやスクワット、ショルダープレスなど、高重量を扱う種目において腹圧を高められることは非常に重要な役割となるため、指導できるようにしましょう。

⑧メイン種目

これはお客様が目標を達成するために選択する種目です。

ダイエット目的のお客様の場合、基本は大きな筋肉を使う種目を選択すると良いでしょう。

この種目選択もポイントがあり、ただ単に『下半身を引き締めるためにスクワットを行いましょう』では理由付けが弱いです。

『あなたの場合、骨盤後傾の姿勢になっており、ハムやお尻の筋肉が過緊張し収縮、大腿四頭筋の機能は低下して引っ張られています。

下半身を引き締めると同時に姿勢も改善したいので、種目は大腿四頭筋をしっかり使えるスクワットを行いましょう』

パーソナルトレーナーとして活動するのであれば、ここまでは言えると良いですね。

⑨クールダウン

最後はクールダウンでしっかり疲労回復に努めます。

一人では行えないペアストレッチなどを用い、お客様が満足してセッションを終えられるようにしましょう。

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初回セッションを成功させ、リピート率を上げたい方へ

今回は初回の流れを紹介しました。

初回のセッション、または体験やカウンセリング次第でお客様が次に来店して頂けるかどうかが決まります。

ここでパーソナルトレーナーとして、あなたの魅力がしっかり伝わるように頑張りましょう。

ここで一つ質問です。

この記事で初回セッションの流れを細かく紹介しましたが、いざこの流れで実践するとして、全てスムーズに行えるでしょうか?

文面において流れを紹介することは可能です。

しかし、実技は文面だけで教えることは不可能なので、ここは経験者でない限り難しいかもしれません。

今、実力が足りないと感じる方は、一流のパーソナルトレーナーに直接学び、それを真似することがおすすめです。

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服部拓也

パーソナルトレーナー

服部拓也

大手ジム、整体サロンでのトレーナー経験を持ち、パーソナルトレーナー養成スクール「2nd PASS」を卒業した後にトレーナーとして独立。トレーナーエージェンシーでは、パーソナルトレーナーになりたい人、現役パーソナルトレーナー向けコラムを執筆。ダイエットに悩むお客様、集客に悩むトレーナーの両方の悩みの解決を目指している。

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