鍼灸師の志望動機の書き方!転職を有利にするためのコツを解説!

鍼灸師として働きたいと考えたり、鍼灸師の資格を活かしてパーソナルトレーニングジムなどのスポーツ施設で働きたいと思い転職する際には、志望動機を考えなければなりません。

しかし、どういった志望動機にすれば良いのかわからず、書き方に悩んでしまう人は少なくないでしょう。

この記事では、志望動機の作り方を踏まえて、実例を紹介します。あわせて、志望動機を書く際に大切なポイントを解説しますので、鍼灸師としての転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

志望動機を明確にする事から始めよう

志望動機を記入する前に、自分の志望動機をはっきりさせましょう。次に紹介する3点をおこなう事で志望動機が具体化し、採用担当者の心に響く内容へと近づくでしょう。

これまでの仕事を振り返る

転職の志望動機を作成するときに最初におこないたいのは、経歴の振り返りです。

自分の活躍を採用担当者に期待させるためには、これまで鍼灸師としてどのような仕事をしてきたか、どういったスキルを持っているかが重要になります。数量的な実績ではなくとも、応募先での業務に共通する項目があればアピール材料になるため、自分の経験や実績を一つひとつ振り返ってまとめてみましょう。

また、鍼灸師としては未経験であっても、例えばアパレル勤務の経験がある場合には、お客さまに対して気遣いをしたり、お客さまとコミュニケーションを取ったりしながら要望に応えるなど、鍼灸師の業務に通じる部分があります。

メーカー工場に勤めていた場合は、手先の器用さが役立つ点が鍼灸師の業務との共通点になるかもしれません。

なお、新卒であれば職歴でアピールする事は難しいため、アルバイトやクラブ活動・地域のボランティア活動などの経験を振り返ってまとめましょう。

なぜ志望したか動機を明確にする

なぜ、その院・施設を志望するのか、理由を明確にする事が大切です。
その業界を志望する動機は明確であっても、なぜその応募先を選んだのかが明確でないと、採用担当者に熱意が伝わりません。

志望動機を明確にする際には、できる限り具体的にイメージしましょう。具体的であればあるほど採用担当者にも明確に志望動機が伝わり、応募先でどのように貢献できるかをイメージしてもらいやすくなります。

特に、次の4つについて明確化しておき、採用担当者に伝わりやすいようにまとめておく事が大切です。

  • なぜ、応募先の鍼灸院を選んだのか
  • 応募先の鍼灸院で何をしたいのか
  • 自分が持つスキル・知識で、応募先の鍼灸院や利用者に対してどのような貢献ができるのか
  • 利用者に対して提供したいサービス内容は何か

鍼灸院での働き方をイメージする

自分が応募先で貢献できる人材であるとアピールするために、鍼灸院での働き方をイメージしましょう。過去の経験・実績を活かした働き方や実現したい想いを売り込めば、熱意を効果的に伝えられます。

【志望理由書の例文】自分を売り込む最大の武器にしよう

実際に、鍼灸師の志望理由を記入する際の例文を紹介します。
アピールの仕方は経験・想い・応募先の特徴によりさまざまなので、以下の2つの例を参考に自分の状況にあてはめて考えると良いでしょう。

<例1>接客の経験を活かして鍼灸院へ転職したいときの志望動機

私が貴院を志望する理由は、販売員としての接客スキルやお客さまの小さな変化を見つけられる能力を活かせると考えたからです。

私は、前職にてスニーカーなどのカジュアルシューズの販売員を5年間勤めていました。未経験からスタートして3年目からは店長を任されました。靴の販売員をしていてわかった事は、わずかな靴のフィット感の違いが、お客さまの日常の快適さや体調に影響する点です。今、私はお客さまの歩き方や姿勢を見れば体調や状態がわかるので、多くの人に快適に過ごしてほしいと強く思っています。

私は、鍼灸師としては未経験です。しかし、お客さまの様子を見たり、コミュニケーションをとったりしながら悩みを解消する事は得意です。痛みや悩みに寄り添ってくれると評判の高い貴院で、私もお客さまを第一に考え、技術を磨いていきたいと考えています。鍼灸師として技術を発揮して、地域住民の良好な健康状態に貢献したいと考えています。

<例2>地域密着の働き方を希望する志望動機

私は、私自身が生まれ育った地域の人々が、老若男女問わず元気で趣味やスポーツに打ち込めるように力を発揮したいと思っています。そして、貴院は私たち地元民にとって歴史あるなじみ深い鍼灸院であると同時に、多くの住民から親しまれている院です。さらに、美容鍼灸やスポーツ鍼灸など新たな診療科目に対しての取組みもされています。

趣味やスポーツを楽しむのは、身体の健康だけでなく、メンタルの充実にもつながると思っています。貴院の取組みは、私の理想とする鍼灸のイメージにとても近いと感じました。もし採用していただけたら、精いっぱい技術を磨いて、地域を代表する鍼灸師になりたいです。

2つの例のように、経験や理想の働き方を具体的にイメージして、わかりやすい言葉で記載すると、効果的な志望動機になります。

志望理由作成に大切な3つのポイント

志望動機を作成する際に、大切なポイントを紹介します。次に紹介する3つのポイントを押さえれば、しっかりとアピールできる志望動機書が作成できるでしょう。

1.文章は簡潔に伝わるようにしよう

最初に、文章を伝わりやすく簡潔に記載する事を意識しましょう。すばらしい志望動機を持っていても、面接官に伝わらなければ意味がありません。
文章を伝わりやすく書くためには、次のようなコツがあります。

  • 結論から書く
    志望動機を話し言葉のように時系列や思いついた順で書いてしまうと、読み手からすれば何を伝えたいのかがわかりづらくなります。必ず、結論から書くように強く意識しましょう。結論のあとに理由や具体例を記載すると、文章の説得力が高まります。
  • 文章の長さに注意する
    一文の長さは、長くても60字以内にまとめましょう。文章が長くなると読みづらいため、読み手は文章の意図がわからなくなります。
  • 全体の分量を400字程度にまとめる
    全体の文章量は400字程度にまとめましょう。400字の目安は、原稿用紙1枚程度です。履歴書などスペースの関係で400字でも枠内に収まらない場合は、枠内に収まるように文章を調整しましょう。

2.相手が想像しやすいよう具体的な表現を使おう

志望動機や熱意を伝えるためには、具体的な表現が重要です。例えば「すてきな鍼灸師になりたい」というように抽象的な表現はNGです。

「私は、杖なしでは歩けない祖父と一緒に生活しているので、高齢者の腰や足の状態を良くするようサポートしたい」などのように具体的に書きましょう。

3.読み手の立場を意識した文章にする

志望動機は、自分自身を商品としてプレゼンテーションしつつ、読み手の立場を意識した文章にしましょう。採用担当者の目線に立つ事で、意味が伝わりづらいところがないか、読みづらいところはないかを確認できます。

まとめ

鍼灸師として鍼灸院・各種施設・企業などに採用されるためには、志望動機が重要となります。鍼灸師は国家資格の独占業務であるため、志望動機が明確であれば採用に至る可能性が高くなるでしょう。

志望動機は応募先の院や企業にとって、採用後に活躍する度合いをイメージするための判断材料です。読み手がイメージしやすいように、志望動機や採用されたときの目標などを具体的に書きましょう。

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