整体師の志望動機とは|採用につながるコツ・例文

整体師になるためには、ほかの職業と同じく、採用選考の際に履歴書・職務経歴書などの書類を提出する必要があります。そのなかでも、特に重要であり難しいのが志望動機です。

そこで、この記事では、採用につながる整体師の志望動機の書き方について解説します。整体師を目指している人、志望動機の書き方を知りたい人はぜひチェックしてください。

志望動機は自己PRにつながる

志望動機は、ただ単に自分の志望理由を書くだけではなく、記入した内容を通して自己PRもできる項目です。

より効果的な志望動機にできるよう、ここで自己PRの大切さと採用担当が志望動機でチェックするポイントを把握しておきましょう。

整体師として採用されるには自己PRが必要

整体師として必要な技術を学校や実践で身につけていても、それだけで採用選考に通るとは限りません。採用選考の際には、自身の持つ知識・技術などを絡めて自己PRをおこない、応募先に「採用したい」と思わせる必要があります。

そのためには、履歴書や職務経歴書に志望動機をしっかり書き込み、自己PRをして行く事が大切です。

志望動機からチェックされる3つのポイント

書類を受け取った応募先の採用担当者は、おもに志望動機から3つのポイントをチェックします。
そのポイントとは、以下の3つです。

  • 熱意があるかどうか
  • 会社にフィットするかどうか
  • 会社に貢献できそうな人材かどうか

これらを意識して志望動機を書く事で、採用担当者により良い印象を与える事ができるでしょう。

志望動機を記入するために必要な3つの事

志望動機を記入する前に、やっておくべき事が3つあります。
ここからは、志望動機を記入するために必要な3つの事について解説します。

自分自身の経歴とスキルの棚卸

志望動機を書く前には、自分の経歴とスキルをまとめておきましょう。
そうする事で、自分が整体師としてどのような事ができるか、整体師になるために何をがんばってきたのかが明確になり、志望動機に活かしやすくなります。

また、柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師などの医療系の資格・介護士などの介護系の資格・スポーツトレーナー系の資格など、整体師の仕事に直接役に立つ資格を持っている場合は、資格取得のためにがんばってきた事を記入しましょう。それにより、整体師への熱意や能力をアピールする事ができます。

整体師という職業の研究

整体師という職業について研究して知識を蓄えておく事も、志望動機を書くうえでは重要といえます。

整体師は、非常に幅広い分野で活躍できる職業です。整体師としての職業の可能性や将来性を知れば、スキルの習得により将来的にどのような活躍の場があるのか、どういった仕事をしたいのかをより明確にできるでしょう。

【「整体師とは」の記事にリンク】

応募先の研究

志望動機を書くためには、職業だけではなく応募先についての研究も重要です。

応募先がどのような整体院・施設・企業なのか、どのような特徴があるのかを調べておく事で、志望動機もそれに合わせた内容を書く事ができます。その応募先に特に魅力を感じる特徴があれば、それをそのまま志望動機の軸にしても良いでしょう。

応募先の研究をする際には、サービスの内容だけでなく企業理念や社風までチェックすると、使える情報がより増えます。可能であれば競合の整体院・施設・企業と比較して、応募先だけが持つ特徴を明確にしておくと良いでしょう。

整体師として採用されるための志望動機のコツ

整体師として就職するためには、採用率を高められるような志望動機を考える必要があります。以下で紹介するコツを押さえると、より効果的な志望動機を作れるでしょう。

応募先とのマッチングを意識する

志望動機を書く際は、自分の特徴・強みが、応募先の整体院・施設・企業の強みや社風にマッチしているような書き方を意識すると良いでしょう。

具体的には、応募先の理念に強く共感している事をアピールするといった方法があります。

持っているスキル・資格を積極的にアピールする

整体師は特定の資格が必要な職業ではないものの、仕事に関連する資格を保有していれば、アピールになります。

とはいえ、ただ単に資格を保有している事を書くだけでは、あまり効果はないでしょう。

より強くアピールするためには、整体師としてその資格をどう活かせると思ったのか、取得のためにどのような学習をしたのかを書く事が大切です。

内面をアピールする

整体師への適正を示すためには、技術や資格だけでなく、内面をアピールするという手段もあります。

一般的に、整体師には「人とコミュニケーションをとるのが好き」「相手のペースに合わせられる」「サポートするのが好き」といった性格の人が向いているとされています。そのため、これらの特徴を上手にアピールできれば、良い印象を与えられる可能性が高くなるでしょう。

ただし、応募先によって求める人材は異なります。上記の特徴は一般的なものですので、応募先とミスマッチだと思った場合には、アピールはしないほうが良いでしょう。

整体師の志望動機を書くときのコツ

ここからは、実際に志望動機を書くときのコツを紹介します。

志望動機は相手の立場になって書く

志望動機は、読み手を意識して書く事がコツです。
内容がどうであれ、読みにくくわかりにくい文章は、それだけで評価を下げる原因となります。相手にとって読みやすいよう、ていねいかつ簡潔な文章を意識しましょう。

また、志望動機は「採用したら応募者がどの程度活躍してくれそうか」を判断するための指標でもあります。そのため、自分が応募先に対してどのような価値を提供できるかをアピールする事も重要です。

客観的な裏づけを意識して書く

整体師の仕事では技術が重要視されます。そのため、客観的に技術や実績を証明できれば、即戦力となる人材だと判断されて採用が近づくでしょう。

技術を証明するために最もわかりやすいのは、資格・職歴・学歴です。なお、資格に関してはまだ保有していなくても、学習中の資格として記載する事でアピールができます。

徹底的に他店(院)と比較をする

現在は整体院の数が多いため、なぜ他院ではダメなのかを示す事ができれば、熱意を強くアピールできます。

整体院は、院ごとの特徴を打ち出している事も多くあります。他院にはない特徴を見つけ出し、それに合わせた志望動機を書けると良いでしょう。

【例文】整体師の志望動機

ここまで、整体師の志望動機の書き方について解説してきましたが、実際に志望動機を書くとなると難しいと感じる人もいるでしょう。
ここからは整体師の志望動機の例文をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

美容への意識の高さをアピールする

「近年は、女性の美容のために骨盤を矯正する事の大切さが主張されていますが、私自身の実体験として姿勢の重要性を強く実感しています。というのも、元々私は腰痛持ちだったのですが、整体院に通うようになって調子が良くなった事を実感したからです。

以前の私と同じような思いをしている人は決して少なくないと思うので、私が技術を発揮する事で、身体が不調な人を一人でも多く改善できたら良いなと思っています」

この例文では、整体師の美容的な側面に対して強くアピールをしており、特に美容に力を入れている整体院向けの志望動機といえるでしょう。
このように、応募先の特徴に合わせた志望動機を書く事が大切です。

ほかの整体院からの転職時の志望動機の実例

「私は、これまで4年間、○○院で整体師として勤務しました。そちらでは、利用者が安心できるコミュニケーションのとり方を始め、非常に多くの事を学ばせていただきましたが、施術メニューの関係上、私の持っているアロマトリートメントの施術を提供する事ができませんでした。

貴院はメニューが豊富で、アロマトリートメントだけではなくさまざまな施術を担当できそうであるという点に、大いに魅力を感じました」

こちらの例文は、すでに整体師としての経験のある人のものです。整体師としての経験はそのままアピールポイントになるため、このように積極的に主張していきましょう。

まとめ

整体師に限らず、履歴書・職務経歴書ではどのような志望動機を書くかが重要です。応募先の採用担当者は、志望動機で「応募者の熱意」や「会社に貢献できそうな人材かどうか」などを測っています。そのため、志望動機で上手に自己PRする事が必要です。

志望動機で自己PRするには、自分の経歴・スキルの棚卸、職業・応募先の研究などを通して自分と応募先のマッチするところを探していきます。自分のスキル・強みが応募先の社風などにマッチしている事をアピールできれば、採用後にどのように貢献するかを採用担当者がイメージしやすくなるでしょう。

ぜひ、今回紹介した例文なども参考にして「採用したい」と思わせるような志望動機を作成してみてください。

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