スポーツトレーナーに就職するための志望動機の書き方とは?

スポーツトレーナーに就職するための志望動機の書き方とは?

スポーツ選手や、トレーニングジムの利用者などのトレーニング指導などをするスポーツトレーナー。就職する際には、ほかの職業と同じように履歴書や職務経歴書を提出するのが一般的です。

この履歴書や職務経歴書を書く際に、最も悩む項目が志望動機でしょう。

この記事では、スポーツトレーナーとして採用されるために効果的な志望動機の書き方を詳しく解説していきます。スポーツトレーナーを目指している人、志望動機の書き方に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

スポーツトレーナーになるための志望動機とは

まず、スポーツトレーナーの志望動機には、どのようなものがあるのでしょうか。

スポーツトレーナーとして採用されるには

スポーツトレーナーとして採用されるためには、書類選考と面接を通過するのが一般的です。スポーツトレーナーが働く場所は、スポーツクラブやパーソナルトレーニングジム、プロスポーツチームなど多岐にわたりますが、どこで働くにしてもなぜその職場で働きたいのかという志望動機を求められる場合がほとんどです。

スポーツトレーナーを目指す人の大半はスポーツが好き

スポーツトレーナーの志望動機として真っ先に思いつくのは「スポーツが好き」という事でしょう。

しかし、スポーツトレーナーを志望する人の多くは、スポーツが好きという理由でトレーナーを目指しています。そのため、志望動機としてスポーツが好きだという事を書いても、ほかの候補者と被ってしまい、アピールとして効果的ではありません。

自分をよりアピールするためには、そこからさらに踏込んで違うアプローチをするなど、ほかの候補者の志望動機と差別化を図る必要があります。

履歴書や職務経歴書に書くべき志望動機

ここからは、履歴書や職務経歴書に書くべき、具体的な志望動機のポイントを紹介します。

なぜスポーツトレーナーになりたいのか?

まずは志望動機という言葉のとおり、なぜスポーツトレーナーになりたいのか、その動機や理由を書く必要があります。

根本的な理由は「スポーツが好き」でも問題ありませんが、それだけで終わらせない事が大切です。例えば「選手の活躍をサポートしたい」「ケガをしたときの選手の気持ちを支えたい」「身体を動かす仕事をしたい」など、より具体的で細かい部分まで書くようにしましょう。

スポーツトレーナーとしてどんな事をしたいか?

スポーツトレーナーの仕事は幅広い領域にわたるため、どのような事をしたいのかを具体的に書きましょう。そうする事で、採用後に活躍するイメージをもってもらいやすくなります。

なぜその職場で働きたいのか?

ただ単に、スポーツトレーナーになりたい理由を書くだけではなく、なぜその職場で働きたいのかを書く事で、応募先に対する熱意を伝えられます。可能な限り、応募先の公表している理念やビジョンなどに共感した理由を書く事が大切です。

そのほかには、応募先の特色ごとに合わせた理由を用意するのも良いでしょう。例えば、子供を対象とした施設なら「子供と関わりたい」プロスポーツチームと契約をしている施設なら「一流のアスリートをサポートしたい」などと記載します。

スポーツトレーナーの志望動機が思い浮かばないときはどうする?

スポーツトレーナーには志望動機が必要だといわれても、なかなか思い浮かばない人もいるでしょう。そこで、ここからは志望動機を作成するためのヒントをいくつか紹介します。

どのような事ができるかをイメージしてみる

自分がスポーツトレーナーになったとき、どのような事ができるのかをイメージすると志望動機が浮かびやすくなるかもしれません。

まずは、自分にどんなスキルがあるのか、どんな経験を積んできたのかなどを整理します。そして、自分のやりたい事、どのように活躍したいのかなどが浮かんでくれば、それをもとにして志望動機を書く事ができるでしょう。

資格取得や学校を選んだ経緯を記載する

スポーツトレーナー関連の資格を持っている、あるいはそういった分野の大学に通っている人は、そこに至る経緯を書く事で志望動機につなげる事もできます。

資格や大学名・学部名などは具体的に熱意を示せる証拠となるため、それらを記載する事でアピール力の強い志望動機になります。取得した資格については、取得するためにどう努力したのかなどを書く事で真剣さをより強く伝えられるでしょう。

応募先について詳しく調べる

スポーツトレーナーという職業や応募先の施設・企業について詳しく調べる事も、志望動機を書くために役に立ちます。

調べた情報を活かして、志望動機欄により具体的な内容を記載する事ができます。それだけでなく、仕事内容や応募先について調べている内に、自分のなかの志望動機がより明確になってくるでしょう。

学校や専門学校の先生に相談する

新卒で応募する場合には、学校や専門学校の先生に相談すると良いでしょう。志望動機を見てもらえれば、どう直したら良いか具体的なアドバイスをもらえる事があります。

先生だけでなく、信頼できる友達や家族などから客観的な意見をもらう事でも、打開策につながるかもしれません。

スポーツトレーナーの志望動機NG例

志望動機を書く際には、避けたほうが良い事がいくつかあります。ここからは、代表的なNG例を紹介します。

読みにくい文章

志望動機を書いた履歴書や職務経歴書は、当然ですが人が読むものです。そのため、読みやすさは重要なポイントとなります。

手書きの場合には誤字・脱字などがないようにして、ていねいに読みやすい文字を書くように気をつけましょう。パソコンの場合は読みやすいフォントを選び、ちょうど良い分量で書く事が大切です。

起承転結の構成ができていない文章

文章の構成が起承転結になっていないと、読み手としては内容を理解しにくくなります。

起承転結の構成ができた文章を書く方法として、結論・理由・具体例・結論の順で書くPREP法があります。志望動機の文章は、基本的にこのPREP法で書いて行けば、読みやすい文章になるでしょう。

文章量が少ない

志望動機は文章量が少ないと、熱意が低いように思われてしまう傾向があります。
しかし、あまりに長すぎても、読みにくいだけでなく内容が理解しづらいため、注意が必要です。

【例文】スポーツトレーナーの志望動機と注意点

スポーツトレーナーの志望動機の例文をいくつか紹介します。志望動機を書く際に、参考にしてみてください。

スポーツの経験に基づいた志望動機の実例

「私は、小学校から高校までずっと野球をプレーしてきました。高校のときには、キャプテンを経験し、チームも県大会ベスト4の成績を残す事ができたのですが、今でも心残りになっているのは、メンバーのうち1人がケガで最後の大会に出場できなかった事です。

この後悔から、私はアスリートのケガの予防や早期回復に強く関心を持ち、専門学校のスポーツ医学科に進みました」

この例文は、自身の具体的なスポーツ経験をもとに志望の動機へとつなげています。

最初に紹介したとおり、ただ「スポーツが好き」という事をアピールするだけでは、ほかの応募者と重なってしまうので注意しましょう。この例文のように、具体的なエピソードとスポーツトレーナーを志した理由を書く事が大切です。

サポートが好きである事をアピールする志望動機の実例

「私は縁の下の力持ちタイプで、特にフットワークの軽さに自信があります。例えば、部活や趣味のキャンプなどでも、ケガをしそうな心配な箇所があったら積極的に声掛けをしたり、サポートできるように手を伸ばしたりします」

スポーツ関連で強いエピソードがない場合には、この例文のようにスポーツトレーナーの適正をアピールするという方法もあります。性格的な面・得意な事などでアピールできそうなものがあれば、それを上手にスポーツトレーナーの仕事や志望動機につなげるようにしましょう。

まとめ

スポーツトレーナーの志望動機には「スポーツが好き」と書く事が多いものです。しかし、それでは選考の際にほかの候補者との差別化が図れないため、スポーツに対する気持ちに加え、より具体的な理由を用意できると良いでしょう。

そして、応募先の特色・志向、自分自身の経験などを掘り下げながら書く事で、採用担当者に響く志望動機が作れます。

企業研究と自己分析を重ねて、オリジナルの志望動機で応募先にアピールしていきましょう。

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