JBBFとは?ボディビルの草分け的団体の概要や選手登録方法を紹介

ボディビルに興味がある人や実際にボディビルをやっている人のなかには、JBBFという団体の名前を聞いた事がある人も多いでしょう。JBBFは大会の主催もしているため、出場を検討している人もいるかもしれません。

この記事では、JBBFという団体をより詳しく知ってもらえるよう、団体の概要や特徴などを紹介します。実際の選手登録の方法も説明しますので、JBBFの大会への出場を検討している人や選手登録先を迷っている人は、ぜひ目を通してみてください。

JBBFとはどのような団体?

まず、JBBFがどのような団体なのか、簡単に説明します。

日本ボディビル界の草分け的団体

JBBFは「日本ボディビル・フィットネス連盟」の頭文字の略です。
JBBFの発足は1955年(昭和30年)と日本のボディビル団体ではかなり早く、発足当時は「日本ボディビル協会」という名称でした。その後、1982年(昭和57年)に現在の「日本ボディビル連盟」となったのです。

JBBFはその発足の早さから、日本ボディビル界では草分け的存在となり、第一次ボディビルブームを引き起こして日本にボディビルを浸透させた立役者でもあります。

ドーピングには厳しい

JBBFは、数ある日本のボディビル団体のなかでも、特にドーピングに厳しい団体として知られています。JBBFの所属選手は大会に出場する際、アンチドーピング講習会の受講が必須です。必ずドーピング講習の費用を支払って、講習を受ける必要があります

そして講習に加えて、ドーピング検査も厳しくおこなわれます。大会に参加した選手のなかでも、特に優勝者や受賞者に対して、抜打ちのドーピング検査がおこなわれる事もあるといいます。過去には、日常生活でいきなり検査員が現れて検査を要求された選手もいたそうです。

ドーピングを公認している団体はほとんどありませんが、JBBFほどドーピングに対して厳しい対応をとっている団体はまれです。そのため、JBBFの大会での受賞者はドーピング行為がないと強く印象づけられています。

JBBF所属ボディビルダーが多い理由

JBBFは、ほかの団体と比べても特に所属ボディビルダーの多い団体です。なぜJBBFに所属するボディビルダーが多いのか、理由を解説します。

歴史が古い団体

JBBFは、発足が1955年(昭和30年)と日本では歴史の古い団体であり、当時から現在に至るまで、フィットネス競技に特化した団体として活動を続けてきました。そのため、現在でもボディビル界をけん引する団体として知られており、その立ち位置から多くのボディビルダーが集まりやすくなっています。

門戸が広い

ボディビルというと、特に大会などに関しては参加する敷居が高い競技と思われがちです。

しかし、JBBFでは多くの大会が開催されており、大会の種類によってはボディビルの経験が少ない初心者でも参加しやすいものがあります。このようにJBBFは門戸が広く、ボディビルを始めやすい団体である事も、所属ボディビルダーの多い要因の一つといえるでしょう。

女性部門のボディビルにも力を入れている点でも、JBBFの門戸の広さがうかがえます。

脂肪や筋肉の量を重視する従来のボディビルだけでなく、健康的なボディラインを重視する部門や競技エアロビクス的なパフォーマンスを交えた部門など、JBBFの主催する大会で女性の競技種目は多岐にわたります。そのため、さまざまなタイプの体型を目指す女性が参加しやすいのです。

そして、種目やレベルだけでなく、そもそも大会のエントリーがしやすい点もJBBFの特徴といえます。

JBBFの大会に参加する場合の選手登録には、個人で選手登録をする方法とJBBFの加盟ジム経由で登録する方法の2パターンがあります。

個人で選手登録をおこなう場合は、必要書類のほかに登録費用が必要です。一方、JBBFの加盟ジムの会員の場合はジムで書類を受け取る事ができるので、大会のエントリーがしやすくなっています。

JBBFの加盟ジムは、ゴールドジムをはじめとして全国に多く存在しており、ゴールドジムであれば登録費用もかかりません。

認知度が高い

JBBFは歴史の古さもあって、国内のボディビル団体のなかでは非常に高い知名度を持ちます。この知名度の高さも、所属ボディビルダーの多さに直結しているでしょう。

また、前述のとおり、JBBFはドーピングに対する基準の厳しい団体として有名です。そのため、特にドーピングを嫌うビルダーやナチュラルなビルダーは、ほかの団体よりもJBBFに好んで所属する傾向にあります。

所属ビルダーのなかには芸能人が複数いる事も知られており、それをきっかけにJBBFの存在を知り、所属しようと考える人もいるようです。

JBBFに選手登録するには

JBBFについて見てきたなかで、実際に選手登録してみたいと思われた人もいるかもしれません。そこで、ここからは具体的なJBBFへの選手登録までの流れを解説します。

選手登録に参加資格はあるのか?

JBBFが主催するボディビルの大会へ参加するには、JBBFへの選手登録が必要となります。
厳しい参加資格や書類審査などがあるわけではなく、15歳以上であれば基本的に誰でも選手登録ができ、大会への参加が可能です。

ただし、大会によっては参加条件が設けられている事もあります。日本国籍やクォリファイの獲得を求められるものもあるので、大会ごとの参加制限に注意しましょう。

選手登録の方法

JBBFの選手登録の方法としてもっとも手っ取り早いのは、JBBFの公認ジムに所属する事です。公認ジムに通っていれば、ジム経由で書式を提出するだけで選手登録を済ませられます。

所属ジムがJBBF公認ではない、あるいは家でトレーニングをおこなうホームトレーニーの場合などは、ジムを通さずに個人で選手登録する事も可能です。個人での選手登録には、JBBFのホームページからおこなうWeb申込みと、書式での申込みの2つがあります。

書式で申込む場合は登録料がかかるため、JBBF各種申込専用サイトでもWebからの申込みを推奨しています。

個人での申込みでは、各都道府県 OPEN大会だけに出場できる限定登録も可能です。限定登録は通常の個人登録より登録料が少なく済むものの、複数の大会に参加する場合には大会ごとに出場料と限定登録料が必要となります。そのほかの大会に出る可能性があるのなら、通常の個人登録をおこなうほうが良いかもしれません。

選手登録の際の注意点は?

JBBFへ選手登録をおこなう際の一番の注意点は、ほかの団体との二重登録ができない事です。そのため、すでにほかの団体に登録している人は、そもそもJBBFへの登録自体ができません。ただし、例外として限定登録の選手は、ほかの団体の大会にも出場する事が可能です。

また、JBBFの主催大会に参加するためには、選手登録をするだけでなく、アンチドーピング講習会を受ける必要があります。受講の済んでいない人は大会に出場できないため、受講のスケジュールなどもあらかじめ確認しておいたほうが良いでしょう。

まとめ

JBBFは日本で最も歴史のあるボディビル団体であり、日本ボディビル界では草分け的存在です。そのため、日本のボディビル団体のなかでは特に知名度が高く、所属ボディビルダーも数多く存在します。

団体の特徴としては、ほかの団体と比べてドーピングに厳しい事があげられます。抜打ちでの検査もあり「ドーピングに頼らないナチュラルなビルダーが多い」という信頼性が高い団体です。

現在も、登録選手を増やすために多くの大会を開催しており、なかには初心者の参加しやすい大会もあります。公認ジムに所属していれば、選手登録には登録料もかからず、手軽に大会への参加が可能です。大会出場を目指している人は、JBBFへの選手登録を検討してみると良いでしょう。

PR トレーナー求人情報

※掲載店舗は、一部のみです。ご了承ください

nishio

nishio

トレーナー向け記事ランキングarticle ranking

カテゴリ 一覧

パーソナルトレーナー向け