志望動機の書き方|柔道整復師で採用されるには何を書けば良い?

手を使った施術により、身体の不調を治す柔道整復師。技術が重視される柔道整復師の採用選考においても、たいていの場合は履歴書や職務経歴書の提出が必要になります。
なかでも頭を悩ませるのは、志望動機の欄でしょう。

そこで、この記事では、柔道整復師の志望動機の書き方について解説します。柔道整復師として働きたい人、特に志望動機をどう書けば良いのかわからないという人はぜひ目を通してみてください。

柔道整復師になるには志望動機に何を書くの?

まずは、柔道整復師になるための志望動機の書き方について、大まかに説明します。

志望動機ってそもそも何?

志望動機は採用選考においてよく質問される項目ですが、そもそも志望動機とは何なのかピンと来ていない人もいるのではないでしょうか。

志望動機とは言葉のとおり、その仕事を志望した動機です。つまり「なぜ柔道整復師になりたいか」「なぜその柔道整復師に応募したのか」を伝えるという事です。

採用選考における志望動機には、単純に志望した理由を問われているだけではなく、自己PRの場という側面もあります。そのため、合否の結果にも影響する非常に重要な要素といえるでしょう。

志望動機はどのように書く?

志望動機は、履歴書と職務経歴書の両方に記載するのが一般的です。
履歴書の記入欄はスペースが限られているため要点を簡潔に記載し、職務経歴書には履歴書よりも詳細に記載します。

職務経歴書では、具体的なエピソード・これまでの経験・スキルを活かしてどう働きたいかというように、踏み込んだところまで記載するようにしましょう。

志望動機記入時の書式

志望動機を記入する際の書式は、履歴書と職務経歴書でそれぞれ異なります。

履歴書の場合は、市販や学校指定のフォーマット・用紙を利用し、所定の記入欄に手書きで記入するのが一般的です。

職務経歴書には特に決まったフォーマットはなく、多くの場合はパソコンで記入したものを印刷します。ただし、読みやすい文量・文字サイズなどもあるため、インターネットからフォーマットをダウンロードして使うなどの工夫をしたほうが良いでしょう。

柔道整復師の志望動機で書くべき事

ここまで、志望動機の書き方について解説してきました。ここからはいよいよ具体的な志望動機の記入内容について見て行きます。

なぜ就職したいのか?

志望動機に書く内容として、なぜ柔道整復師になりたいと思ったのか、なぜその院に応募したのかなど、志望の理由は必須です。

理由を書く際には具体性があったほうが伝わりやすく、志望動機につながるようなエピソードがあれば、それを盛り込むと効果的でしょう。

自己PR

志望動機欄では、自己PRをおこなう事も重要です。自分が柔道整復師としてどのように貢献できるのか、あるいはどのように貢献できそうかを、志望動機に絡めて書きましょう。

例えば、新卒で応募する場合は「柔道整復師として活躍できるように、ボランティアで介護の活動を通して高齢者やケガをした人への接し方を学んだ」というように、課外活動などで得た経験を書くとアピールになります。

仕事への熱意と入社意欲

志望動機を通して仕事への熱意や入社意欲を伝える事で、採用担当者から「会いたい」と思ってもらえる可能性が高まります。

特に、志望動機に応募先の特徴や理念を織り交ぜて記載すると、採用担当者が採用後のイメージをしやすくなるうえに、その応募先に対する貢献意欲の高さもアピールできます。

柔道整復師志望動機のNG例

志望動機には、一般的に書いてはいけないとされている事やNGな書き方もあります。
ここからは、志望動機の書き方において代表的なNG例をいくつか紹介します。

読みづらい・空欄

志望動機に限った話ではありませんが、書式が見づらい・誤字脱字が多いなど、読みにくい文章はそれだけで採用側の印象を損ねてしまいます。

形式的には問題なくとも、自分の主観に偏っており、他人が見て理解しにくい文章も好ましくありません。志望動機を書く際には、読み手側の視点に立って、読んだときにどう感じるかを考えながら書きましょう。

そして、志望動機の欄がある以上、空欄で提出する事もNGです。記入欄のスペースが余り過ぎるのも良くありませんので、極端に短い文章で済ませる事も避けたほうが良いでしょう。

とはいえ、長ければ良いというわけでもありません。記入欄からはみ出すほど書いたり、小さい文字で無理矢理詰め込んだりする事も避けましょう。

内容がネガティブ・自分本位なもの

ネガティブな志望動機は、採用選考では好まれない傾向にあります。

特に、転職の場合には退職理由も含め、前職のネガティブな部分にはできるだけ触れないほうが良いでしょう。前職の退職理由と志望動機が矛盾しないよう、つじつまを合わせる事も重要です。

ほかにも、避けるべき志望動機として、自分本位なものがあげられます。給与・条件面などで応募先を選ぶ事もあるかもしれませんが、志望動機には書かないようにしたほうが良いでしょう。

志望動機の使いまわしをしない

志望動機は、応募先ごとに考える事で意欲を伝える事ができます。使いまわせるような志望動機は、どこにでも出せる当たり障りのないものになってしまうため、応募先に熱意が伝わりにくくなります。

柔道整復師として採用されるために効果的な志望動機

ここからはより細かく、柔道整復師として採用されるための志望動機のポイントを解説します。

論理的なストーリー

志望動機を書く際には、なぜ柔道整復師になりたいのか、という理由を論理的に説明する事が重要です。

具体的には、まず結論を書き、次にその理由、具体例と続け、最後にもう一度結論を書く、という書き方です。いわゆる「PREP法」を用いるとわかりやすいでしょう。

応募先と志望動機のベクトルが一致している事

応募先によって、何を重要視しているのかは異なります。そのため、その応募先に合った志望動機を考える必要があります。

例えば、利用者とコミュニケーションをとる事の大切さを押し出している応募先に対しては「接客業として、利用者とのコミュニケーションを大切にしながら働きたい」という事をアピールするなどです。

このように、志望動機の方向性を応募先に合わせる事が重要です。

強みとなるものはすべて記載する

志望動機は貴重な自己PRの機会でもあります。そのため、自分の強み・活かせそうな経験など、柔道整復師になるためにアピールできる事はすべて記載するようにしましょう。

【例文】柔道整復師の志望動機

ここからは、実際に志望動機を書く際の参考になるよう、具体例な例文を紹介します。

自分自身のケガの経験を活かした志望動機例

私は自分自身のケガをきっかけに、柔道整復師を志すようになりました。

私は学生時代、クラブ活動を熱心におこなっていましたが、そのなかで一度大きなケガをしてしまいました。柔道整復師の仕事を知ったのは、ちょうどそのときです。

ケガで精神的にも大きなダメージを負っていましたが、柔道整復師の先生のケアもあり、段々と心身ともに癒やされていくのを感じました。それと同時に、柔道整復師の仕事のすばらしさを知った事で、私も柔道整復師になりたいと考えるようになりました。

理念や姿勢に共感を示す志望動機

私は、貴院のホームページに記載されている「地域すべての人々にとっての痛みを和らげたい」との思いに共感しました。

私自身も、生まれ育った自分の街に愛着があり、この街で老若男女問わずたくさんの人々を助けたいと思っていました。そのため、貴院での柔道整復師の仕事を通して、私もこの街の多くの人の助けになりたいと考えています。

まとめ

柔道整復師の履歴書・職務経歴書に記載する志望動機では、具体的なエピソードを交えるのが効果的です。志望動機は応募先ごとに用意し、それぞれの特色に合った動機を書くと良いでしょう。

志望動機は読みやすさも非常に大切です。書式の見やすさに加え、読み手の目線を意識した文章を書く姿勢も重要です。

少しでも採用率が上がるように、今回紹介した例文などを参考にして、効果的な志望動機を作成してください。

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