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ズンバのインストラクターの給料総まとめ

近年ズンバが女性の中でひそかに人気となっています。その中でズンバが趣味で、インストラクターとして自分の好きなことで生きていきたいと思っている人も多いです。そこで今回は、ズンバのインストラクターの仕事や給料についてご紹介します。

1) ズンバのインストラクターの仕事って?

ズンバのインストラクターの仕事って具体的にどんなことをしているのでしょうか?最初にズンバのインストラクターの仕事についてご紹介します。

ズンバって何?

ズンバとは、コロンビアのダンサーであるアルベルト・ベト・ペレズが制作したフィットネス・プログラムです。サルサ、マンボ、サンバなどのラテン音楽にヒップホップやフラメンコ、タンゴ、ベリーダンス、そしてインド舞踊であるボリウッドなどが加わっているので、若い人に人気のあるエアロビクスです。

ズンバのインストラクターに必要な素質って?

ではズンバのインストラクターに必要な素質についてご紹介します。ズンバのインストラクターに必要な素質は大きく分けて2つです。

(1)コミュニケーション能力
ズンバのインストラクターに限らず、インストラクターのように人にものを教える上で最も大切な素質とはコミュニケーション能力です。ものを教える時にわかりやすい言葉で教えてあげられる事相手のやりたい事を的確に把握できる事がインストラクターに必要なコミュニケーション能力です。

人とコミュニケーションが円滑に行える人は、生徒たちから信頼を得ることができます。インストラクターはいわば人気商売なので、生徒からの信頼を得ることは仕事を続けていく上でとても大切なことです。

(2)情熱
ズンバのインストラクターに必要な素質としては、ラテン音楽のリズムのように情熱的にズンバと向き合う気持ちがあるかということです。インストラクターとして、ズンバの基礎を教えるということは当然ですが、それと同時にズンバの楽しさ・魅力について生徒に教えることも重要な役割です。

ズンバの魅力を伝えるには、ズンバに対して情熱をもって向き合い、自分はインストラクターとして、ズンバの普及に努めたいという情熱を持って取り組めるかどうかということもいいインストラクターになるためのポイントです。

2) ズンバのインストラクターの働き方って?

ズンバ 体験

続いてズンバのインストラクターの働き方についてご紹介します。ズンバのインストラクターの働き方は大きく分けて2つです。

スポーツジムやフィットネスクラブで働く

最初にご紹介する働き方は、フリーのインストラクターとして、スポーツジムフィットネスクラブなどで働く方法です。この場合、1つのスポーツジムやフィットネスクラブでレッスンをするわけではなく、いくつかスポーツジムやフィットネスクラブを掛け持ちをしなければ、生活できるほどは稼ぐことはできません。大変ではありますが、最初から独立してサークルを運営するよりは生徒が付きやすく、稼ぎやすいです。

自分でサークルを運営

インストラクターとして働きたいけど、自分の時間も大切にしたいという人は、自分でサークルを運営する方がライフスタイルに合いやすいです。ただし、自分でサークルを運営している場合には、集客できた人数がそのまま収入の額になりますので、生徒数がそろわなければ大した収入にはなりませんので、最初はスポーツジムやフィットネスクラブで勤務して、そのあと独立して自分でサークルを運営するというケースが多いです。

3) ズンバのインストラクターの収入について

ズンバのインストラクターで働きたいと思ったときに気になるのは、やはり収入面のことです。ここではズンバインストラクターの収入についてご紹介します。

給料ってどのくらいもらえるの?

インストラクターの給料は、「1クラスいくら」という時給制となっていることがほとんどです。時給については勤務先のスポーツジムやフィットネスクラブによって、また指導するインストラクターの経験や人気、勤務日や時間帯によって異なります。平均して1時間あたり3,000円〜5,000円くらいです。

また、自分でサークルを運営している場合には、集客できた人数がそのまま収入の額になりますので、生徒数が多ければ多いほど収入は多くなります。例えば1レッスン、1人500円だとすると、そのサークルに50人来れば25,000円になるので、1レッスン25,000円ということになります。

ある程度認知度が高くなってからという場合や、ズンバの需要が高い地域でサークルを運営するという根回しがないとなかなか安定した収入になりません。ですが、生徒数が多くなれば多くなるほど収入は増えますので、まさに実力主義の世界です。

収入に差が出ることってあるの?

(1) ズンバインストラクターの収入は年齢での違いはあるの?
先ほどもご紹介したように、ズンバインストラクターの収入は、時給や生徒数によって決まりますので、レッスンをする回数や時間が多い人や、生徒数が多いサークルでインストラクターをしている人は、年齢に関係なく収入は多くなります。

しかし、ズンバインストラクターはかなり体力を使うので、年齢による体の衰えによって「レッスン数を多く入れすぎてしまって体を壊してしまう」なんてこともあるようです。体力が衰えると、レッスン数が減りますので、その時には年を取ったから収入が減ったということになるかもしれません。

(2) ズンバインストラクターの収入は男女で違いがある?
これに関しても、ズンバインストラクターの収入は、時給や生徒数によって決まりますので、男女の差があるということはあまりありません。しかし、強いて言うのであればズンバのレッスンしたいと考えてる人は女性の方が多く、同性のインストラクターからレッスンを受けた方が安心と思っている人も多いので、そういった意味では女性の方が生徒数が多くなり、収入も多くなる可能性があります

ズンバインストラクターの収入を増やす方法2つ

実は、ズンバのインストラクターは資格が比較的簡単に取れてしまうので、まだ市場価値が低いと考えられていることも多く、知名度も高くはなってはいますが、まだとても有名というわけではありませんので、勤務先や生徒を探すことが大変だというのが現状です。ズンバに限らず、インストラクターは生徒からの支持を集めて収入が増えていくという仕事です。インストラクターとしての収入を増やす方法は大きく分けて2つです。

それは、
ズンバインストラクターである自分の知名度や人気を上げる
さまざまな資格を取得してスキルアップをする
ということです。

ブログやSNSを作成して、ズンバの魅力を発信したり、ズンバ以外のダンスの資格やフィットネスの資格を取るなど、自分を大きく売り出したりスキルアップすることで、爆発的に収入が増えるということはないかもしれませんが、少しずつ収入を増やしていく事は可能です。

4)AFAA認定 ズンバインストラクター ベーシック1(B1)

ズンバ 体験

ここからは、ズンバインストラクターに必要な資格についてご紹介します。
ズンバのインストラクターの資格は、アメリカのエアロビクス団体である「AFAA(アファ)」が認定しています。最初にご紹介する資格は、AFAAのズンバインストラクター ベーシック1(B1)についてです。

ベーシック1(B1)取得で何ができるの?

ベーシック1(B1)を取得することで、ズンバインストラクターとして活動することが認められます。ですが、実際にベーシック1(B1)を取得したからといってすぐにインストラクターとして活躍できるかというと、まだまだインストラクターとして仕事をもらうのには未熟であるともいえます。

ベーシック1(B1)の資格でできることといえば、既存のインストラクターが休みの時に代行のインストラクターとして臨時で仕事をするということくらいです。インストラクターとしてもっと活躍したい場合は、もっと上の資格を取得してスキルアップする必要があります。

また、このベーシック1(B1)には1年間という期限があり、1年後にはまたベーシック1(B1)の講習会を受ける必要があります。ただし、ZIN(ジン)の会員になれば講習会は免除となります。ZIN(ジン)とは、ズンバインストラクター向けのレッスン用音楽や教材を提供している組織ですので、インストラクターとして活動するなら入会しておいた方がいいでしょう。

資格取得方法は?

ベーシック1(B1)は、講習を受けることで資格を取得する事ができます。特に受講条件などもありませんので、有料の講習会を受講すれば誰でも資格を取得することができます。試験はありません。講習会の主なカリキュラムは以下の通りです。

(1) 実技
実技では、4つのラテンダンスの基本を習得します。
サルサ
メレンゲ
クンビア
レゲトン

(2) 理論
理論では、ズンバを指導するうえで知っておきたい基礎知識を学びます。
・ズンバの歴史
・ズンバのコンセプト
・ズンバ指導での基本的なルール

取得にかかる費用?

ベーシック1(B1)の取得にかかる費用は以下の通りです。
講習会費用

ZIN会員になるのであれば、
・ネットで音楽ダウンロード:月会費用
・郵送でCD、DVD受け取り:月会費用

5) AFAA認定 ズンバインストラクター ベーシック2(B2)

続いてご紹介する資格は、AFAAのズンバインストラクター ベーシック2(B2)についてです。

ベーシック2(B2)取得で何ができるの?

ダンスフィットネス技術や音楽の融合、インストラクター間のネットワーク、振付のシェアなどが行われ、より専門的な技術を習得することができます。

資格取得方法は?

ベーシック2(B2)の資格取得方法ですが、ベーシック1(B1)と同様に講習を受けることで資格を取得することができます。特に受講条件などもありませんので、有料の講習会を受講すれば誰でも資格を取得することができます。講習会の主なカリキュラムは以下の通りです。

(1)実技
実技では、6つのラテンダンスのリズムの基本を習得します。
ベリーダンス
フラメンコ
タンゴ
サンバ
ソカ
ケブラディーダ

(2)理論
理論では、ベーシック1(B1)では習うことがなかったズンバを指導するうえで知っておきたい知識を学びます。
いいインストラクターになるためのアドバイス方法
インストラクターが抱えやすい悩みについて

6) AFAA認定 ズンバインストラクター ZES(ゼス)

ズンバ 体験

最後にご紹介する資格は、AFAA認定 ズンバインストラクター ZES(ゼス)です。

ZES(ゼス)取得で何ができるの?

ズンバインストラクターの資格として難易度の高いZES(ゼス)は、インストラクターを養成するインストラクター、つまり「先生の先生」を目指す人のための資格です。ズンバインストラクターとして、ズンバを極めたいという人や、ズンバの普及に努めたいという人は、こちらのZES(ゼス)に挑戦し、キャリアアップを目指してみるのもおすすめです。

資格取得方法は?

ZES(ゼス)は、講習会ではなくオーディション書類審査実演審査が行われ、選ばれた人だけが資格を得る事ができます。日本人でZES(ゼス)の資格を有している人は12人(2019年2月現在)です。

7) ズンバのインストラクターに関するQ&A

ここまでズンバのインストラクターの仕事内容や給料についてご紹介しましたが、まだまだ分からないところがあるという人も多いでしょう。その中で、特に多い質問にお答えします。

【Q1】B1とB2の講習会はどのくらいの期間受講するの?

B1とB2それぞれの講習会ですが、短期間で集中的に行います。B1は2日間B2だと1日というスケジュールです。

【Q2】 ズンバインストラクターの求人ってあるの?

残念ながら、求人サイトなどを調べてもなかなかズンバインストラクターの求人はヒットしてきませんので、そこまで求人が出ているというわけではないようです。まずは、ズンバのレッスンがあるスポーツジムやフィットネスジムを探して、その中でズンバインストラクターの求人があるか探してみるといいでしょう。

今回は、ズンバのインストラクターの仕事や給料についてご紹介しました。まだまだ知名度が高いとは言えないズンバのンストラクターですが、健康への意識の高まっている人が多い今、少しずつズンバが普及していけば、インストラクターとして活躍できる日も来る可能性があります。

ズンバが好きだという人は、ぜひズンバの普及のためにもインストラクターとして活躍してみてはいかがでしょうか。

<参考>【JWI】・【AFAA】・【ズンバでエクサ

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