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湯浅幸大は日本を代表するフィジーク選手!実績やトレーニング方法を詳しく解説!

湯浅幸大さんは、日本でも数少ない実力を持つIFBBプロ メンズフィジーク選手です。

この記事では、これまでの大会実績や活動実績、トレーニング方法を紹介します。

湯浅幸大(ゆあさ ゆきひろ)のプロフィール

湯浅幸大(ゆあさ ゆきひろ
メンズフィジークIFBBプロ
生年月日:1983年9月13日
通称:キング湯浅

湯浅幸大はIFBBプロ メンズフィジーク競技者です。

日本では4人目のIFBBプロであり、世界最高峰の大会と称されるMr.Olympia(ミスターオリンピア)に日本人で初めて出場したメンズフィジーク競技者でもあります。

まずは湯浅幸大のこれまでの大会実績を紹介します。

 

湯浅幸大の大会実績

2008年 東京オープンボディビル選手権70㎏級 初出場・初優勝
2014年 東京クラス別ボディビル選手権ミスター70kg級優勝
2015年 東京選手権男子フィジーク172cm以下級優勝
2015年 オールジャパンメンズフィジーク選手権大会172㎝以下級2位
2016年 オールジャパンメンズフィジーク選手権大会172㎝以下級チャンピオン
2016年 中国北京アジア選手権メンズフィジーク172㎝以下級日本代表2位
2017年 アーノルドクラシック オハイオ 優勝
2018年 マッスルコンテスト ベトナム 優勝
2018年 オリンピアアマチュア ラスベガス優勝
2018年 オリンピアアマチュア インド 優勝
2019年 オリンピアアマチュア 中国 優勝
2019年 JAPAN PRO 2019 6位
2021年 TOKYO PRO MEN’S PHYSIQUE SUPER SHOW 優勝
2021年 Men’s Physique Mr.Olympia 出場

2015年:新設されたメンズフィジークへクラスチェンジ

湯浅幸大の競技者としてのキャリアは10年以上の長さがあります。

日本のボディビルカテゴリで活躍したのちに、当時はまだ新設されたばかりのメンズフィジークのカテゴリに移籍し、選手として頭角を現し始めます。

2016年には、日本代表としてアジア選手権に出場し2位という好成績を修めました。

2017年:IFBBプロを目指す

そして、2017年からの湯浅幸大の挑戦はより大きなものとなります。

IFBBプロ選手となることを目指して、国際的なボディビル団体であるIFBB Professional League(IFBBプロリーグ)が主催するコンテストに出場を始めるのです。

IFBBプロとなるための条件はとても厳しく、そのカテゴリでプロになれるのは一人だけということも珍しくありません。(細かな条件はその年度のルールや、開催される大会によっても異なります)

IFBBプロを目指して、アーノルドクラシック・マッスルコンテスト・オリンピアアマチュアといった国際大会で、海外選手と同じステージに立つ経験を積み重ねました。

 

2019年:アマチュアアリンピアを制しIFBBプロとなる

そして2019年に中国で開催されたアマチュアオリンピアで見事に総合優勝を果たし、念願のIFBBプロとなります。

IFBBプロとなった選手は、戦いの場をプロコンテスト(プロ同士が競う大会)に移すことになります。アマチュア向けの大会には出場する権利を失い、引き換えにプロとして世界を舞台に戦う選手として認知されるのです。

2021年に開催されたTOKYO PRO MEN’S PHYSIQUE SUPER SHOW(東京プロ)は、IFBBプロリーグの傘下の日本の団体であるFWJが主催する大会です。

湯浅幸大は、IFBBプロのメンズフィジーク選手のみが出場できるハイレベルな戦いを制し、世界最高峰の大会と言われるミスターオリンピアへの出場権を勝ち取ります。

 

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2021年:日本人初のミスターオリンピアに出場したメンズフィジーク競技者となる

2021年10月、アメリカ合衆国オーランドで開催されたミスターオリンピアのステージに湯浅幸大の姿がありました。

メンズフィジークのカテゴリが創設されて以来、日本人がミスターオリンピアのステージに立つのは初めてです。

惜しくも上位入賞は逃したものの、身体の完成度は周りの選手と比べても引けをとっておらず、世界で戦うメンズフィジーク選手としてデビューを果たしました。

これからの湯浅選手の活躍にさらに期待が高まります。

 

湯浅幸大のここが凄い!フィジーク選手としての強さを徹底解説

メンズフィジークで勝てる身体とは?

メンズフィジークはまだ比較的新しいカテゴリです。古くからあるボディビルと比べると、参加へのハードルが低く、さらにスタイリッシュなカッコよさがあり人気が高まっています。

メンズフィジークの審査基準として、FWJの公式ウェブサイトには次の記述があります。

ポージングは体全体の形やバランス、適度な筋量をアピールし、パーソナリティー(個々の魅力)を最大限に引き出すもの
引用元:https://fwj.jp/competition/mens-physique/

ボディビルは、その人が持てる限りの最大の筋肉の大きさを求めるカテゴリであるのに対して、フィジークはその人の骨格に合わせた適切な量の筋肉をバランスよく発達させることが重要です。

ボディビルとフィジークのチャンピオンの身体を見比べて見ると違いが分かりやすいでしょう。

2021 年度ボディビルチャンピオン、ビッグラミーことマムド・エルスビエイ(右)と2021年度フィジークチャンピオン ブランドン・ヘンドリクソン(左)

メンズフィジークは胴体に対して腕などの部位が大きすぎず、筋肉が作る身体のアウトラインのバランス感を崩していないことが重要です。

ボディビルのように両手を上げて力こぶを作るような規定ポーズはありません。ステージでは両手を下ろした状態で片方の手を腰に当て、フロントポーズとバックポーズをとります。

そのため身体の弱点はあらわになりにくく、レベルが高くなるほど選手同士の順位付けが難しいカテゴリと言えるのではないでしょうか。

 

湯浅幸大の強みは筋肉のバランスの良さ

ここで改めて湯浅幸大のメンズフィジーク選手としての強さを見ていきましょう。

筋肉の量が元々あった骨格のサイズを超えて付いており、丸々とした筋肉質なアウトラインが作られているのが分かります。筋肉の付着点から飛び出すように張り出した丸々とした肩が特に印象的です。

それと同時に審査基準でもある身体全体の筋肉のバランスがとてもよく、理想的なメンズフィジークのスタイルと比較してもマイナスとなる要素が少ないことが湯浅選手の強さの理由ではないでしょうか。

 

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例えば、広背筋の下部の発達が足りないと胴体が縦に間延びしてバランスが悪く見えてしまいます。そのような筋肉の発達の偏りが、フィジークを含めたボディビル競技ではマイナスとなります。

代わりにどんなに強みとなる部位をもっていても、審査員から評価されるのは難しいでしょう。

その視点で見ると湯浅幸大は、必要な筋肉が過不足なく発達しておりメンズフィジークらしい身体をよく体現していると言えます。

持ち合わせた骨格に対しての筋肉量という意味でのバルクと、身体を全体的に見たときに発達の偏りによる穴がなくバランスが良いことが、湯浅幸大の強さの秘密ではないでしょうか。

 

湯浅幸大の身体を目指すトレーニング方法

湯浅選手自身のYouYubeチャンネルより、ミスターオリンピアに出場するコンディションを作り上げた胸・肩の日のトレーニングを紹介します。

大胸筋の上の盛り上がりを作る大胸筋上部のトレーニングと、張り出した大きな肩を作る肩のフロント・サイド・リアを同じ日に鍛える方法です。


オリンピア4週間前の肩トレ!|SHOULDER WORKOUT 4WEEKS OUT MR.OLYMPIA

トレーニングの詳しい様子は湯浅選手自身のYouTubeチャンネルで視聴することができます。
湯浅選手の身体を目指したい人は参考にすると良いでしょう。

ショルダープレス

大胸筋上部と肩のフロントは隣同士に付着しており、働きもほぼ同じです。胸と肩の日を同日に行う場合は、一緒に鍛えることができます。

湯浅選手がまず行うのはベンチを70度くらいに設定したショルダープレスです。一般的なインクラインベンチプレスとショルダープレスの間の角度にベンチを設定することで、胸と肩両方に刺激を与える狙いがあると考えられます。

そして、重量に応じてダンベルを動かす可動域を変えているのが分かります。
動きを変えることで、同じ種目でも筋肉に与える刺激を変えているのでしょう。

フロントレイズ・サイドレイズ

レイズ系は肩のトレーニングの定番です。もちろん湯浅選手もトレーニングに取り入れています。

ただ普通にサイドレイズを行うだけではなく、フロントレイズとサイドレイズを交互に、シーテッドサイドレイズと角度を付けたベンチに身体を固定して行うフロントレイズを交互に行います。

いずれも無理な重量を扱うことはなく、正確な動作でピンポイントに細かく筋肉に刺激を与えていることが分かります。

ケーブルアップライトロウ・リアデルトフライ

続いては、アップライトロウリアデルトフライをケーブルを使用して行います。
いずれもダンベルでもできる種目ですが、ケーブルで使うことで収縮時からストレッチ時まで負荷が抜けにくい利点が考えられます。

ダンベルリアデルトロウ・リアレイズ

ベンチにうつ伏せになりダンベルを引く種目は、一見背中のトレーニングにも見えますが肩甲骨をあまり動かさずに肘の位置を高めに引くことで、肩のリアを効果的に使えます。

続けて重めのダンベルを使ったリアレイズのような動きを行っています。ダンベルを上まであげることはせず、下で振り子のように腕を振ってストレッチ時の刺激を重視して与えているように見えます。

これは湯浅選手ならではのユニークな方法だと言えます。

マシンショルダープレス

最後の種目として選択したのは、マシンのショルダープレスです。
1種目目のダンベルショルダープレスと比べて上半身の角度を立てることでよりピンポイントに肩を刺激する狙いがあると動画内で語っています。

さらに、肩のポジションの作り方に対する注意点が動画内で詳しく語られていますので要チェックです。

 

湯浅幸大のアンバサダー・インフルエンサーとしての活動実績

湯浅幸大のパーソナルトレーナーやアンバサダーとしての多岐に渡る活動を紹介します。

パーソナルトレーナーとしての湯浅幸大

湯浅幸大は、選手だけではなくパーソナルトレーナーとしても活動しています。

ボディビル関係者が集まることで知られるパワーハウスジム東京に所属しています。

ホディビルコンテストに出たい人だけではなく、アスリートへの指導も得意としています。

参考:POWERHOUSE GYM HIDE YAMAGISHI TOKYO JAPAN  yuasa

 

講師としての湯浅幸大

フィジーク選手としての実績から、コンテストに出たい人向けの調整法やポージングを指導するセミナーを開催することもあります。

また、自身が講師として所属するオンラインサロンFITNESS LABでは、より細かいトレーニング方法を語った会員限定のコンテンツを発信しています。

参考:FITNESS LAB

 

アンバサダー・インフルエンサーとしての湯浅幸大

湯浅幸大がアンバサダーとして広告塔を務めるフィットネスブランドを紹介します。

EVOLGEAR(トレーニングマシン)

EVOLGEARは高いコストパフォーマンスながらも、抜群の使用感を持ち合わせるトレーニングマシンです。

ホームジムから施設向けにも対応するさまざまなマシンを取り扱っており、その使用感は湯浅幸大からもお墨付きの良さです。

参考:EVOLGEAR(エヴォルギア) | 業務用フィットネス機器

CRONOS(アパレル)

CRONOSは現代的なデザインが人気のフィットネスアパレルです。

ジムやコンテスト会場にいけば必ず見かけると言っても良いほど、多くの人に愛されています。

参考:クロノス 「CRONOS」

redcon1(サプリメント)

redcon1は、アメリカを中心にハードコアなボディビルダーやトレーニーを中心に愛されるサプリメントブランドです。

あの有名なボディビルダーである、カイ・グリーンがアンバサダーを務めることで知られています。

参考:REDCON1, AMERICA#1 SUPPLEMENT BRAND

 

【大ニュース】フィットネス企業が集まる祭典!FITNESS WORLD EXPOが開催されます

2021年11月14日と15日にベルサール渋谷ガーデンにて、フィットネス企業が集まる展示会FITNESS WORLD EXPOが開催されます。

日本最大級ボディコンテスト「IFBB PROFESSIONAL LEAGUE × FWJ」のコンテストとの同時開催であり、楽しいイベントとなることでしょう。

湯浅幸大がアンバサダーを務めるブランドとして紹介した、EVOLGEAR・CRONOS・redcon1も当日ブースを出店します。

フィットネス関連のアパレル・サプリメント・マシンなどに触れられる、フィットネス愛好家にとってはたまらないイベントです。

11月13日にはアマチュアアリンピア、そして14日にはジャパンプロが同時開催されます。
ジャパンプロには湯浅選手も出場する予定です。当日は応援に駆けつけましょう!

参考:FITNESS WORLD EXPO 2021

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