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安いヨガの資格はどうなのか?失敗しないための4つのポイントとオススメの資格4選


ヨガのインストラクター認定資格を取りたい思っても多くの認定資格があり、どの認定資格を取ればいいのかわからない人も多いでしょう。なるべく安いほうがいいと思いますが、費用だけでなくメリットも知りたいですよね。この記事では認定資格の選び方のポイントや、認定資格の種類、それぞれのメリットを紹介していきます。

まずは認定資格を取る目的について考えよう

ヨガの資格を取りたいと思う人には、ヨガインストラクターになりたいという人とヨガをもっと深く学びたいという人がいます。自分の目的がどちらなのかによってかけられる時間や費用も変わってきます。まずは目的について考えてみてください。

資格取得を目的にすると失敗する

ヨガインストラクターになりたいから資格を取りたいという人は特に、資格取得を目的にしないでください。そこが目的になると、レッスンの中身を見ずに費用の安さや取得時間の短さで選んでしまうようになります。

ヨガのインストラクターは国家資格があるわけではありません。つまり、資格がなくてもヨガを教えることは可能だということです。それでもヨガインストラクターの資格を取りたいのはヨガについて体系的に学びたいということでしょう。

もちろん費用の安さや時間といった部分も大事ですが、自分の目的にあった資格が取得できる教室を選ぶようにしましょう。

ヨガの資格取得方法

ヨガマット

ヨガのインストラクターになりたい人は資格を取ることが近道と考える人もいるかもしれませんが、資格を取ればいいインストラクターになれるというものではありません。

どの資格を取得しても、インストラクターとしての技量は全く別物です。いいインストラクターになるためには多くの経験を積みながら、一生涯学んで行く必要があります。

通学タイプ

通いながらヨガインストラクターの資格取得を目指す人は、お仕事などで忙しくて資格取得に時間を割くことができない人にオススメです。
仕事やプライベートと両立しながら資格取得を目指すことができます。

  • 期間:1年
  • 費用:公式サイトをご確認ください。

短期集中型タイプ

短期間でヨガインストラクターの資格取得を目指す人は、3か月程度で集中して学びたい人にオススメです。
短期間でも資格取得を目指せるように、集中してヨガインストラクターを学ぶことができます。

  • 期間:3か月
  • 費用:公式サイトをご確認ください。

通信タイプ

ヨガの基礎知識とポーズについてオンラインで学ぶことが可能です。
また講座によっては、修了後に6つの資格取得(一般財団法人 日本能力開発推進協会:JADP認定)が目指せます。

学習時間も1日15分から可能で、無理なく学ぶことができます。

  • 費用:公式サイトをご確認ください。

参考サイト:https://www.c-c-j.com/course/healing/yoga-instructor/
参考サイト:https://yoggy-institute.com/yic200ryt/

ヨガのインストラクター資格を選ぶ際に失敗しないための4つポイント

ヨガの認定資格の取得費用は決して安くはありません。だからこそ取得費用の安さで選びたい思うかもしれませんが、それで失敗すれば本末転倒です。そこで、選ぶ際に失敗しない4つのポイントを解説していきます。

POINT1:少人数でしっかり学べる教室か

1クラスの人数が多いと中身の濃い授業を受けることができません。1クラスの人数は6人程度までが適当でしょう。講師1人に対して10人以上のクラスだと一人ひとりの時間が多く取れなくなるので注意が必要です。教室を選ぶ際には1クラスの人数にも注意をしましょう。

POINT2:自分のライフスタイルに合っているか

各教室によって開催日や時間はかなり違います。通いたいと思った教室が自分のライフスタイルと合っているかは重要なポイントです。逆に言えば、教室に合わせて自分のライフスタイルを変えるようなことはしないほうがいいです。

例えば、企業に勤めているのであれば平日夜や土日中心に通うことになるので、その時間帯に開催されている教室を選ぶのがいいでしょう。また、職場の近くで探すのか、自宅の近くで探すのかも判断材料になります。

POINT3:ヨガを学ぶうえで必要な学習項目が網羅されているか

ヨガといえばポーズのイメージが強いですが、ポーズだけを学べばいいというわけではありません。ヨガにとってポーズとともに呼吸法、瞑想も大事なヨガの要素です。

また、インストラクターとして安全に指導を行うためにはそれだけでなく解剖学や生理学と言ったものや指導法の学習も必要になります。そして、そういった授業がある教室を選ばなくてはなりません。これは、将来自分が教える生徒への責任と義務でもあります。

POINT4:短期取得はなるべく避ける

特にヨガの経験が1年未満の人は短期取得できる資格は避けましょう。早く資格を取得したいと考える気持ちはわかりますが、経験の少ない段階での短期取得は知識が抜け落ちる原因となってしまいます。

経験の浅い人や自分の経験に自信のない人は、時間をかけてしっかりヨガの哲学を自分に定着させることができる教室を選びましょう。

ヨガを行う健康的な女性

取るべき認定資格4選

では最後に、迷った時に取得すべき有名な団体の認定資格を紹介していきます。これはあまり知られていない団体を否定するわけではありませんが、将来インストラクターとして働くのであればその方が有利に働くことが多いからです。

海外の認定資格【全米ヨガアライアンス(Yoga Alliance)】

では、まず世界的に通用するヨガのインストラクター資格として全米ヨガアライアンスを紹介します。ヨガの世界で世界的に知らない人はいないであろう団体です。

全米ヨガアライアンスはアメリカで設立された世界で最も有名なアメリカの非営利団体です。国内でのレッスンはもちろん全て日本語で行われるので安心してください。

最も基本的なRYT200(Registered Yoga Teachers)の場合、認定校にてトレーニング15時間、実践技術100時間、指導技術25時間、解剖学・生理学20時間、哲学30時間、練習10時間の計200時間分を学ぶことになります。

費用はスクールによって差はありますが、400,000円〜600,000円程度となります。決して安くないように思えますが、1時間あたり2,000〜3,000円と考えれば安い受講料ではないでしょうか。

国内の認定資格3選

では次に、国内の団体を紹介していきます。日本でのヨガの普及に伴い、国内の団体も増えてきています。ここではその中でも有名な3つの団体を紹介していきます。

(1)NPO法人 日本YOGA連盟
日本YOGA連盟は、国民の健康や福祉の増進に役立てる活動を目的として、病気の予防と健康維持増進支援、指導者の資質向上と育成を行うことで社会の福祉に役立てることを目的として設立されました。

日本YOGA連盟の最も一般的な認定資格であるティーチャーインストラクターを取得するには7日間インストラクター養成講座を受ける必要があります。1日6時間程度のレッスンで、呼吸法、東洋医学理論、経絡ヨガ体操、修正法を学びます。

受講料が必要かつ、インストラクターとして働きたい場合にはインストラクター試験を受験する必要があり、その場合は別途受験料が必要になります。今回紹介する中で最も安い受講料が日本YOGA連盟のティーチャーインストラクターです。

(2)一般社団法人全日本ヨガ協会(AJYA)
全日本ヨガ協会は、ヨガを通して人々の美容、健康、ストレス解消、そしてコミュニティーを広げることを目的として活動しています。この団体の特徴は、AJYAの認定するAJYAライセンス1級または準1級を修了することで、全米ヨガアライアンスの認定資格であるRYT200を取得できるようになります。

受講費用はスクールによって異なりますが、上記準1級シニアクラスで約200,000円、1級シニアクラスで約400,000円です。これに別途認定試験受験料が必要になります。準1級まで受講すると高額ですが、RYT200を取得できると考えると1時間あたりの受講料は安い受講料と言えます。

(3)社団法人ヨガインストラクター協会(JYIA)
ヨガインストラクター協会は、ワンランク上の美容、健康、ストレス解消を目的に、そしてインストラクターの技術向上をもって設立された組織です。JYIAには3級マスター、2級アドバンス、1級シニアのコースがあり、インストラクターとして活動するには2級以上を取得する必要があります。

受講料は、同時申込みをすることで割引が受けられます。3級と2級の同時申込み、3級、2級、1級の同時申込みが可能です。

これに別途認定試験受験料が必要になります。1級までの取得を考えると受講時間は合計で158時間です。他と比べれば少し高めですが、これも1時間の受講料で考えれば安いのではないでしょうか。

国内でも有名なヨガのインストラクター資格は高額のように感じていたと思いますが、1時間あたりとして計算してみると決して高くはなく、むしろ安いということがわかります。これまで紹介してきた団体以外にもヨガには様々な流派や団体があり、その組織の中でインストラクターの育成を行っています。さらにヨガについて知りたいという人は、他の流派について学んでみてもいいでしょう。

屋外でヨガ

ヨガのインストラクター資格を目指す人のQ&A

【Q1】男性でも受講できるの?

どの団体も、男性でも受講することができます。現時点では女性の方が多いですが、ヨガは男女の垣根を超えて提供されているので安心して受講してください。事実、ヨガ発祥のインドでは多くの男性がヨガを日常的に嗜んでいます。

【Q2】インストラクターとしての仕事の紹介はしてもらえるのか?

インストラクターとして働ける教室を紹介してくれる団体もあります。また、開業支援を行なっている団体もあります。気になる方は受講前に各団体に問い合わせてみることをお勧めします。

【Q3】どの団体の資格が1番いいの?

どの団体がいいというのは一概に言えるものではありません。その団体の理念や活動方針を理解した上で、自分に合った教室でレッスンを受けるのがいいです。どこで資格を得るかよりも、資格を得た後に学び続ける姿勢が大切になります。

ヨガのインストラクター資格の取得費用は安くはないように見えますが、1時間あたりの料金で見てみると決して高くはなく、むしろ安いくらいであることがお分かりいただけたのではないでしょうか。そのうえで、ヨガのインストラクター資格を取得するための教室選びのポイントとして、

・少人数でしっかり学べる教室か

・自分のライフスタイルに合っているか

・ヨガを学ぶうえで必要な学習項目が網羅されているか

・短期取得はなるべく避ける

といった4点のポイントを押さえたうえで、今回紹介した団体の中から自分に合った団体、興味のある団体を探してみてください。

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