ジム開業について

パーソナルトレーナーに保険ってあったの?知らないと損するおすすめの保険

・パーソナルトレーナーも保険制度を活用すれば、万が一の怪我にも安心
・お客さまに怪我をさせない実力+保険制度の完備がプロのパーソナルトレーナー には必須条件

・保険に入るための方法を細かく紹介!

トレーニング中にお客様が怪我をしてしまった場合、独立したパーソナルトレーナーの場合は怪我の責任を100%負う必要があります。

怪我の予防に最前を尽くしても、こういうトラブルは起こるもの。万一の時には、「保険」が心強い存在となります。

今回は、パーソナルトレーナーに用意されている保険にはどのようにすれば加入できるのか、徹底解説します!

なぜ、パーソナルトレーナーが保険に入るべきなのか?

なぜパーソナルトレーナーが保険に入るべきか。それは当然ですが、万が一に備えてです。

パーソナルトレーニング中に起こるリスクとして、次のことが予想されます。

・ダンベルやバーベルを足に落とし、骨折した
・ベンチプレスで持ち上げられなくなり、バーベルが肋骨に落ちて骨折
・お客様の可動域を把握しておらず、無理な姿勢でスクワットを続けさせたことで腰痛を発症した

きちんとしたパーソナルトレーナーがいるジムでは上記の例は少ないかもしれませんが、可能性はゼロではありません。

この後に紹介するパーソナルトレーナー の保険に入いれば、対人なら最大1億円、対物なら最大500万円の保証があるなど、トレーナーの助けとなってくれるのです

パーソナルトレーナーの保険に入る方法

パーソナルトレーナーの保険は、関連資格の取得時、会員特典として加入できるのが一般的です。

代表的な団体である「NSCA」「NESTA」「日本ホリスティックコンディショニング協会」などの団体は、会員に対して保険加入を認めており、ここに入る方が多いです。

保険料は年間3,000円ほどと、決して大きな出費ではありません。

資格取得時には、パーソナルトレーナーの保険加入ができるものをチェックしておく方がいいでしょう。

パーソナルトレーナーの保険加入特典がある資格

ここでは、それぞれの資格での保険加入制度の有無を紹介します。資格取得を検討中の方は一つの参考にしてください。

なお各団体のホームページには、こうした保険加入制度について紹介されていないことが多いです。

ここに掲載のない団体は、一度電話などで問い合わせてみるといいでしょう。

●保険加入制度のある資格

NESTA-PFT
NSCA-CPT
ホリスティック
健康運動指導士
健康運動実践指導者
JATI
AFAA
日本体育協会 アスレチックトレーナー(AT)

●保険加入制度が無い資格

NSPA-CPT
NASM-PES

保証金額は団体によって大きく異なるので、事前にチェックしておくといいでしょう。

保険加入と合わせて学んでおきたい「怪我をさせない技術」

万が一怪我をさせてしまった際のために、保険に入っておくに越したことはありません。

しかし、そもそも怪我をさせないことの方がよっぽど大切です。そのために、体に関する正しい知識と実力を身に付けましょう。

怪我をさせないという点において、パーソナルトレーナーとして特に大事なことは次のことです。

・既往歴の確認
・セッション前に必ず体調や違和感を聞く
・解剖学を理解し、お客様の体の過緊張筋・低機能筋、代償動作を把握する

ここで理解しておきたいことが、既往歴や体調の確認はお客様に聞けば良いですが、解剖学の理解はそう簡単ではないということです。

実際に色々な人を見て比較することで少しずつわかるようになりますが、独学で本や教科書を読むだけでは非常に難易度が高いでしょう。

スクワットから考える「怪我をさせない知識とノウハウ」

解剖学を理解していないトレーナーの指導により、お客様が怪我をする一つの例を紹介します。

スクワットを指導するとしましょう。

まずはトレーナーが見本のフォームを見せ、続いてお客様のスクワットのフォームを確認します。

お客様はスクワットに不慣れであり、見るからに腰を痛めそうなフォームであり、すぐに修正するための指導を行いました。

フォームを修正するところまでは良いのですが、ここで解剖学的視点で指導できるかどうかがトレーナーとしての実力の見せ所です。

解剖学を理解していないトレーナーは、『なぜ、スクワットがキレイにできないのか?』ということがさっぱりわかりません。

そして無理に動かそうとすることで代償動作を伴い、腰痛を発症させてしまうことがよくあるケースです。

当然お客様は運動が続けられなくなり途中で退会、また、怪我をさせられた不信感から二度と指名はされないでしょう。

また、悪い噂がそのまま広がり、他のお客様の集客もできなくなりかねません。

一方、解剖学をきちんと理解しているトレーナーは次のように考えます。

『このお客様は腸腰筋や大腿四頭筋が固まっており、逆にハムストリングや臀部の反応が悪い。

そして、それに伴い骨盤がかなり前傾している。実際、ASISとPSISの高さの差がありすぎる。これは腰が反ってお腹には力が入らないし、このままでは腰痛になりかねないな』

ここまで理解し、さらに対策を知っているため、お客様は姿勢や腹圧の入り方の違いから変化を感じられ、トレーナーへの信頼を一気に高めます。

また、怪我をさせないのみでなく、正しい知識と確かな信頼により、お客様の結果にも大きく影響します。

トレーナーエージェンシーでは、パーソナルトレーナーの保険を用意している資格の取得支援や、怪我の予防に欠かせない技術を提供しているスクールをまとめています。

今後のキャリアアップ、あるいはパーソナルトレーナー業界に就職しゆくゆくは独立したいと考えている方は、ぜひ一度こちらの情報をチェックしてみてください!

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服部拓也

パーソナルトレーナー

服部拓也

大手ジム、整体サロンでのトレーナー経験を持ち、パーソナルトレーナー養成スクール「2nd PASS」を卒業した後にトレーナーとして独立。トレーナーエージェンシーでは、パーソナルトレーナーになりたい人、現役パーソナルトレーナー向けコラムを執筆。ダイエットに悩むお客様、集客に悩むトレーナーの両方の悩みの解決を目指している。

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