スポーツに関わる仕事とは?大学選びのポイントを紹介
小さい頃からスポーツに励んできた人や、中学高校と部活に励んできた人なら、スポーツを学べる大学に行って、将来はスポーツに関係した仕事に就きたいと考える人も多いですよね。またスポーツ選手を目指したいなど明確な目標がある方は、スポーツ系の大学に入学したいと考えるかもしれません。この記事では、スポーツに関連する大学では何を学ぶのか、その先の就職先はどのようなところになるのか等をご紹介します。
スポーツに関連する大学で学べる代表的な3つのこと
「スポーツに関連する大学なら、嫌いな英語ともおさらばだ!」高校の英語や国語の授業が嫌だからスポーツ系の大学に通いたいと考える人もいるかもしれません。
残念ながら英語や国語などの基本教養科目は、どの大学でも必修科目となっています。スポーツをメインに学ぶからと言って、英語などの基本教養を勉強しなくていい訳ではない事を覚えておいてください。しかしメインはスポーツに関連することを学びます。スポーツに関連することと言っても多くの分野があります。ここでは大まかに分野を分けて紹介します。
実践系の学科
スポーツに関連する大学で、もっともイメージしやすいのが、スポーツに励んでいる学生の姿ですよね。スポーツを学ぶにあたって自らが実践的な運動ができないのは問題です。日本女子体育大学の運動科学科では、スポーツ方法実践という科目が必修科目としてあります。体操や陸上競技、水泳などの私たちが小学校から馴染みのあるスポーツを自ら学ぶ科目になります。
身体や心理を勉強する学科
スポーツを実践する以外にも身体や心理についても学びます。主にスポーツ指導の現場にて、運動の見方や考え方を学び、理解を深めさせることを目的としたスポーツ運動学。スポーツに関わる課題を心理的側面から明らかにするスポーツ心理学などを学びます。身体を動かすイメージが強いかもしれませんが、座学の時間もたっぷりとあります。
生涯スポーツやマネジメント
日本女子体育大学では必修科目ではありませんでしたが、健康の維持増進などのためにスポーツを用いる生涯スポーツ論や、スポーツをビジネスとして普及発展させていくスポーツマネジメントなどの科目もあります。自分の身体や運動能力の向上以外にも、スポーツを社会で活用するための科目が多くの大学に存在しています。将来スポーツ系のビジネスをしたい人には学んでおきたい科目になります。
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将来はどんな仕事を目指せる?
気になるのは大学卒業してからどのような仕事に就く人が多いのかという事。スポーツ系の大学と聞くとスポーツ選手かコーチなどにしかなれないかと言うとそんなことはありません。
専門性を活かした仕事
スポーツを学んだのだからスポーツに関係する仕事に就きたいと思う方が多いでしょう。スポーツに関係する仕事として、スポーツトレーナーなどのスポーツ選手などをサポーツする仕事や、スポーツクラブなどで運動の指導をする仕事に就く人も多いです。
また大学には教員資格を取れる大学もあります。中学校や高校の体育の先生になるパターンもありますし、同じ公務員でいえば、消防士や自衛隊などは体育大学卒業者には人気の職種です。他には大学院に入学し、さらに深いスポーツの分野を勉強する人も少なからずいます。
専門性とは関係のない分野
先ほど必修科目ではないけれど、スポーツマネジメントなどを学べると言いました。このような学部は普通の会社でもアピールポイントになります。また体育会系は会社で求められる存在です。なぜならチームワークを大事にしていたり、メンタルの強さや体力があったりと社会で求められるスキルを自然と学んでいるからです。スポーツ用品のメーカーやスポーツ選手をマネジメントする会社など、スポーツ界に関わりながら仕事をする人も多いですよ。
大学選びのコツとは?ポイントを解説
そんなスポーツ関連の大学に興味のある方は、大学をどのように選べば良いか迷うところですよね。大学選びを大学のブランド名や偏差値で選びがちですが、その選び方はちょっと危険かもしれません。
体育系の大学には大きく分けて2つある
スポーツを学べる大学には大きく分けて2つの大学があります。それが体育大学と総合大学です。どちらもスポーツについて学べますが、大学や学科などによって学ぶことが大きく違うのでしっかりと調べることが重要です。
(1)スポーツを中心にした大学:体育大学
体育大学はその名の通り、スポーツを専門とした学校になります。有名なところは日本体育大学や日本女子体育大学です。日本体育大学は白井健三選手や村上茉愛選手が通っていることでも有名です。
スポーツを中心に学び、周りもスポーツに励んでいる生徒が多いのが特徴の1つに挙げられます。また体育大学ですと、スポーツに関する設備がしっかりと整っていることもあるので、スポーツに集中して取り組みたい人には最適な環境になります。
(2)総合大学内のスポーツ学部
スポーツ学科のある有名な総合大学は早稲田大学や筑波大学になるでしょう。体育大学と同じようにスポーツを学ぶ反面、スポーツ学部以外の人も多くいますので、スポーツ以外からの刺激をもらえることが良い特徴です。基礎の科目になる英語や国語なども総合大学ならではの講義を聞くことができますし、スポーツ以外の講義も聞くことができるので、幅広い視野でスポーツ教養を身に付けることができます。
学びたいことや将来を考えて選ぶ
体育大学と総合大学には違いがあり、その中でも学校により特色があります。大学選びで知っておきたいポイントをまとめてみました。
(1)学べることから選ぶ
体育大学と総合大学では、学ぶことが少し違います。さらに学校によって違いますし、学部によっても違いがあるのです。日本女子体育大学の体育学部は2つあり、運動科学科とスポーツ健康学科に分けられます。運動科学科は運動についての技能や構造などを学び、実践的な指導方法を身に付けることが目標です。スポーツ健康学科では、全ての人がスポーツを楽しむため、また健康になるためのスポーツ理論と方法を学びます。
同じ学校でも学ぶ目標が違うので、注意して選んでほしいと思います。
(2)将来就きたい仕事から考える
将来就きたい仕事が決まっている人は、その就きたい仕事から逆算して、必要なことを学べる学校に行きましょう。プロのスポーツ選手のサポートをするアスレティックトレーナーになりたいなら、アスレティックトレーナー資格が取得できる学校に入学すると良いです。またスポーツメーカーなどで経営に関わる仕事がしたいなら、経営やマネジメントなどのビジネス関係を学べる学校が良いですね。
(3)偏差値では選ばない
総合大学にありがちなのが、偏差値で選んでしまうということです。ただ偏差値で選んでしまうと、本当に学びたいことがある人にとっては、無駄な時間になってしまいます。早稲田大学のスポーツ学科と東海大学の体育学部では、早稲田大学の方が偏差値は高いです。しかし扱っている勉強内容に違いがあります。本当は東海大学の学部の方が自分には合っているのに、ブランド名になびいて早稲田大学に入学してしまうと、本当に勉強したいことができません。偏差値で選ぶことで失敗する人も少なくないので、自分の学びたいことを中心に置いて学校選びをしましょう。
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スポーツに関連する大学のその他の知識
【Q1】スポーツ学科のある大学でジム以外に就職はできますか?
ジムなどのスポーツ施設なら就職するにはかなり有利になりますし、普通の企業でも採用してくれるところは多いです。ただスポーツ学科出身の人が普通の企業に就職しても、待遇が悪いという意見もあります。このようなことを考慮すると公務員として教師や役所のスポーツ課などに就職するのも1つの方法です。
【Q2】スポーツ学科でも金融や証券などの企業には就職できますか?
大学名がものを言いそうな業種でも、大学で何か1つのことを頑張ってきた人なら内定をもらえる人もいます。偏差値の低い大学でラグビーを励んでいた人が、証券会社に入社したなんて話も聞いたことがあります。偏差値も必要かもしれませんが、何をやってきたかも重要なことです。