スポーツトレーナーになるには?

スポーツトレーナーになるには?講師デビューへの4ステップ


スポーツ業界が盛り上がる中、実際にスポーツを行うだけではなく、スポーツトレーナーとして活躍したい!と考えている方も多いようです。今回はそんな方々のために、スポーツトレーナーになるにはどうすればいいのかをまとめていきます。

1)そもそもスポーツトレーナーって何をするの?

スポーツトレーナーといっても種類は様々です。実際にみなさんが思い浮かべるのは、トレーニングコーチなどの競技を指導するコーチが多いかもしれませんが、それだけではなくアスレティックトレーナー、メディカルトレーナー、ストレングストレーナー、フィットネストレーナーなど担当分野が分かれてたくさんのスポーツトレーナーが存在しています。

スポーツトレーナーの種類

(1)アスレティックトレーナー

アスレティックトレーナーの仕事は、主に選手の健康管理に努めることです。スポーツ現場において選手にケガがあった場合に応急処置にあたったり、程度によっては救急車を呼ぶ判断を行うことがあります。医療関係者がいない場合もあるので、その際はこのトレーナーの判断が非常に重要となります。

また、現場の応急処置だけではなく、選手のコンディショニングトレーニングを行い、未然にケガを防ぐためにどうすればよいのかを選手に自覚させるような指導を行ったり、ケガしたあとの選手をどのようにリハビリさせるかも医療関係者と相談しトレーニング内容を定めたりします。そして、実際に選手の競技力向上のためにトレーニング指導を行ったりします。

(2)メディカルトレーナー

メディカルトレーナーの仕事は、選手がケガをした際に現場に復帰するための手助けに努めることです。実際にケガを治すのは医者で、そのあとのリハビリをメディカルトレーナーが担当します。ですが、最近はアスレティックトレーナーもその部分を担うことが多いので、地域の高齢者などに指導する場面が多くなっているのが現状です。

(3)ストレングストレーナー

ストレングストレーナーの仕事は、選手の競技力向上のための理想の体づくりを手助けすることに努めます。その選手に必要な身体能力向上のために、プログラムを作成してトレーニング指導を行います。社会的にはパーソナルトレーナーもここに分類され、老若男女問わず理想の体づくりのための指導を行います。ですので、民間のパーソナルジムで仕事されている方も多いです。

(4)コンディショニングトレーナー

コンディショニングトレーナーの仕事は、選手の体の調子を整えることに努めます。ストレングストレーナー同様、トレーニング内容の作成なども行いますが、身体だけではなく精神的な面もサポートします。ですので、メディカルトレーナーとも少し似た部分があります。

2)スポーツトレーナーになるには?

スポーツトレーナーになるためには必ず資格が必要、というわけではありません。また、他の業界で仕事をしていた方がトレーナーになることも珍しい話ではありません。では、どういった方法でスポーツトレーナーになるとスムーズなのかをまとめていきます。

大学や専門学校で学ぶ

一番スムーズな方法といえるでしょう。体育大学や体育専門学校に進むことで、カリキュラムを進めることで資格取得に繋がったり、学校にも多くのトレーナーに関する求人が寄せられるので、横のつながりも多くため自分の目的に合ったトレーナー業に携われるチャンスも増えるでしょう。

資格取得で学ぶ

スポーツトレーナーになるために必ず必要な国家資格というものはありません。ですが、資格を取得すると様々な知識が身に付き、実際の現場で活躍する際のステータスにも繋がります。

実際の現場で学ぶ

未経験で採用を進めている企業も多いので、そこで実務経験を積んでフィットネスインストラクターからスポーツトレーナーに転向する方もいます。座学で学べることも多いですが、実際の現場で働いた経験があるからこその知識も多く身に付きます。ランニングトレーニング

3)スポーツトレーナーの年収は?

スポーツトレーナーになるといっても、プロスポーツか民間かによって大きく異なります。給与水準も大きく違いますので注意しましょう。

プロスポーツトレーナーの年収

プロスポーツのトレーナーとして働く場合は、年棒制になることが多いようです。金額は推定ですが、約300万円~1,000万円となっており、経験を積むことにつれ給与も高くなっていきます。基本的に1年契約などで雇用を結びますので、チームの成績が悪かった場合には解雇、となることもありますので注意が必要です。また、チームの財政状態によって給与も大きく異なりますので、財政状態が良いときは高い給与、悪いときはかなり低い給与、とあまり安定した環境ではないといえるでしょう。

民間スポーツトレーナーの年収

民間スポーツトレーナーとなると、あまり年収が高くないといえます。実際の現場では、どんなジムに勤めるか、整体院に勤めるかで変わってくるといえますが、300万円~600万円程度だと言われています。ですが、経験を積んだ40代、50代でも年収が300万円代ということも少なくありません。

4)スポーツトレーナー講師になるには?

スポーツトレーナーとなって講師として活躍している方も最近多く見られますが、体育大学の教授や、そういった専門的な学校に出ていないと駄目なのでは?と思いますよね。ですが、必ずしもそういった方々ばかりではありません。実は、一般のトレーナーから講師になった方々も多くいます。では、講師になるためにはどういったステップを踏む必要があるのかを4つにまとめていきます。

スポーツトレーナーとして実務経験を積む

まずはトレーナーとして実務経験をしっかりと積む必要があります。そこで、現場での地位を確立することが非常に大切になってきます。

専門的な分野を見つけ追及する

自分の専門的分野は何なのか、何が得意なのか、何ができるのかを洗い出しそのために必要な知識やスキルを磨きます。そのために資格を取得してくことも必要となります。

SNSを最大限活用する

スポーツトレーナー講師として働きたい場合は、スキルや技術、経験とともに「人気」というところが非常に大切になっていきます。講義を受けたい方、トレーニングを受けたい方もやはり、そのトレーナーにどんな経験があって、スキルがあって、どんな人なのか、といった人となりを知ることで、その人から学びたいという意識が芽生えていきます。ですから、SNSを使って自分自身の個性をアピールして、価値を高めていくということが、講師になるにあたって非常に大切です。

コミュニティを増やす

講師になるには、横のつながりといったことが非常に大切です。自分自身が勤めている企業だけではなく、他企業のトレーナーや異業種の方々とも繋がりをもっていると、講師活動を進めるときに非常にスムーズになります。そのため、資格の講習会に頻繁に顔を出したり、異業種交流会などに参加し、活動の幅を広げるようにしていきましょう。

トレーナー トレーニング

5)スポーツトレーナーに関するQ&A

【Q1】結局どの資格をとればいいの?

スポーツトレーナーになるためには必ず何かの資格を取らなければいけない、ということはありません。ですが、自分の目的やどういった仕事をしたいのかをしっかり洗い出し、それに関係する資格を保持しておいた方がよいでしょう。

【Q2】選手として大きな活躍をしたことないけど大丈夫なの?

必ずしも選手として活躍していなければいけない、ということはありません。ですが、実際に多くの経験を積んだ選手であれば、トレーナーとして活躍する際には大きな武器となります。

【Q3】スポーツトレーナーの講師の年収ってどのくらいなの?

講師といっても個人によって取り組み方が変わります。大学などの教授として講師をする場合は年収1,000万円などもありますし、人気講師であればセミナーを実施することである程度の収入が見込めるでしょう。

【Q4】スポーツトレーナーの仕事は安定しているの?

現在日本では、全国民の健康維持を図るための制度を打ち出しています。そのため年々運動を始める方は多くなっており、トレーナーが様々な地域で必要となっていますので、かなり需要のある仕事で安定していると言えるでしょう。

【Q5】未経験でも大丈夫なの?

未経験でも問題ありません。学ぶ意思と取り組み次第で認められることも多いので、しっかりと勉強をしていけば大丈夫です。

【1】スポーツトレーナーには様々な種類がある

【2】自分の目的に合ったトレーナーを目指すことが必要

【3】資格は必ずしも必要ではないが、今後のキャリアのために取得すべき

【4】講師になるには、経験、知識、スキル、人気が必要

ジムインストラクターとして実際に働くとなると、どんな目的でどんな環境で働くのかが大事になってきます。

あなた自身に最適な環境を選び、目的をしっかり持ってトレーナーとして活躍してください。

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