職業 スポーツトレーナー

スポーツ選手を支える仕事スタイル7選総比較

スポーツが好きだからといって、全ての人が選手として成功できる訳ではありません。でも、スポーツ選手になるのは難しくても、スポーツ選手のサポートを仕事にすることはできます。スポーツ選手をサポートする仕事には、どんなものがあるのでしょうか。

スポーツ選手をサポートする仕事には何がある?

スポーツ選手をサポートする仕事には、どのようなものがあるでしょうか。まずは、直接的にアスリートに関わることが出来る仕事として、スポーツトレーナーやスポーツインストラクターがあります。スポーツ選手の活動を広く知らしめる仕事としては、スポーツジャーナリストやスポーツ雑誌記者・編集者という仕事もあります。

スポーツ選手の試合や競技を共に戦うという意味では、スポーツ審判員、監督・コーチもサポートする仕事になります。スポーツプロモーターとして、スポーツ選手の活躍の場を広げるという仕事もあります。スポーツカメラマンは、スポーツ選手の活躍の一瞬を形に残すことが出来ます。更には、スポーツ用品開発・製造・販売といった用具・器具の面からスポーツ選手をサポートする方法もあります。

ジムトレーナー

スタイル1:スポーツトレーナー

仕事内容

スポーツトレーナーは、スポーツ選手のパフォーマンスを最高の状態に引き出すための仕事です。具体的には、怪我の予防や応急処置、疲労回復のサポートを行います。またスポーツ選手の成長をサポートするために、フィジカル面・メンタル面の両面から指導を行います。

必要な資格

スポーツトレーナーになるのに特別な資格は必要ありません。しかし、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、理学療法士などの医療系の国家資格を持つことで、スポーツ選手に対してサポートできる内容の質を高めることが出来ますし、信頼性は格段に高くなります。

スタイル2:スポーツインストラクター

仕事内容

スポーツインストラクターは、スポーツ選手に対して技術指導を行う仕事です。スポーツクラブやトレーニングジムに所属して仕事をする場合が多いです。実技指導を行うことはもちろんですが、健康維持が目的の場合には、日常生活や食生活のアドバイスなどを行うこともあります。

必要な資格

スポーツインストラクターになるために必ず必要な資格はありませんが、大学や専門学校でスポーツ理論や健康に関する知識を身に付けるため、スポーツトレーナー養成の学科などに進学することが一般的です。更には、実務経験も重視されるため、学生時代にスポーツクラブやトレーニングジムで実習することも良いでしょう。

スポーツ選手へ指導するトレーナー・インストラクターになるためには?

スポーツ選手へ指導するためには、高度な専門知識が求められます。豊富な経験や知識を活かしてスポーツ選手のパフォーマンスアップを専門におこなうトレーナーもいますが、そこに至るためにはたくさんの専門知識や実績、そして資格があると有利です。

体育大学または専門学校への進学が有利

スポーツ選手を指導するトレーナーが持っている場合が多い資格として挙げられるのは、柔道整復師や理学療法士などの国家資格が挙げられます。

一見スポーツとは関係ないようにも感じられますが、柔道整復師や理学療法士は身体の仕組みや動きの専門知識もとにケガの手当てをしたり、機能改善をするエキスパートです。治療院で働く他にも、スポーツトレーナーとしてのキャリアを築くことができる可能性もあります。

柔道整復師や理学療法士は、医療系の国家資格にあたります。取得するためには、大学や専門学校※1で専門知識を学んだあとに国家試験に合格する必要があります。

ですから、将来スポーツトレーナーを志す人は柔道整復学科や理学療法科のある大学や、国家資格の受験資格を満たすことができるスポーツ系の専門学校に進学するのが良いと言えます。

※1都道府県知事が指定した専門の養成施設や文部科学省が指定した四年制大学

トレーナー養成学校を卒業してから実績を積む方法も

今から大学や専門学校に進学するのは難しくても、スポーツトレーナーを目指す方法はあります。トレーナー養成スクールに通うことです。

トレーナー養成スクールは、働きながらでも学べます。スクールの卒業後に実績を積んでいき、ステップアップすることでスポーツトレーナーを目指すことができるのです。

トレーナー養成スクールのカリキュラムは、トレーナーに必要な解剖学・栄養学・生理学などの専門知識です。それに加えて実際にトレーニング指導を行うときの実践的なスキルを得ることができます。

トレーナー養成スクールは大学や専門学校ではありません。ですから、医療系国家資格を取得することはできません。そのため大学や専門学校で専門的に学んだトレーナーと比べてしまうと不利な一面もあります。

しかし、スポーツトレーナーになるために必須の資格はありません。体育大学やスポーツ専門学校を卒業していない人でも、まずは一般の人を相手に指導実績をコツコツと積んでいくことで、身体のパフォーマンスを上げるためのトレーニング指導のスキルを上げていくことができます。

スポーツ選手の指導に携わることができるチャンスを逃さないために、日々の勉強を怠らずにずっと続けていくことが大切です。

 

トレーナー養成スクールのおすすめはDr.トレーニング

たくさんのトレーナ養成スクールが存在しますが、スポーツ選手への指導を目指すならDr.トレーニングがおすすめです。なぜならDrトレーニングの講師陣はスポーツの現場で活躍してきた一流ばかりだからです。

DRトレーニング

代表を務める山口元紀氏は、アメリカの大学院を卒業しなければ取得できないスポーツトレーナーの難関資格であるNATA-ATCを保有しています。アメリカのプロスポーツの現場ではアスレティックトレーナーとして活動し、プロ野球チームのボストンレッドソックスのトレーナーとして選手をサポートした実績をもちます。

山口氏をはじめとした、プロのスポーツトレーナーが集まるスクールで学ぶことで、独学や教科書では得られない本物の知識を得ることができます。スポーツの現場ではどのようなスキルが一番必要とされていて、どのようなトレーナーなら生き残っていけるかを授業を通して肌で感じることができるでしょう。

スポーツトレーナーになりたい人はDr.に問い合わせることをおすすめします。未経験から一流のスポーツトレーナーになるためにどのような選択をしていくべきかのアドバイスを貰いうことができます。

Dr.トレーニングに問い合わせる

スタイル3:スポーツジャーナリスト

仕事内容

スポーツジャーナリストは、スポーツ選手の試合を取材したり、スポーツに関わる様々な話題を報道したりすることで、広くスポーツを知ってもらう仕事です。雑誌や新聞、テレビ、WEBなどのメディアを通して情報を発信します。

必要な資格

スポーツジャーナリストになるには、出版社や新聞社、出版プロダクションなどに就職することが近道です。そのためには、文学を学んだり、スポーツ学科やマスコミ関連の専門コースの学校に入学たりして目指す方法があります。取材力が重要になるため、選手や関係者との人脈を築けるコミュニケーション能力も必要になってきます。

スタイル4:スポーツ審判員

仕事内容

スポーツ審判員は、審判員の制度がある競技で審判を行う仕事です。野球やサッカー、バレーボール、テニス、柔道などの競技でスポーツ審判員が必要とされます。競技では、スポーツ審判員の判定がそのまま競技の結果に結びつくため、非常に重要な仕事です。

必要な資格

スポーツ審判員になるには、それぞれの競技で決められている審判員の資格を取得する必要があります。講習を受けて審判資格を得るものもあれば、一定の期間、先輩の審判員の元で、修行しなければならないものもあります。

サッカーの審判 イエローカードを出す

スタイル5:監督・コーチ

仕事内容

監督・コーチは、スポーツ選手を指導して、試合のマネジメントを行います。そのために、幅広い知識と経験も必要とされます。チームの各選手の適性を理解し、医学やスポーツ科学などの観点から、適切な指導を行っていきます。試合では勝つことを目的に、指揮を執ります。

必要な資格

監督・コーチは指導者としてのスキルはもちろん、チームを勝利に導くためのリーダーシップとマネジメント力も必要になります。スポーツの種類によっては、講習などを受けて、資格を持つことが必要とされている場合もあります。スポーツ選手が引退した後に、自らの経験を生かして監督・コーチになるケースも多くあります。

スタイル6:スポーツプロモーター

仕事内容

スポーツプロモーターは、スポーツに関する試合やイベントを企画し開催することで、スポーツ選手の活躍の場を広げる仕事です。また観客が喜ぶ企画を実現することで、更にスポーツ選手が注目される機会を増やします。

必要な資格

スポーツプロモーターになるには、イベント会社やスポーツ団体に所属してスポーツイベント開催に関する経験を積むのが近道です。その他にも地方自治体や行政機関に所属して地域活性化イベントの一環で、スポーツイベントを開催するという手段もあります。集客できるイベントにするためには、企画力はもちろんのこと、様々な団体や選手に対しての交渉力、会場の手配や開催までの計画実行といった対応、更には広くイベントを告知するための宣伝スキルなど幅広い知識と経験が必要になります。

スタイル7:スポーツカメラマン

仕事内容

スポーツカメラマンは、スポーツの試合や、スポーツ選手を撮影する仕事です。スポーツに関わる写真や映像を撮影し、新聞や雑誌に掲載したり、テレビで放映したりすることで、スポーツ自体やスポーツ選手の活動をファンに知らせます。

必要な資格

スポーツカメラマンになるには、出版社や新聞社、テレビ局、出版プロダクションなどに就職することが近道です。また、写真や映像技術、スポーツ系の知識を身に付けておきましょう。一瞬のチャンスを取り逃さないようにするセンスも必要になります。写真学科がある学校やフォトグラファー養成学校、アート系の学校などで学んだ後に、新聞社や出版社に就職してスポーツカメラマンに就職するのが一般的な道になります。

どうすれば希望の仕事に就けるの?

大学や専門学校にはスポーツ系の学部や医療系の学部があるところがあります。そのような学部に進むのが希望の仕事に就くための近道です。またスポーツの部活動に所属することで、競技に関する経験を積めば、将来仕事に就いたときに、その経験を生かしたサポートを行うことができます。

いずれにしても、自身が目指す仕事に生かせるスキルは何かを理解して、そのスキルを学べる学校や活動ができる環境に進むようにしましょう。

図書館で勉強する女性

スポーツ選手をサポートする仕事に関するQ&Aコーナー

【Q1】スポーツ系の学部に進学するための学費はどのくらいかかるの?

スポーツ系の学部に進学するための学費はどのくらい必要になるのでしょうか。大学の場合だと、年間100万円から150万円の学費が必要となります。120万円から140万円かかる学校が最も多いです。専門学校では、年間80万円から140万円と必要な学費は、学校により幅があります。

【Q2】審判員になるのに資格が必要なスポーツは何?

審判員になるのに講習の受講や資格が必要なスポーツには、プロ野球やサッカーがあります。プロ野球の場合は、日本野球機構(NPB)が実施しているアンパイア・スクールを受講する必要があります。受講後は、プロ野球のキャンプに参加し、適性を判断の上、採用が判断されます。

サッカーの場合は、審判員に資格があります。サッカー審判員の資格は、1級から4級までの資格と女子1級の資格があります。例えば、4級の資格を持つことで、都道府県・市区町村などの地方大会の審判ができるようになります。資格を取得するには、都道府県サッカー協会の主催する4級審判員取得講習会を受講します。

【Q3】どんな仕事に就くか迷ったらどうやって選べば良い?

スポーツ選手をサポートする仕事に就きたい。でも、どんな仕事に就いたら良いか分からない。そう迷ったら、まず自分自身がスポーツを通して何をしたいのかを考えましょう。スポーツ選手の指導をしたいのでしょうか。それともスポーツ選手のサポートをしたいのでしょうか。

または、スポーツ選手の活躍やスポーツの楽しさを伝えたいのでしょうか。スポーツ選手の指導をしたいということであれば、監督・コーチなどを目指しましょう。スポーツ選手のサポートをしたいということであれば、スポーツトレーナーやスポーツインストラクターなどを目指しましょう。スポーツ選手の活躍やスポーツの楽しさを伝えたいということであれば、スポーツジャーナリストやスポーツプロモーター、スポーツカメラマンを目指しましょう。

【1】スポーツトレーナーは、フィジカル面・メンタル面の両面からスポーツ選手を指導する。

【2】スポーツジャーナリストになるには、出版社や新聞社、出版プロダクションなどに就職することが近道。

【3】スポーツ審判員になるには、それぞれの競技で決められている資格が必要。

【4】スポーツカメラマンには、一瞬のチャンスを取り逃さないようにするセンスも必要。

【5】スポーツ系の学部に進学するための学費は年間80万円から150万円くらい必要。

【参考】

スタディサプリ進路

Career Garden

学研進学サイト ガクセイト

ベスト進学ネット

東京スポーツ・レクレーション専門学校

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