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シヴァナンダヨガの資格とは?資格内容と仕事スタイルまとめ

シヴァナンダヨガを聞いたことがありますか?ヨガだろうと言うことはわかりますが、どんなヨガなのかを知らない人は多いと思います。ちなみにwikipediaで検索したのですが、英語版でしか出て来ませんでした。実はヨガをやっている人にとっては馴染みのある名前で結構メジャーなものだそうです。その概要と資格など紹介してまいります。

1)シヴァナンダヨガとはどんなヨガ?

シヴァナンダヨガというものは、西洋医師であった、デバナンダ医師が師匠のシヴァナンダ師から伝授されたヨガを西洋医学と融合させて体系化したヨガの事。ヨガとして伝統と科学が融合した、現代の人たちに非常にマッチしたヨガなので受け入れやすく、生活にも生かしやすいものとなっているようです。

伝統的なアーサナ(型ポーズ)・ブラーナヤーマ(呼吸)・シャパーサナ(リラクゼーション)・食事や瞑想などをバランスよく組合せる事により、現代人に合うように体系作られ、心と体のバランスを重視したものとなっています。別名「癒しのヨーガ」と呼ばれています。

数ある流派の中でもメジャーなものの一つで、世界中で実践されています。特徴は西洋医学を学んだ創始者によって体系化されているので、食事が重視されている点で、他の流派にはないものです。

流派として健康というものを特に意識したものとなっているのが、近代ヨガの指針とまで言われ、リスペクトされている理由でしょう。

2)シヴァナンダヨガの資格を取得するには

ヨガを指導するに当たっては資格なしでも大丈夫なのですが、どちらかと言うと何を学んだかとか、どの流派にいるかなどが重要なポイントです。基本の資格としては、全米ヨガアライアンス協会RYT200RYT500を修めたりした後、さらに深くヨガを知るためにシヴァナンダヨガTTC(ヨガ ティーチャー トレーニング)を受け、ヨガの哲学を深く学びます。

そこまでしなくてもシヴァナンダヨガの指導者を名乗ることはできますが、やはりさまざまなところで支障が出るでしょう。ヨガの初心者を教えるくらいならなんとかなっても、ベテランなど深くヨガを学ぶ人たちには通用しなくなるので、やはり専門の流派の師について学ぶ事をオススメします。

シヴァナンダヨガの指導者の講習や研修は、海外などでも盛んですが、国内にもヨガの師を迎えて開催されています。英語での指導が主なものになるので、語学力がなければかなり厳しいと言われています。最近では日本語に対応した研修なども行われていますので、よく説明を聞いて参加しましょう。

3)シヴァナンダヨガの現状とインストラクターの生活を覗いてみる

シヴァナンダヨガ

「シヴァナンダヨガのインストラクターになったから」といって他の流派のインストラクターと生活は変わるものではありません。ヨガのインスタラクターの生活水準は、フィットネスクラブのインストラクターとさほど変わりません。

フィットネス先進国で、ヨガ人口が全人口の4分の1にも達するアメリカと違って、まだまだ社会認知度や市場や労務関係については安定していません。ヨガのインストラクターだけで食べている人は少ないというのが現状です。ヨガとピラティスや加圧トレーニング・パーソナルジム・エアロビクス等のフィットネス関連トレーナーを兼任していたり、自分のスタジオを運営しながら別のジムで教えに行ったり、公民館などを借りて地域の集いや愛好者のためのワークショップなどを開いたりと、さまざまな兼業を行います

そのライフスタイルは、フィットネストレーナーなどの業界人と同じではありますが、大きな違いはシヴァナンダヨガを学んでいるので、健康的で精神的に安定している人が多いことでしょう。ヨガの中でもシヴァナンダヨガは瞑想やインド哲学に触れる機会が多く、普通の生活水準を送れるならそれ以上の満足感が得られると考えられます。

また将来的な話をすると、シヴァナンダヨガの本質は健康な体と安定した精神など、さまざまないいところがあります。ホットヨガやアーサナがメインのヨガなどと比べても、年齢層が広く一般向けしやすいものであり、高齢化社会を迎えて増えている引退して時間に余裕のある人や、健康に気を使うような人たちにはうってつけです。

日本ではヨガは発展途上なので、ヨガ人口は比較的少ないのですが、それでもインストラクターは足らない状況です。取得しておいて経験を積んでおくのは、将来に向かってかなり有効な先行投資だと言えます。

4)シヴァナンダヨガインストラクターの給与は?

シヴァナンダヨガのインストラクターの給料は、他のフィットネスインストラクターやトレーナーと変わりません。

ヨガ人口が多いアメリカ本国でも、ヨガ指導者の給与は安いことで問題になっているとの事なので、そんなに給与が良いわけではありません。ただ、ヨガ指導者として人気が出たり、自分のヨガスタジオが繁盛すればかなりの高収入になります。

5)シヴァナンダヨガの将来性と海外事情

シヴァナンダヨガ

シヴァナンダヨガについては、アーサナ(ポーズ)重視ではなく、呼吸・瞑想・食事・哲学などバランス良く指導するので、老若男女問わず学ぶことができます。ヨガ全体にも言えるのですが、ヨガをエクササイズと捉えるか、一つの健康法と捉えるか、高度な哲学と捉えるかは人それぞれです。

日本ではオーム真理教の事件の影響もあり、ヨガは長らくマスコミにも取り上げられず、口コミもなく、思想や哲学ではなくエクササイズや健康法としての発展をしてきました。しかし伝統的で古典的なヨガを現代にマッチするように体系づけられたシヴァナンダヨガは、人々に受け入れられやすく、どんどん発展していくでしょう。

海外ではヨガの瞑想や思想なども含めたヨガのエクササイズが一般に受け入れられており、シヴァナンダヨガのTTCなども広く行われています。インドやタイに行って、直接ヨガに師に学ぶ集中講義もありますので、ヨガに傾倒して機会と余裕があるなら一度は受けてみるべきでしょう。

6)シヴァナンダヨガの資格に関するQ&A

ここではシヴァナンダヨガに関する質問にお答えします。

【Q1】シヴァナンダヨガってどこでやっていますか?

東京や大阪など大都市や地方の中心都市などでは、シヴァナンダヨガのレッスンを行うスタジオはすぐに見つかると思います。地方に行くと大きなスタジオはあまりなく、シヴァナンダヨガを個人で修行された方の比較的小さなスタジオはありますが、目立ったものはそんなにないでしょう。

TTCを行っているスクールなどは、大都市にしかないと思って間違いないと思います。ただし、海外でのTTCに行く場合は日本のどこに住んでいてもあまり重要ではないので、地方でシヴァナンダヨガのインストラクターを目指すなら海外に行くのが早道と考えられます。

【Q2】シヴァナンダヨガの資格は学生でも取れますか?

シヴァナンダヨガのTTCは誰でも取れるので、学生時代に取るのもいいと思います。特に海外でのTTCについては、社会人になってからでは休みを取るのが難しいので、時間の取れる学生時代にとってしまうのもいいかと思います。

全米ヨガアライアンス協会のRYT200なども集中して取れる講習などがあります。いわば合宿免許みたいなものなので、フィットネス業界への就職を考えたり、将来ヨガスタジオを開きたいなどの希望があるのなら、学生のうちにとってしまいましょう。

【Q3】シヴァナンダヨガって本場はやはりインドですか?

ヨガはインドが起源で、近代ヨガについてもインドでヨガを習得したたくさんのヨガの師が現代社会に合わせて体系化したものを広め、それが海を渡ってアメリカで爆発的にブームとなりました。

現在でも非常に盛んなのはフィットネス大国でもある、アメリカです。エクササイズの一つとして受け入れられ、エキゾチックな東洋思想に傾倒する人が多数出て、ヨガをより深く学ぼうという時流ができています。ですから、現代ヨガの本場はアメリカといっても過言ではないと思います。

シヴァナンダヨガの概要について、その資格とライフスタイルなどをざっと紹介しましたが、いかがだったでしょうか。ヨガの中でもとてもバランスが良く、肉体と精神の安定と健康を求めるヨガなので、さまざまな年代にも受け入れられやすい、今後も発展するであろうヨガの流派です。

<参考>
【給料BANK】
【sivananda yoga vedanta centeres】
【TULA】

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