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ストレッチ系資格を通信で取得しよう!12種類の違いとは?

最近は健康ブームに乗ってストレッチを自宅でも行う人が増えています。それにともない、さらに専門的に勉強したいと資格取得を考える人も増えていますので、今回は手軽に取得できるストレッチの通信講座について、種類やメリット・デメリットについて詳しく紹介します。

ストレッチの基礎知識

ストレッチと言えば、スポーツなど、体を動かす前後の準備運動・整理運動を想像する人が多いと思います。ストレッチは普段から気軽に行いやすいものであるため、アキレス腱を切らないようにとか、体を痛めないようになど、あまり深く考えて行っている人は多くないでしょう。まずは基本を押さえるためにもストレッチの基礎知識について説明していきます。

ストレッチとマッサージはどこが違うの?

(1)ストレッチとは
ストレッチの特徴は、筋肉をそれぞれのパーツとしてとらえ、身体を動かすことで筋肉全体を引き伸ばしていくエクササイズのことです。

ストレッチの目的は関節の可動域を広げることで身体の柔軟性を高め、ケガや傷害を予防することです。しかしスレトッチトレーナーは国家資格としての資格はなく、無資格や民間資格のみとなります。言い換えればその民間資格を取得し、しっかりした知識・技術を備えていれば、専門的な指導を行うことが可能な分野と言えます。

(2)マッサージとは
マッサージとストレッチとの最大の相違点は、身体を動かすか・動かさないかという点です。ストレッチは筋肉をそれぞれのパーツでとらえ、身体を動かす事で筋肉全体を引き伸ばしていきます。それに対してマッサージは、関節などの体を動かすことなくそれぞれの筋肉にダイレクトに圧を加え、ほぐすことで血液循環の改善やコリを解消し、体を軽くする効果があります。

マッサージは血流のうっ血などから起こるコリを改善することが目的のため、事前に症状が出ないようにする予防を目的としたものではなく、直接あらわれている症状への対処療法です。

ストレッチは、普段から気軽にやっているエクササイズのため、多くの人は意外と知らないことが多かったのではないでしょうか。しかしストレッチはエクササイズを行う上での準備運動となり、その動きは運動の基礎的知識だからこそしっかり押さておく必要があります。今後、運動に関わる予定の人であれば、まず習得しておくべき知識として必要です。

ストレッチの資格とは

ストレッチは幅広く知られている運動の一つですが、多くの人が見よう見まねで行っている場合が多く、しっかり理解して行っている人は多くありません。しかし、ストレッチの知識をしっかり身につけることで、ケガの予防だけでなく、美容効果の促進や体の構造についても理解を深めることができます。

資格には大きく分けて、国家資格と民間資格の2種類があります。例えばマッサージ師は国家資格となるため、マッサージ師と名乗れるのは国家資格の取得者のみとなります。そのためマッサージではなく、もみほぐしと表現しているお店が多いのはそのためです。

それに対して、ストレッチは民間資格となり、他にも多種多様に存在します。

ストレッチを学ぶ3つのメリット

メリット1:体の構造を知るのに最適
最近注目されているストレッチやヨガなどのインストラクターには、筋肉・関節・骨など人体の構造や解剖学の知識が必要となります。
どの運動を行うにも事前にストレッチを行いますので、実施や指導をするために、ストレッチの知識を持っていることはとても大切です。

ストレッチにおいて体をどのように動かせばどこの筋肉を伸ばすことができるのか、ダイエットや美容効果を引き出すにはどうすればいいのかなど、全てはこのストレッチの知識が基礎となります。
つまり、ストレッチ資格を学ぶことは、基礎となる解剖学などの知識を押さえることが可能なだけでなく、ストレッチの資格を得ることで幅広い仕事につなげられるメリットがあるのです。

メリット2:効果範囲はさまざま
ストレッチは比較的簡単な動きではありますが、その効果はさまざまあり、対象範囲も広いです。大別すると動的ストレッチ静的ストレッチになりますが、両方とも筋肉や関節の柔軟性血液の循環を改善する効果があり、ウォームアップだけでなくクールダウンにも効果的です。やり方次第ではリラクゼーション効果を引き出すこともできるため、心身の活性化沈静化など目的に合わせて組み合わせられる柔軟なエクササイズと言えます。

メリット3:活躍の場は幅広くある
ストレッチは柔軟性や血液循環の向上から、健康・美容向けまで仕事において幅広く需要があります。ストレッチ専門店はもちろんですが、他にはパーソナルトレーニングジム・フィットネスクラブ・エステ店などにおいても、多く求人が出されています。

現在であればまだストレッチブームの影響から間もなく、ベテランはまだまだ少ないので、技術次第では地位向上も望める分野です。

通信講座のメリット・デメリット

ここでは通信講座のメリット・デメリットについて触れていきますが、目的や置かれている環境などで大きく左右します。短期的なものであればまだいいですが、長期的となるとメリット・デメリットはとても重要になりますので、検討する上で必要な内容について説明します。

通信講座のメリット

通信講座の大きな魅力のひとつは、好きな時間や場所で勉強ができることです。
地方など遠方からで通学できなくても、自宅で最新の通信講座で受けることができます。

さらなるメリットとしては、通学しなくてもよいため、通学時間や交通費を節約することができます。テキストがあるので、一度で理解ができなかった場合でも何度でも見直すことができるところです。

通信講座のデメリット

通信講座は通学に比べて自由度が高い分、目的意識をしっかり持って臨まないと、勉強がはかどらず資格の取得が遠のきます。自分の現状に合った現実的な計画を立て、実行する能力とやる気が求められます。
一人で勉強することになるので孤独になりがちで諦めやすくなることや、わからないことがあった場合もすぐに質問することは難しいです。

もちろん、質問は電話やWEBにて受け付けていますが、通学と比較すると気軽さはないため、頻度は少なくなります。

短期間で取得ができるおススメ資格5選

ストレッチは、学べる知識は奥深いですが、学びやすいところがメリットになります。しかも短期間に要点を学べて、資格を習得することができる講座は豊富にあります。ここでは通信教育に限ったものではありませんが、1~3日程度で修了できるオススメの5つの資格取得講座を紹介します。

日本ストレッチング協会

(1)目的
ストレッチ施術により介護現場や教職員など幅広い分野を対象として活動しています。ストレッチ中心の協会となるので、ストレッチに関するディ-プな最新情報や活動の場を提供しており、地域の社会貢献として活気ある社会づくりを目指しています。

(2)資格概要
資格取得の学習では主に、筋生理学スポーツ医学機能解剖学などの幅広い専門知識を取得することができます。認定資格は4種類あり、ストレッチングトレーナーセルフでは、1人でも行うことができるセルフストレッチングの実施、その指導などの実践的知識や能力を身につけられます。

資格は最短1日で取得ができるため、費用は受講料・認定料・入会費が掛かりますが比較的割安とです。

カラダメンテ養成スクール

(1)目的
筋肉に対するストレッチ技術にフォーカスするのではなく、姿勢のチェック・その改善方法の提案スキルなど、ストレッチトレーナーとしての技術、知識の習得や普及を目指すというのが目的です。

(2)資格概要
身体全身の筋肉に対するストレッチ法を、多様なアプローチを加えながら学習することができ、パーソナルトレーナーの必要な知識、技術を身に付けられます。通信でも勉強ができるため、繰り返し復習することができるなど、やる気さえあれば初心者でも学びやすい環境が整っています。

資格は1~3級まで資格があり、「IBMA認定パーソナルストレッチトレーナー資格3級」(ストレッチの基礎知識、解剖学)は、2日間の講座により取得可能

費用はテキスト・資格認定テスト代が含まれています。ここでは、ストレッチだけではなく、ヨガ加圧トレーニングなどの資格も取得することができ、さらに勉強を続けていきたい人に向いている資格となります。

ノバストストレッチ協会

(1)目的
ノバストレッチ協会は、名古屋で活動・開講している、理学療法士監修というストレッチ講座を運営している団体です。パートナーストレッチというものを普及させ、一人でも多くの人の健康増進を目的に運営しています。

(2)資格概要
トレーナー向けの認定資格の取得や、さらなる学習の継続を目指しています。資格は主に3種類、ベーシックな『NOVASTインストラクター資格』は全2回10時間コースとなり、費用を支払うことで取得することができます。

講座自体は全2回と少ないですが、修了後もメルマガ配信やコミュニティ参加が可能となりやる気次第では継続的に学習することができるので、上位のトレーナー資格やマスター資格に目指すこともできます。

国際ボディメンテナンス協会(IBMA)

(1)目的
多様なボディメンテナンス指導を行う専門家を育成することで、お互いに専門性を高めあい、世界に向けてセルフメンテナンスの重要性や普及を図り、社会貢献を目指している団体です。

(2)資格概要
資格は3種類あり『ストレッチの実施法』・『解剖学のストレッチの習得』があります。取得時間は最短で15時間で、費用は受講料・会費がかかります。講座は日本国内6か所で開催しております。

シンデレラストレッチ協会

(1)目的
協会名からもおわかりのとおり「女性は社会の太陽である」をスローガンに、女性を中心として心身の健康維持サポートを推進している団体です。身体の歪みを解消しつつ、身体の免疫力を高めるための取り組みやすいストレッチの普及を目指しています。

(2)資格概要
2種類の資格、シンデレラストレッチ教室を指導できるファシリテーターの育成、そしてその上級ライセンスに当たるプロフェッショナル認定資格を取得できます。

歪みと体調不調の関係や、習慣によって徐々に悪化してきた姿勢を整えるストレッチなど、日常に取り入れられる「ながらストレッチ」の理論やスキルを学ぶことができます。
ファシリテーター資格の講座(全16時間)では、学習期間は選択が可能で一般的には2~3日で修了することができます。

費用は、受講料・教材費・試験料・認定料・年会費がかかります。

長期で取得するおススメ資格3選

ストレッチ

短期間で取得できる資格を説明してきましたが、ここではよりしっかりと学んでインストラクターとして即戦力で就職したい人向けに、長期で取得が可能なオススメ資格3種類を紹介します。

ドクタートレーニングプロジェクト

(1)目的
ストレッチのスキルや理論を取得することが可能。卒業後であっても、卒業生向けに最新情報配信や就職支援なども継続して行ってくれます。

(2)資格概要
ストレッチを仕事にしたい人・トレッチをしっかり身に付けたい人向けに、身体とストレッチに関する基礎知識トレーニングとストレッチにおける関係性や、肩こりや腰痛などに対するアプローチ方法などを習得できます。取得期間は全8回・2か月間です。
費用はキャンペーンなどで割引サービスも実施しており、都度ご確認ください。

メディカルグローアップアカデミー(MGA)

(1)目的
国内では世界の三大ミスコンテストである、ミスワールドの日本代表者向けのトレーニングメニューに導入されているなど、豊富な実績のある組織です。全国には多くの認定を受けた学校があり、幅広い就職支援や、卒業後の就職継続支援体制が整っていることもメリットとなります。

(2)資格概要
ストレッチ専門のコースというものがあり、プロフェッショナルトレーナー資格の認定をしています。ストレッチ専門のコースは2種類あり『基礎』と『応用』の各40時間です。費用を支払うことで受講可能です。

体や筋肉の機能・解剖学・ストレッチスキルだけでなく、さまざまな症状からスポーツ選手向けストレッチメニューのプラン作成まで、幅広く習得できます。

日本ストレッチトレーナー学院

(1)目的
熟練ストレッチトレーナーによる施術指導により、初心者でもわかるよう丁寧に学習することができます。就職支援など、卒業後のアフターフォローも充実しているため、他にはあまりない健全経営法の指導や、活動方法のマネジメント等の開業支援まで行ってくれます。

(2)資格概要
姿勢矯正に力を入れており、肩こりや腰痛を改善のためのストレッチ、などを目指すストレッチトレーナーに関する資格があります。
姿勢矯正ダイエット法をわかりやすく教えるコミュニケーション術を学ぶことができ、心理面からアプローチしてモチベーションを持ち続けられるような幅広い知識・技術が習得が可能です。

どうしても長期講座のため短期講座に比べると高額にはなりますが、就職支援やスキルアップサポートも充実しており、ストレッチ知識・技術を真剣に習得したい人や仕事に生かしたい人にはオススメです。

通信講座で取得できるストレッチ資格3選

ストレッチ

通信講座で取得できるおススメのストレッチ資格を説明します。これまで短期で取得できるもの・長期で取得できるものは触れてきましたが、タイトルにもある通り、ここでは通信講座で取得できるオススメの資格を4つに厳選して紹介します。

アロマ・パートナーストレッチ講座

グローバルボディケア総合学院『SHIKAKU-ONE』が認定するこの資格は、1か月ほどで取得できる講座で、性別は不問です。気軽に取れる資格で将来的に役に立てることが可能な資格になっています。

開業を考えている場合であれば、サービスメニューに取り入ることはもちろん、日常においても自分だけでなく、身近な方の体質を改善させる上でも役に立つ技術です。費用は月々の分割24回払いでも受講でき、比較的安く勉強ができる資格と言えます。

ACCA

コンディショニングコーチ・養成講座特定非営利活動法人アスレティックコンディショニングコーチズ協会が認定する資格です。ストレッチのみに特化した講座ではありませんが、スポーツコンディショニングを総合的に習得することができ、その基礎となるストレッチについてもしっかり学ぶことができます。

この講座では、ストレッチ指導筋肉ごとの強化方法スポーツ障害栄養学など、スポーツ選手をサポートする上で必要とされる幅広い知識を学ぶことができます。費用は比較的安く、期間は10か月程となります。

National Academy of Sports Medicine(NASM)–Performance Enhancement Specialist(PES)

日本で取得できるNASMの資格です。スポーツ選手のパフォーマンスを向上させ、コンディションの維持・改善に効果的な資格と言われています。今後スポーツに関わりたい方にはオススメな資格です。NASM-PES資格はオンラインで受講できる点もメリットとしてあげられます。スポーツに関わりたいと考えている方にはオススメです。

・ストレッチは、筋肉をパーツとしてとらえ、筋肉全体を引き伸ばしていくエクササイズである。
・資格には大きく分けて国家資格と民間資格があり、ストレッチは民間の資格のみである。
・通信教育での取得にはメリット・デメリットがあるため、どちらが自分に向いているのか確認して決めることが必要である。
・ストレッチの資格は、民間資格であるため国内・国外だけでなく、さまざまな種類が存在する。取得する資格は、どうなりたいのか目的をもって選ぶ必要がある。
・ストレッチインストラクターは応用範囲が広く、需要も高い上、トレーナー人口がまだまだ少ないことから、付加価値として活かせる機会は多い。

<参考文献>
資格のマナビバ
SuzuTarog

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