ピラティスインストラクターの給料を紹介!3つの働き方別の収入の違い
ピラティスインストラクターはヨガインストラクターと同様に、正社員、フリーランス、自宅でも行える独立開業まで様々な働き方があります。そんなピラティスインストラクターの平均的な収入、高収入を得ているインストラクターの働き方を紹介。
1)ピラティスインストラクターの働き方3つって?収入も教えて
ピラティスインストラクターとして働くには、ヨガスタジオやフィットネスジムなどで正社員として働く方法やフリーランスとして業務委託を受ける方法、ピラティススタジオを独立開業する方法があります。
また、働き方や雇用形態などでも収入は大きく変わってきます。
タイプ1:ヨガスタジオ、フィットネスジムなどで社員として働く
(1)平均的な給与は?
フィットネスジムやヨガ・ピラティススタジオで正社員として働いた場合、東京都内ですと月給17万〜20万円が平均的です。これは経験の浅い1年目や2年目の給料なので、ここから徐々に増えていくと考えてください。
経験関係なく見た場合ですと、だいたい290万〜350万円程度が年収となります。
(2)より多くの給与を得るには?
より多くの給料を得るために、インストラクターとして必要なのは「人気」です。人気があるインストラクターになれば、教室に多くの生徒を呼ぶこともできますよね。
人気を獲得し売り上げに貢献すること、これが給料をあげる方法なのです。
正社員として働いているインストラクターは月給30万円を目指すことが自分の価値を測る大きな目安となっています。
タイプ2:フリーランスで働く
(1)平均的な収入は?
フィットネスジムやヨガ・ピラティススタジオから委託業務という形で働いた場合、1レッスン(60分〜90分)で3000〜5000円ほどが相場です。
もちろん経験が浅く人気がない場合は、3000円以下ということもありますが、人気があり生徒を多く抱えるインストラクターになると5000円以上はもちろん、イベントなどに参加できるようになると1万円を超えることもあります。
また、1レッスン単位ではなく、生徒一人当たり500円などの業務委託もあります。
こちらの方が人気度が顕著に表れますね。
(2)フリーランスの特徴は?
フリーランスとして働く場合は、自分の好きなような業務量で働くことができます。
毎日のようにレッスンを行い、収入を増やして行くこともできますし、週に3回のレッスンだけ持ちたいという、主婦などにもできます。平均的なインストラクターは、週に5日働き、1日2〜4本のレッスンを行います。
1レッスン5000円で、1日3レッスン、週5日働いたことを想定して、月22日で、月給33万円になります。働いた分だけ収入を得られるので、働き方に自由度が増しますね。そして、最も気をつけたいところが体調管理です。
休んだ日の給料はもらえません。数日の休みが収入に大きな影響を及ぼしますので、注意が必要です。
タイプ3:ピラティススタジオ開業
(1)平均的な収入は?
独立開業した場合、生徒さんからもらうレッスン料がそのまま手元に入ってきます。
ここから様々な経費が引かれるので、全てが利益になる訳ではありませんが、1レッスンで多くの人を呼べればその分だけダイレクトで収益になります。
ひとりの生徒のレッスン料が1レッスン(60分〜90分)、2500円〜5000円だと言われています。
1レッスンで5人集まるのと、10人集まるのでは倍の金額違うので、どれだけ生徒を集められるかが鍵になってきます。
(2)開業は大変?
独立開業するには初期投資にお金がかかります。
クラウドファンディングなどの登場によって開業すること自体の敷居は低くなったことは確かですし、自宅の一角を使いレッスンする主婦などもいるので、飲食店などと比べると始めやすいです。
しかし、開業したからといって安定した収入が入ってくるわけではありません。インストラクターとしての実力はもちろんのこと、経営していく能力や売り上げを安定させる努力が必要になってきます。
また、良いレッスンを提供する以前に、自分のスタジオを知ってもらう必要もあるので、宣伝はどのようにしていくか、資金繰りはどうするか、従業員はどうするのかなど、考えることは多岐に渡り責任も伴ってきます。
ただ経営手腕がよければ、収入はどんどん増えていくでしょう。
2)より高い収入を得たくなったら?
より多く稼ぎたい:レベル1
収入の高いインストラクターは、大手のヨガ・ピラティススタジオに正社員として就職し、そこで経験を積んだあと、フリーランスとして業務委託を受け働くことが基本的です。
また月収・年収の高いインストラクターに共通していることはインストラクターの人気が関わってきているということです。
人気のインストラクターは多くの生徒を呼べる分、企業に勤める社員であろうと、業務委託のフリーランスであろうと収入はおのずと多くなります。
しかし、人気のインストラクターでも年収400万円を超えれば良い方だともいわれています。
もっともっと稼ぎたい!:レベル2
もっともっと稼ぎたい人はやはり独立開業して、経営者として仕事をすることがもっとも良いかもしれません。
人気なピラティススタジオを作り、店舗も拡大できれば収入はどんどん増えていきます。
また、ピラティスインストラクターとしての人気に加え、他に得意なことがあれば収入をあげることもできるでしょう。
ピラティスは健康や美容を目的としたものなので、食事や栄養などの知識やハーブなどのリラックスを目的と活用されているものの知識があれば、他のインストラクターとは違う付加価値をつけることができます。
そのような知識や経験、ノウハウを発信できればさらに付加価値をつけられるでしょう。SNSやブログなどのツールは活用していくと良いかもしれません。
3)ピラティスインストラクターになりたい!どうなるのか教えて
未経験でもなれるのか
ヨガスタジオによっては、未経験から採用しているところもあります。
ただ最初からクラスを担当することはありません。受付業務や雑用、その他の業務をこなしながら徐々にピラティスについて学んで行くことが多いようです。
また、ピラティスインストラクターとしての経験はなくても、ヨガインストラクターなど運動指導の経験があれば、応募可能なところもあります。
ピラティスは、ヨガの技法を取り入れているので応用がききます。ヨガ、ピラティス周辺の資格を持っていれば良いアピールになるでしょう。
全くの未経験からでも求人はありますが、入社してから勉強することが多くありますので、気合が必要でしょう。
資格と学校
ピラティスインストラクターになるための学校があります。
そこで学びながら資格を取得することがピラティスインストラクターになる近道です。
普段求人には載っていないようなところが、学校の求人にあることもあるので、未経験からでも応募可能な求人を探すより、学校卒業後の活躍の場も増えていくでしょう。
卒業後は基本的に、ヨガ・ピラティススタジオに就職するか、フリーランスとして業務委託を受けるかの二択です。
4)ピラティスに関するQ&A
資格はあるのですが仕事が見つかりません
東京都なら求人数も多く仕事先もありますが、地方では求人が少ないところもあります。そんな時は、レンタルスタジオを借りて始めるのも良いでしょう。
近くにピラティスをやっているところがないのであれば、興味を持って訪れる生徒もいるかもしれません。うまく宣伝をして、生徒さんに常連になってもらえれば、ちゃんとした収入を得ることもできますよ。
男ですがピラティスインストラクターとしてやっていけますか?
ピラティスのインストラクターに女性が多いのは事実ですが、最近では男のインストラクターも増えてきています。逆に男性のインストラクターは少なく希少価値が高いとも言えます。
自分の頑張り次第な部分もありますが、男性だからこそという部分を活かせれば、人気も獲得できますよ。
開業するのに資格は必要ですか?
独立開業するのに資格は必要ありません。ピラティスのインストラクターは無資格でも指導できます。資格があれば宣伝効果にはなることは間違い無いです。しかし、インストラクターでなくとも美しい身体を努力し維持している人が多くなった今、資格より、技術や知識豊富でレッスンも楽しいインストラクターが求められているということも事実です。
ピラティスの資格がたくさんあってわかりません。
代表的な資格をお伝えします。
・basi(バシ)ピラティス
南カリフォルニアに本部を構え、世界最大規模であり業界の基準ともなっています。
・PHIピラティス
トップアスリートから高齢者まで、アレンジを活かせるプログラムが多い。
・JAPICA 日本ピラティス指導者協会
日本時の骨格に合わせたアプローチが特徴。
・FTP Japan
資格取得では、短期間で安価に取得でき、マットピラティスに特化。
・Sttot Piratis (ストットピラティス)
ピラティス界の名門校とも言われていて、様々な業界からも注目を浴びています。
正社員として働いた場合、年収290万〜350万円が妥当
フリーランスとして働いた場合、1レッスン3000〜5000円で自分のペースで業務量を変えられる
開業した場合、1レッスンの料金はひとりあたり2500〜5000円が平均的。より多くの人を集められるかが鍵
より多くの収入を得るためには、開業し人気店にする。また、差別化として独自の付加価値もつける