理学療法士 職業 理学療法士 トレーナー向け資格

理学療法士を目指せる専門学校!後悔のない進路選択ができるように解説!

理学療法士になるには

理学療法士になるには、厚生労働省が実施している理学療法士国家試験に合格する必要があります。
理学療法士国家試験は直近10年の平均合格率が84.1%と、非常に高い水準です。
この受験資格を得るためには、理学療法学科などの養成課程がある大学・短大・専門学校・指定の養成施設で3年以上学び、必要な知識と技術を身につけて卒業する必要があります。

学ぶ内容は大きく分けて医療専門職として働くための基盤となる「基礎分野」・リハビリテーションの理念や疾病などの「専門基礎分野」・具体的な理学療法の「専門分野」です。
「専門分野」には病院などで患者に理学療法を実践する『臨床実習』も含まれます。

<関連リンク>
理学療法士とは何か?仕事内容から、似ている作業療法士との違いまで解説!

理学療法士を目指す専門学校について知ろう!

3~4年間で理学療法士として必要な知識とスキルを集中的に深く学び、国家資格取得を目指します。
働きながら理学療法士の資格取得を目指す人などのために夜間部もあり、社会人でも理学療法士を目指すことができます。
夜間部でも昼間部と同じようなカリキュラムが組まれており、実習や実技を通して即戦力として活躍できる理学療法士を目指せます。
さらに4年制の大学と比べて3年制の学校が多く学費を抑えることができます。
夜間部の場合はさらに学費を抑えることができて、経済的負担は少ないでしょう。

昼間部と夜間部がある

昼間

理学療法などの専門分野に特化した授業だけでなく、臨床実習や実技を通して理学療法士の現場を学ぶことができます。
実践力を高めて即戦力の人材を輩出するため、少人数制を設けています。
昼間部は夜間部に比べて高校卒業後の学生が多いため、高校卒業後の進路として選ぶ場合には打ち解けやすい環境があります。
放課後や休日にはアルバイトをすることもでき、学業とプライベートの両立を目指せます。

夜間

高校卒業後の人だけでなく社会人や主婦、フリーターなどさまざまな経歴の人が入学しています。
参考:文部科学省「学校基本調査」
参考:東京都専修学校各種学校協会調査統計部「平成30年度 在籍調査」

ほとんどの夜間部では18時から21時30分まで授業を行っていることが多く、短時間で集中して理学療法などの専門分野の授業を行います。昼間部と変わらない国家資格対策を行っている学校が多く、充実したサポートがあります。

専門学校には3年以上通う必要があります!

理学療法士の国家試験は「学校教育法 (昭和二十二年法律第二十六号)第九十条第一項の規定により大学に入学することができる者(この号の規定により文部科学大臣の指定した学校が大学である場合において、当該大学が同条第二項 の規定により当該大学に入学させた者を含む。)で、文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、文部科学大臣が指定した学校又は都道府県知事が指定した理学療法士養成施設において、三年以上理学療法士として必要な知識及び技能を修得したもの」と定められています。

よって、理学療法士の国家資格を取得するためには、3年以上の時間が必要です。

4年制

「高度専門士」の称号が付与される課程を修了した人は、大学院への入学資格が認められ、理学療法について深く学ぶことができます。
参考:文部科学省 専門士・高度専門士の称号とは

3年制より1年間多く学ぶことができるため、基礎から1つずつ学びたい人や、時間をかけてじっくり学びたい人にオススメです。

3年制

3年制では1年分の学費を抑えることができるため、経済的な負担を減らせます。
1年間短いため、勉強が大変だと思う受験生もいますが、集中して知識と技術の修得を目指せる基礎学力と集中力のある人にオススメです。
さらに、1年早く臨床の現場に出て理学療法士として働くことができ、即戦力として活躍できます。

さまざまな入試方法があります!

「一般入試」・「推薦入試」・「AO入試」・「特待生入試」・「社会人入試」などがあります。
入試では、筆記試験や作文・適性診断や面接を行う専門学校もあります。

詳しい入試制度は各専門学校の公式ホームページをご確認ください。

国家試験で出題される科目!

第55回理学療法士国家試験の試験科目および試験方法では
筆記試験
一般問題…解剖学・生理学・運動学・病理学概論・臨床心理学・リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)・臨床医学大要(人間発達学を含む)及び理学療法
実地問題…運動学・臨床心理学・リハビリテーション医学・臨床医学大要(人間発達学を含む)及び理学療法
が出題されます。
参考:厚生労働省 理学療法士国家試験の施行

専門学校では専門分野に特化して学ぶことが大きな特徴であり、実習や実技に多く時間が割かれています。
参考:文部科学省「平成23年度 専修学校を設置する法人等の組織に関する調査、学科・教員に関する調査」

座学

基礎分野として「理学療法」や「いのちの倫理」など、医療人として必要な患者に寄り添う気持ちを学びます。年次ごとに「理学療法 評価学」「理学療法 治療学」など、専門分野を実務経験のある先生から段階的に学べることが多いです。

実習

臨床実習や実習教育では現場の様子や、現場で求められる力を具体的に説明しながら教えています。
卒業後、現場ですぐに活躍できる実践力が身につけられます。

夜間部の方が学費を抑えて通えます!

専門学校の納付金は159万円~201万円程度かかります。
夜間部の場合、129万円~170万円程度です。
昼間部に4年間通った場合、480万円~560万円程度かかりますが、夜間部に4年間通う場合360万円~440万円程度に抑えることができます。

参考:公益社団法人 東京都専修学校各種学校協会「平成30年度 学生・生徒納付金調査結果」

大学と比べて専門学校の方が最短3年で卒業できるため、学費を抑えることができるだけでなく、学校によって支援金制度も利用できます。
詳しい学費は各専門学校の公式ホームページをご確認ください。

<関連リンク>
理学療法士を目指せる専門学校の学費を比較!(2019年度全国版)

大学・大学院への入学も目指せます!

4年制の専門学校を卒業した場合「高度専門士」の称号が付与され、大学院への入学資格が認められます。
3年制の専門学校を卒業した場合「専門士」の称号が付与され、大学への編入学資格が認められます。

参考:文部科学省 専門士・高度専門士の称号とは

ほとんどの人が就職をしています!

「専門学校の卒業者に占める就職者の割合」では、医療系と教育・社会福祉系は9割近い高い就職率を誇っています。
参考:文部科学省「学校基本調査」

ほかにも「専門士」や「高度専門士」の称号を得られることで、大学への編入や大学院への受験資格が得られます。

専門学校から理学療法士を目指せます!

専門学校から理学療法士を目指すことは十分にできることがお分かりいただけたと思います。
大学と比べて学費を抑えて通うことができるので、経済的負担を抑えて理学療法士として活躍することができます。

4年制と3年制、昼間部と夜間部で学生生活が大きく異なります。
ご自身のライフスタイルや経済的状況を考慮して「初めて知った」という後悔がないように、調査して学校選びに役立ててください。

 

<参考>
文部科学省「学校基本調査」
東京都専修学校各種学校協会調査統計部「平成30年度 在籍調査」
文部科学省 専門士・高度専門士の称号とは
厚生労働省 理学療法士国家試験の施行
文部科学省「平成23年度 専修学校を設置する法人等の組織に関する調査、学科・教員に関する調査」
公益社団法人 東京都専修学校各種学校協会「平成30年度 学生・生徒納付金調査結果」
文部科学省「学校基本調査」

<関連リンク>
理学療法士とは何か?仕事内容から、似ている作業療法士との違いまで解説!
理学療法士を目指せる専門学校の学費を比較!(2019年度全国版)

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