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フィジカルコンディショナーとは?資格内容を分かりやすく解説

最近よくコンディショニングという言葉を聞くと思います。ですが、フィジカルコンディショナーという言葉を聞いたことがある人は少ないのではないのでしょうか?今回はそんなフィジカルコンディショナーについてお伝えしていきます。

1)そもそもフィジカルコンディショナーとは?

フィジカルコンディショナーとは、「Japan Holistic Conditioning Association」(日本ホリスティックコンディショニング協会)が発行する資格の一つです。ホリスティックコンディショニング協会が発行する資格は全部で3つあります。国内のフィットネス、スポーツ業界でも広く知られており、特にパーソナルトレーニングジムの業界ではこの資格がなければ活動ができないといったジムもあるほどです。3種類の資格は以下のような種類があります。

JHCA-FC(フィジカルコンディショナー)

(1)資格内容

運動指導の基本となる、ST(ストレッチ)RT(レジスタンストレーニング)BR(バランスコンディショニング)AR(エアロビックエクササイズ)などのトレーニングを含めた、ファンクショナル(機能的&特異的アプローチ)の基礎的なテクニックを学び、一人ひとりの個人の目的に合わせたコンディショニングやトレーニングプログラムを作成して指導ができる資格となります。

(2)できること

通常のフィットネスクラブやパーソナルジムなどのスポーツ関係にとどまらず、リラクゼーションスペースなどでも中高齢者へ運動指導ができます。特に、身体、運動機能改善や抗重力筋を主体にした基本的トレーニング指導を行います。

JHCA-HC(ホリスティックコンディショナー)

(1)資格内容

基本となる機能的関節コンディショニングのテクニックだけではなく、機能的神経(筋コンディショニング)のテクニックにより、神経や筋機能への様々なアプローチを行うことができる資格です。

(2)できること

運動指導で大切となる正しいフォームの確保(体軸の確保)といったところをさらに深めていくことで、腰痛やひざ痛、肩痛などの疾患の対処の知識も学ぶことが出来ます。基本となるフィジカルコンディショナーの一段階上の資格といえます。

さきほどと同様フィットネスクラブ、パーソナルジム、医療系スポーツ施設、チームスポーツ(アスリート)、個別専門店などでの指導が行えます。さらに、起業家として活動する方や、より専門的な指導をしたい方向きの資格といえます。

上級ホリスティックコンディショナー

(1)資格内容

上記二つで学んだもの、機能的神経(筋コンディショニング)や機能的関節コンディショニングだけではなく、機能的メンタルコンディション、あるいは機能的リカバリーコンディショニングなどのアプローチから、正常な体軸確保を図る指導ができるレベルの資格です。

(2)できること

腰痛やひざ痛、肩痛などのケアコンディショニングへも対処できることが認められます。従来のパーソナルトレーナーやコンディショニングトレーナーの最上級の資格だといえます。

2)フィジカルコンディショナーはどんな仕事をするの?

ランニングマシーン

基本的に行うことはパーソナルトレーニングで教えるような実技指導がメインとなってきます。ですが、フィジカルコンディショナーには様々なアプローチの方法があります。

JHCAの運動指導者像としては通常のトレーニング指導に加え、人間が必ずもっているエネルギー体(エナジーパワー)にも働きかけ、より人間の本質へのアプローチを行う事で、生命力を高められるような運動指導者育成を目指しています。そのため、通常とは異なった指導方法も行うことが出来るようになると言えます。

3)資格はどう活かせる?

フィジカルコンディショナーの資格は民間の資格になるので、使い方の用途としては様々です。フィジカルコンディショナーをキャリアにどのように生かしていくのかは、自分自身の目的次第と言えます。

パーソナルトレーニングのジムの従業員として働く

企業が経営するジムに所属し、その中でスキルを発揮したり、キャリアップにつなげる働き方です。パーソナルトレーニングとなると、顧客がついて始めて給与が増えて行きます。ですので、顧客もなんの資格もないトレーナーよりも何か資格を持っている人から教わりたい、と感じる人も多いですし、資格を取得するために勉強することで顧客のニーズに合わせた指導がうまくできるようにもなるので、必然的にトレーナーとしての地位やスキルもあがってくるといえます。

個人でジムを経営する

フリーのパーソナルトレーナーの経験を積んで、ある程度トレーナーとして安定的な収入や一定の顧客が付いた場合には、ジムを立ち上げるといった方法も考えましょう。フリーで企業と契約して行う場合には、毎度施設代金や企業側に支払わなければならないお金もありますので、自分自身が所有するほうがかえって金額の負担が少なくなることもあります。

パーソナルトレーナーの講師になる

パーソナルトレーナーの養成というのは、様々な地域で研修や講義が行われています。フィジカルコンディショナーの資格を取得して、その専門的な知識を伝える側となる方もいます。すぐに講師になることは難しいですが、できるだけ経験を積んで協会の研修やコミュニティーに参加しておくことで可能性が広がります。

4)試験内容は?

フィットネスを行う男性

資格条件

JHCA-FCを取るために、下記の受験資格を満たしていることが必須になります。

JHCA会員であること

・神経-筋アプローチであるベーシックレジスタンストレーニング、ストレッチ、エアロビックエクササイズ、スピードエクササイズ、プライオメトリクス、バランスボールなどの基本エクササイズ理論実技の修得ならびに指導経験を有すること。

※ただし、体育大学・専門学校在校生については運動指導の経験不足を考慮し、鍛錬度チェックにおいて本協会の設定する基準重量をクリアできること。

試験内容

(1)実技―鍛錬度

男性 ベンチプレス

0.9BM× 2

女性 ベンチプレス

0.5BM×2

男性 パラレルスクワット

1.2BM×2

女性 パラレルスクワット

0.8BM×2

男性ハングクリーン

0.5BM×2

女性ハングクリーン

0.3BM×2

(2)筆記試験

・レジスタンストレーニング・ストレッチ・バランスボールエクササイズの基礎理論

機能解剖学に基づくエクササイズの基礎理論

総合的なメニュー作成・プログラミング

(3)実技-運動指導ロールプレイングテスト

与えられた課題(運動指導対象者)に対する 神経-筋によるコンディショニングアプローチを行なう

(4)日程

3月、6月、9月、12月の原則年4回の開催となっています。

(5)会場

東京会場日本ホリスティックコンディショニング協会(東京都港区芝5-3-2 アイセ芝ビルB1)

5)フィジカルコンディショナーに関するQ&A

ジム 

【Q1】フィジカルコンディショナーの資格は必ずとるべき?

パーソナルトレーナーになるにあたって、資格は必ず必要ではありません。ですがしっかりと指導を行うには、お客様のなりたい体づくりのためにカウンセリングを行って、目的に応じた体づくりのアドバイスやトレーニングメニューを組める必要があります。そのためきちんと勉強をしていなければ、その人にあったメニューをなかなかうまく組めないということもありますので、資格を保有できるだけの内容を勉強していることは大きなメリットと言えます。

【Q2】フィジカルコンディショナーの資格はどういう人に向いている?

パーソナルトレーナーを極めたいという人には、フィジカルコンディショナーの資格をとる事をおススメします。専門的なスキルの向上にもつながりますし、ほかの様々なジムのトレーナーやインストラクターとの交流も図れます。広く知見を増やすためや今後のキャリアを考える上でも非常に役に立つといえるでしょう。

【Q3】年齢に制限はないの?

老若男女問わずいろいろな方々が資格取得にむけて日々勉強を行っています。パーソナルトレーナーだけではなく、通常のスポーツジムのインストラクター、教師など、職業も様々です。特に年齢を気にすることなく、取得できる資格です。

【Q4】資格をとるとお給料に影響する?

実際に資格を習得することで、お給料の額面が変わることもあります。ですが、お給料のためというよりも、パーソナルトレーナーなどの専門的な知識を要する職種の方は基礎知識やスキルの向上を目的に取得される方がほとんどです。そもそも、このフィジカルコンディショナーの資格取得が必須のジムもありますので、自分の働きたいジムがどのような募集をしているかをしっかり確認しておきましょう。

【Q5】効率の良い勉強法は?

まずは、体のことをしっかり学ぶために座学はかかせません。ですがそれだけではなく、実技をしっかり重ねることも非常に大切です。覚えたことをしっかりアウトプットしていくことで知識も身に付きやすくなりますし、実際に現場で行うことはほとんど人の体を扱うことばかりですので、経験をより早い段階で積むことが大切です。できるだけ覚えたことは人を使って実践してみたり、自分の体でチェックできるような環境を整える事で勉強の効率も上がるでしょう。

フィジカルコンディショナーは、パーソナルトレーナーの資格の一つです。パーソナルトレーナーに必ずしも資格が必要ではないですが、資格を取得しておくことで自分のスキルの向上や地位向上に繋がります。フィジカルコンディショナーは体系的なカリキュラムになっているので、実際に現場で働くときの指導スキルから接客スキルまで学ぶことが出来るので、ぜひ気になる方は資格取得にチャレンジしてみてください。

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