初心者も参加しやすいマッスルゲートとは?歴史や歴代チャンピオンまで詳しく解説

ボディコンテストの登竜門として開催された「マッスルゲート」。

日頃のトレーニングの成果を披露するべく、老若男女誰でも参加できる大会です。

大型表彰メダル・大型トロフィー・大型優勝カップなどが用意されており、大会に向けてモチベーション高くトレーニングできます。

ゴールドジムメンバーも出場する「ゴールドジムジャパンカップ」への登竜門としての役割も大きいのが特徴です。

そんなマッスルゲートについて、今回は紹介します。

マッスルゲートとは

マッスルゲートとは、ゴールドジムが主催するボディビル大会で、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)登録選手をはじめ誰でも参加できる大会です。

若い人から年配の人まで、さまざまな年齢層が参加。

日頃のトレーニング成果を発揮したい人にとって最適な大会です。

では、マッスルゲートの詳細を紹介します。

マッスルゲートの歴史

マッスルゲートは、2017年にビギナー向けに開催されたボディコンテストです。

かつてはベンチプレスやデッドリフトなど力を競うプログラムも開催され、ビギナー選手が大会を楽しめるような内容が魅力でした。

2020年10月からは、日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)のルールに沿う形で種目・形式を変えて開催されています。

開催されてまだ4年と歴史は浅いですが、参加しやすい点も人気で毎年多くの方が参加しています。

マッスルゲートの理念

マッスルゲートには「多くの人々に健康と身体を作ることへの関心を持ってもらいたい」との理念があります。

「フィットネス精神が身につけば身体の改善・健康・自信がつき、生き方も変えられる」とプロモーターのテイマー・エルグンディ氏は語ります。

マッスルコンテストの役割はマッスルゲートに出場する全選手に感動を与えることだと言います。

ジョン・リンジー氏はいつも「だれもが皆チャンピオンだ」と口にするほど出場選手を思い、選手主体の大会運営を常に心がけています。

マッスルゲート大会の特徴

マッスルゲート大会の特徴としては、やはり「誰にも出場資格がある」ことです。

本格的なボディービル大会の場合、ボディメイクを極めた強者が集うイメージですが、マッスルゲートは老若男女誰でも参加できる「気軽さ」があります。

そのため「ボディービル大会には興味あるけど、はじめは気軽に参加したい」人にオススメの大会です。

マッスルゲートで入賞できれば、実績のあるゴールドジムメンバーも出場する「ゴールドジムジャパンカップ」への参加にもつながります。

男性カテゴリーと審査基準

ボディメイクの大会で盛り上がりを見せるメンズフィジーク。

隆々とした肉体と美しいボディメイクがメンズフィジークの醍醐味です。

男性は筋肉が発達しやすく、ボディメイクを極めると力強く美しい身体に仕上げられます。

では、マッスルゲートの男性カテゴリーと審査基準について見ていきましょう。

メンズフィジーク

メンズフィジークは以下9つの階級に分けられています。

  • 168㎝以下
  • 172㎝以下
  • 176㎝以下
  • 176㎝超級
  • マスターズ(40歳以上):172㎝以下
  • マスターズ(40歳以上):172㎝超
  • 新人の部(172cm以下&172cm超)
  • 高校生の部
  • 大学生の部

メンズフィジークは身長ごとに階級が分かれており、それぞれで入賞を競います。

高校生・大学生も出場できるため、学生でフィジークに興味がある人も気軽に参加できます。

コスチュームはボードショーツ(サーフパンツ)を着用して出場。カラーは自由のため、好きなもので出場可能です。

審査基準は、全体像を踏まえた上で、肌の色つや・ヘアースタイル・顔立ちや表情などの外見をまずはチェック。

そして、筋肉の形やバランスを審査して身体を評価します。

注意点として、過度の筋肉の発達や絞りすぎは減点対象となるため、トレーニング時は意識することが大事です。

また、ステージ上での落ち着き・清々しさ・ステージマナーを守れているのも評価対象として含まれます。

フィジカルと人間性の両方を整えることが重要です。

マスキュラーフィジーク

マスキュラーフィジークは、重量感のある身体が評価される大会です。

フィジーク大会の多くは、筋肉隆々な身体の場合マイナス評価となることが多く、トレーニングの負荷や減量などを調整しなければなりません。

しかし、マスキュラーフィジークは、厚みのある胸・背中・太い腕などゴツく見える身体つきが評価されます。

コスチュームはボードショーツを使用。メーカーに指定はないため、好きなショーツを選んで出場できます。

ポーズはクォーターターン・L字ウォークで審査します。

審査基準はメンズフィジークと基本的な部分で変わりませんが、筋肉量を増加させることも求められるため、トレーニング負荷も増やす必要もあるでしょう。

ボディビル

ボディビルのクラス分けは以下の9クラスです。

  • 65kg以下
  • 70kg以下
  • 75kg以下
  • 75kg超級
  • マスターズ(50歳以上)
  • ジュニア(23歳以下)
  • 新人の部
  • 高校生の部
  • 大学生の部

ボディビルは筋肉を大きくしつつ、余計な脂肪分を絞って究極の肉体美を競うカテゴリーです。

マスキュラーフィジークよりも身体の絞りが重要のため、日々の食事や身体の変化にも神経を向ける必要があります。

全身のバランスも求められ、トレーニングの仕方にも工夫を入れなければなりません。

審査では筋肉の発達度全体の均整度を見られ、なめらかな動き・筋肉の見せ方・観客へのアピールも審査されます。

求められるものが多いのも、ボディビルの特徴です。

マスターズ

マスターズは、40歳以上が対象のカテゴリーです。

歳を重ねてもトレーニングを続けている人にとって、マスターズ大会は日々のモチベーション維持にもつながります。

中には80歳を越える選手も参加し、若者に引けを取らない選手もいるため盛り上がるカテゴリーです。

年齢や体重ごとに分かれ、身体の絞込み・筋肉のバランス・ポージングなどを評価対象として審査します。

そのため、審査基準はメンズフィジークと基本的に同様になります。

女性カテゴリーと審査基準

マッスルゲートは女性部門も開催されています。

女性は身体のラインやしなやかさが求められるため、男性とはまた違った視点で評価されます。

「ボディビル大会に興味があるけど参加したことなくて不安」という女性にオススメです。

では、女性カテゴリーの内容や審査基準について紹介します。

ウーマンズフィジーク

ウーマンズフィジークは、女性であれば誰でも参加可能なカテゴリーです。

女性らしい筋肉美を披露し、女性らしさを表現するしなやかさや身体のバランスを競います。

衣装はツーピース着用で、ショーツの形はVシェイプ。

美しくしなやかな身体をつくり、女性らしさを維持することが審査で評価されるカギです。

注意点としては、過剰に筋肉をつけると減点対象となるため、バランスを重視しながらトレーニングをおこなうようにしましょう。

ボディフィットネス

ボディフィットネスは、身長や年齢を分けてクラス編成するカテゴリーです。

身長分けは以下の3種類

  • 158cm以下級
  • 163cm以下級
  • 163cm超級

年齢別に見ると23歳以下はジュニア50歳以上はマスターズに分けられます。

コスチュームやハイヒールのデザインは、フィジークより自由度が高めです。

ヘアースタイル・顔立ち・全体的な筋肉の発達具合・バランスのとれたプロポーション・肌の色つや・優雅な自己表現などが審査基準とされています。

ビキニフィットネス

ビキニフィットネスは、2014年に開催された新しい競技です。

フィジークやボディフィットネスほどの筋量や鍛え込みは要求されません。

しかし、生まれつき綺麗なプロポーションだけの競技ではなく、食事・トレーニングにおける努力の体現に重きを置いています。

年齢と身長によって以下の6種類に分かれています。

  • 35歳以下・158cm以下
  • 35歳以下・163cm以下
  • 35歳以下・163cm超
  • 35歳以上・158cm以下
  • 35歳以上・163cm以下
  • 35歳以上・163cm超

バランスの良いプロポーションヘアースタイルや顔立ち肌の色つや態度女性らしく健康的かが審査対象です。

ウーマンズレギンス

ウーマンズレギンスとは、スポーツブラとレギンスを着用して出場するカテゴリーです。

町でも見かけるようになったファッションであり「気軽にコンテストへ出場してもらう」のがウーマンズレギンスを作った理由。

鍛えている人をはじめ、ヨガやピラティスをしている人・他のスポーツしている人でも参加できる特徴もあります。

服を着た状態でも分かるような筋肉の発達度合いトレーニングで培われた姿勢の良さきれいな立ち姿が審査基準です。

男女ペアのカテゴリーと審査基準

ミックスドペアは、ジャパンオープン選手権大会と同時に開催されているコンテストで、年に1度おこなわれています。

男子選手・女子選手それぞれペアになり、男女非対称ポーズや組体操のリフトのようなアクロバティックな技がおこなわれることも。

ペアの息やコンビネーションも評価に関わり、チームワーク能力も求められます。

個人で出場するコンテストの評価基準はもちろん、お互いの息がどれだけ合っているかも審査基準となります。

大会スケジュール・参加方法

マッスルゲートは全国各地でおこなわれているため、ボディメイクコンテストに興味のある人は近くの会場で参加できます。

しかし、開催時期の都合により近くで参加できない人もいるかもしれません。

その場合は、他県のマッスルゲートに参加するのも良いでしょう。

では、2021年下半期のスケジュール・参加方法を紹介します。

2022年上半期スケジュール

2022年上半期のスケジュールは以下の通りです。

2月12日(土)・13日(日)マッスルゲート神奈川(カルッツかわさき)

2月26日(土)マッスルゲート関西・新人戦(西宮アミティホール)

5月中旬予定 マッスルゲート千葉 ※会場調整中

6月11日(土)マッスルゲート四国(新居浜市市民文化センター)

大会数は豊富のため、都合のいい日程で参加するのも可能です。

2022年下半期スケジュール

2022年下半期の大会スケジュールは以下のようになっています。

7月17日(日)マッスルゲート群馬(前橋市民文化会館)

7月下旬予定 マッスルゲート東北 ※会場調整中

8月14日(日マッスルゲート関西(神戸芸術センター)

8月中旬予定 マッスルゲート東京べイ ※会場調整中

9月23日(金・祝)マッスルゲート九州(パピヨン24)

10月2日(日)マッスルゲート東京(サンパール荒川)

10月23日(日)マッスルゲート愛知(芸術創造センター)

11月5日(土)マッスルゲート静岡(富士市文化会館)

11月13日(日)マッスルゲート札幌(札幌共済ホール)

11月20日(日)マッスルゲート北陸(ゴールドジムヴィテンののいち)

11月末~12月初旬 ゴールドジムジャパンカップ※会場調整中

2022年度も全国で開催予定です。

参加方法

マッスルゲートの参加方法は、公式ホームページ内の応募フォームよりエントリーします。

非公式大会のため、初めてコンテストに参加する人・JBBF登録選手など、

誰でも参加申込が可能です。

5,000円の参加費を支払うことで参加できます。

注意点として、一度支払った後にキャンセルする場合、参加費は返却されませんので、あらかじめ念頭に置いておきましょう

参加申込はこちら

マッスルゲートの歴代チャンピオン・入賞者

マッスルゲートは全国各地で開催されている大会で、カテゴリーごとに優勝者が誕生しています。

今回は、マッスルゲート神戸および関西の歴代チャンピオン・入賞者を紹介します。

男性女性別に、各カテゴリーのチャンピオンを紹介するので、激戦を勝ち抜いた王者をぜひ参考にしてください

男性チャンピオン

マッスルゲートの激戦を制した過去の男性チャンピオンをカテゴリー別に紹介します。

【メンズフィジーク】

2020年 マッスルゲート神戸

新人の部 岡田築

マスターズ172㎝以下級 栗本康弘

マスターズ172㎝超級 金元悠司

168㎝以下級 西崎空良

172㎝以下級 吉岡翔平

176㎝以下級 伊吹主税

176㎝超級 伊藤拓真

メンズフィジーク・オーバーオール 伊吹主税

2021年 マッスルゲート関西

168㎝以下級 深山慎也

172㎝以下級 山崎正彦

176㎝以下級 堀川滉平

176㎝超級 益山大智

【クラシックフィジーク】

2020年 マッスルゲート神戸

新人の部 竪林大悟

168㎝以下級 橘祐多

175㎝以下級 竹内規泰

175㎝超級 張坤

クラシックフィジーク・オーバーオール 竹内規泰

2021年 マッスルゲート関西

168㎝以下級 小西健太

175㎝以下級 和所健

175㎝超級 堀口雅幸

【ボディビル】

2020年 マッスルゲート神戸

新人の部 森岡洸貴

ジュニア(23歳以下) 宇佐美一歩

マスターズ(50歳以上) 坂下健吾

65㎏以下級 宇佐美一歩

75㎏以下級 竹内規泰

75㎏超級 神田優作

ボディビル・オーバーオール 神田優作

2021年 マッスルゲート関西

65kg以下級 三浦慎二郎

70kg以下級 河野厚志

75kg以下級 沖田大輝

75kg超級 和所健

女性チャンピオン

ここではマッスルゲートの過去の女性チャンピオンを、カテゴリー別に紹介します。

【ビキニ】

2020年 マッスルゲート神戸

35歳未満158㎝以下級 板谷成美

35歳未満158㎝以上級 渡邉美月

35歳以上160㎝以下級 鈴木里美

35歳以上160㎝超級 岩井知子

ビキニ・オーバーオール 渡邉美月

2021年 マッスルゲート関西

35歳未満158㎝以下級 藤井悠里

35歳未満163㎝以下級 李鴻恩

35歳未満163㎝超級 下浦サラ

35歳以上160㎝以下級 永井愛

35歳以上160㎝超級 加藤実佐子

【ボディフィットネス】

2020年 マッスルゲート神戸

35歳未満 藤原のどか

45歳未満 栗山恵美

55歳以上 黄弘子

ボディフィットネス・オーバーオール 栗山恵美

2021年 マッスルゲート関西

山部映美

【ウーマンズフィジーク】

2020年 マッスルゲート神戸

片山めぐみ

2021年 マッスルゲート関西

畑田麻美

まとめ

今回は初心者からプロまで参加可能なマッスルゲートの歴史や大会の特徴・開催カテゴリー・審査基準など解説しました。

大会自体は非公式のため、フィットネス大会未経験の人でも気軽に参加可能なところが魅力です。

またプロのボディビル選手も参加するため、間近でレベルの高い選手も見られます。

マッスルゲートは各地で開催されているため、遠方まで行くことなく近くの会場で参加できます。

日頃フィットネスを継続している人で、トレーニングのモチベーションを上げたい人はぜひ参加してみてください!

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YUMI

YUMI

YUMI

某情報誌とサイトの編集者として15年以上勤務し、自身も編集者時代からダイエットとリバウンドを繰り返した経験を持つエディター兼ライター。現在はダイエット関連の記事を400本以上担当しつつ、3児の母として日々育児に奮闘している。

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