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インストラクター とトレーナーの違いとは?3つの視点で解説

インストラクタートレーナー。スポーツジムやフィットネスジムを覗くと、指導をする人の呼び方が2種類あることに気が付きます。皆さんは、これらの職種の違いをきちんと説明できるでしょうか?両者の違いについてさまざまな角度から解説します。

1)教えるインストラクターと訓練するトレーナー?それぞれの定義を確認

想像してみてください。インストラクターやトレーナーは、どのようなことをしているでしょうか。ジムで運動をする人に対して指導やアドバイスをする仕事です。でも、それだけだと違いがないようにしか思えません。まずはそれぞれの特徴を、詳しく見てみましょう。

技術を教えてくれる人?インストラクターとは?

インストラクターの仕事は、技術指導や知識を伝えることです。対象となるスポーツ等のやり方や技能などを教え、指導します。

例えば、スキー教室でテクニックや滑走姿勢などを教えてくれるのはインストラクターです。ボルダリングジムでルールや遊び方の説明をするのもそうですね。スポーツ以外でも、パソコンや編み物などのカルチャースクールの講師もインストラクターと呼ばれます。

体を鍛える人のこと?トレーナーとは?

では、トレーナーとはどのような意味でしょうか。トレーナーは、筋力増強などの適切な訓練を施し、体作りや技術の向上を助ける仕事です。

目指す成果にたどり着くために必要なサポートをします。食事など栄養面の指導や、怪我のケアなどもトレーナーの仕事です。スキー教室でテクニックを教えるのはインストラクターですが、スキー大会で上位に入るために必要な訓練を行うのはトレーナーです。

2)インストラクターとトレーナーの違いはこれ

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インストラクターとトレーナー、それぞれの特徴がおわかりいただけたでしょうか。ちなみにスポーツの世界に限定すると、それぞれをスポーツインストラクタースポーツトレーナーと呼びます。次はもっと現実的に、両者の職業としての相違点を3つの視点で解説します。

視点その1:仕事の内容

前述のように、インストラクターは技術指導を行います。エクササイズであればエクササイズの方法を教えます。一方のトレーナーは、目標達成のために必要なトレーニングを提示し、トレーニングのサポートをしたり、必要な機材の使用方法を説明したりします。1対1で指導を行うトレーナーをパーソナルトレーナーと言い、プロのスポーツ選手などが多くクライアントとなっています。

視点その2:資格は必要?

インストラクターを名乗るために必要な資格はありません。しかし、人にものを教える立場ですから、高い技術や知識が必要であることは間違いありません。資格はそれらを証明することができるものですから、スポーツジムなどでインストラクターとして採用されるためには資格を持っている方が有利です。

トレーナーになるためにも資格は要りませんが、スポーツトレーナーは選手の怪我の予防やケアを行いますので、柔道整復師あん摩マッサージ指圧師鍼灸師などの医療系の資格が求められることが多くなります。他にも、アスレティックトレーナー・パーソナルトレーナーなど、複数の認定資格があり、保有していればトレーナーとしての能力を証明する材料になります。

視点その3:年収はどのくらい?

インストラクターの年収は20代で200万円~300万円です。一般的な会社員よりは低い年収と言えます。トレーナーの年収はスポーツジムなどに勤務の場合で200万円~600万円程度。プロスポーツのチームとの契約の場合300万円~1000万円ほどと言われています。知識や経験を重ねるほどに年収もアップするのが一般的ですが、能力や契約によって格差があります。

3)原点に戻れば見えてくる!それぞれの言葉の意味は?

インストラクター、トレーナー、いずれも私たちにとってすっかり耳慣れた言葉です。ですので、目の前にある実在の職業から、その意味を解釈しがちです。ほとんど慣用句のように使っていませんか?ここで一度原点に戻り、二つの言葉の意味を掘り下げてみることにします。

インストラクターの意味

インストラクター(instructor)は教授者・指導者という意味で、教える人・教育する人のことを指す言葉です。語根となるstructの意味するところは「積み重ねる」で、知識などを積み重ねていくというイメージが読み取れます。英語では学校の先生のこともインストラクターということがあります。

トレーナーの意味

トレーナー(trainer)はトレーニングをする人。トレーニングは訓練、鍛錬といった意味ですね。訓練は教えて覚えさせることで、鍛錬はきたえることですから、トレーナーの目的は身体や技能を鍛えて上達させるところにあると言えます。

4)インストラクターとトレーナー結局どっちに習えばいいの?

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両者の違いが理解できたでところで、次なる疑問はこれです。ジムに行ったとき、結局どちらから習えばいいのでしょうか。ジムに通い始めて、どっちにしますか?と問われることはありませんが、それぞれがどのような目的に合致するのかを考えてみましょう。

まずは、何を求めているか

はじめに考えなければならないのは、自分自身が何を求めてジム等に通うのかです。何かしらの技術やテクニックを習得したり、新しいことを覚えたいのならば、インストラクターに教わることになります。何か目的があり、その達成に必要な能力を欲している場合はトレーナーに相談するとよいでしょう。

兼任している場合もある

スポーツジムなどでは、トレーナーがインストラクターを兼任している場合もあります。ですが、その逆はありません。それは、トレーナーが身体のケアを行うための資格を有していることが多いためです。

最後はコミュニケーション力

結局のところ、自分の想定するゴールを理解し、そこまでの適切なサポートをしてもらえるかが重要になります。きちんとしたコミュニケーションをとれる人物であり、ジムであるのかをしっかりと見極めて選ぶようにしましょう。

5)どんな方法がある?インストラクター・トレーナーになるには

それでは逆に、自分が教える立場になる場合はどうでしょうか。インストラクターとトレーナー、それぞれになるまでの道のりを解説します。

体育系の専門学校や大学で学ぶ

両者とも、資格が必要な職業ではありませんが、なんの経験も知識も持たずにいきなり就職することは難しいと言わざるを得ません。必要な知識や持っていると有利な各種の資格をしっかりと学ぶためには、体育系の専門学校や大学に行く方法があります。時間的に、あるいは経済的にそうできないにしても、同様の学びを自ら行うべきでしょう。

採用されるために重視されることは?

希望する就職先に採用されるために、他にどのようなことが求められるでしょうか。インストラクターもトレーナーも、複数の相手とコミュニケーションをとりながら指導をする仕事です。相手のことを考えて配慮したり、コミュニケーション能力が必要不可欠なことは、両者に共通しています。

6)インストラクターとトレーナーの違いに関するQ&A

インストラクターとトレーナーの違いについて、他にはどのような違いがあるでしょうか。小さな疑問をQ&Aでまとめました。

【Q1】インストラクターは何歳ぐらいまで続けられますか?

特に年齢制限のようなものはありませんが、体力の低下により続けられなくなる可能性はあります。生徒さんより全然動けなかったら教えることは難しいです。そういった場合にも、運営側の業務などに回って違った形で関わっていくことができます。

【Q2】トレーナーは何歳ぐらいまで続けられますか?

トレーナーの場合、体力的な問題はインストラクターよりは小さいと言えます。例えば筋力トレーニングを行う際、トレーナーはその管理をするのであって、一緒にトレーニングに励むわけではないからです。

【Q3】コーチとは違うのですか?

スポーツジムなどの求人を見ていると、インストラクターやトレーナーとは別に、コーチという職種も登場します。コーチというのは、元々は「馬車」を指す言葉で、人を送り届けるという意味が転じて、目標を達成させることをいうようになりました。

したがってコーチの仕事とは、本人の力やモチベーションを引き出して自ら目標を達成できるようにサポートすることになります。

スポーツの分野に限っていうと、トレーナーと同じく訓練をする仕事として広く捉えられており、インストラクターとトレーナーを合わせたような仕事になります。両者との違いは、最終的な戦術にまで言及する点です。野球のピッチャーのトレーナーは配球の事にまでは口出ししないはずですから。

【Q4】アメリカでの状況は?

アメリカでは、インストラクターパーソナルトレーナーアスレチックトレーナーなど、それぞれが法律で規定されており、資格がないと仕事ができません。仕事の内容も法律によりはっきりと分けられています。

【1】インストラクターは技術指導をする。トレーナーはトレーニングのサポートをする
【2】仕事内容は異なるが、いずれも必須な資格はない
【3】もともとの言葉の意味は全く違う。
【4】どちらから教わるかべきかは目的によって判断する。
【5】インストラクターやトレーナーになるために必要な知識は学校などで学ぶことができる。

いかがでしたか?インストラクターとトレーナーの違いがおわかりいただけたでしょうか?日本では法律の規定がない事もあって多少曖昧な部分もありますが、それぞれの役割を理解して、上手にサポートを受けていきましょう。

参照先:
【スポーツトレーナー資格】
【浦和大学】
【スッキリ】
【パーソナルトレーニングジム・体育屋】
【Goalous Blog】
【キャリアガーデン】

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