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ダイエットインストラクターの仕事内容とノウハウ一挙公開

日本は現在空前の健康ブーム、ダイエットブームです。そしてダイエットインストラクターは多くの人に求められています。

しかし、ダイエットインストラクターとはどのような仕事なのでしょうか。働き方や年収、必要な資格はどのようになっているのでしょうか。

本記事で詳しくみていきましょう。

ダイエットインストラクターとは

ダイエットインストラクターがダイエットのサポートをすることはわかると思いますが、具体的にはどのようなことをするのでしょうか。

また、ダイエットインストラクターの職場や働き方はどうでしょうか。詳しくみていきましょう。

仕事内容

ダイエットインストラクターの仕事はダイエットのサポートだけでなく、事務作業や掃除など多岐に渡ります。

ダイエットインストラクターになってからこんなはずじゃなかったということがないように仕事内容もしっかり把握しておきましょう。

ダイエットプランの提案

主な仕事としてまず挙げられるのはお客様のダイエットのサポートです。まずヒアリングを行い、お客様の現在の状態、希望を把握した上で最適なダイエットプランを提案します。

そして、そのプランに沿ってお客様のダイエットを成功に導きます。上手く進まない時にはプランの変更なども必要になります。

食事指導

ダイエットプランを提案するだけでなく、実際の食事指導も行います。ダイエットにおいては食事管理が最も重要です。消費カロリーを摂取カロリーよりも高くして痩せる状態にするために、バランスの良い食生活を指導します。

トレーニング指導

食事の指導と同じく実際のトレーニングの指導もダイエットインストラクターの仕事です。

ただ食事制限をするだけのダイエットでは、脂肪と一緒に筋肉も落ちて基礎代謝が下がってしまいリバウンドしやすい身体になってしまいます。

そのためリバウンドしにくく、また美しく引き締まった身体になるよう適切なトレーニング指導を行います。

メンタルケア

ダイエットインストラクターは指導だけでなく、お客様のメンタルケアも行います。ついつい食べ過ぎてしまったり、なかなか体重が減らない時期もあったりすると、ダイエット中の人は精神的に不安定になりがちです。

ただ食事やトレーニングの指導だけをするのではなく、メンタルケアも欠かさずにお客様に寄り添ってダイエットの成功を目指します。

事務作業

ダイエットインストラクターはトレーナー業務だけをしていればいいわけではありません。受付業務や日報などの事務作業もトレーナーの仕事です。事務作業は苦手という人も多いですが、避けては通れません。

器具の点検・清掃

トレーナーにとってまず考えなければならないのは利用者の安全です。安全に快適にダイエットに取り組めるよう器具の点検は毎日、確実に行わなければなりません。

また、汗で滑ったり不快な思いをさせないよう清掃にも力を入れなければなりません。

職場

では次にダイエットインストラクターの働く場所について解説していきます。ダイエットインストラクターの働く場所は主に「フィットネスジム」「パーソナルジム」「独立開業して家など」があります。

フィットネスジムやパーソナルジムも有名な大手からその地域にしかないものまで、場所も形態も様々です。自分の目的に合うところを選びましょう。また、フリーや独立して自分のスタジオを構えたいという人も、まずはフィットネスジムなどで経験を積んでからとなるでしょう。

働き方

一口にダイエットインストラクターといっても、その働き方は様々です。フィットネスジムなどで正社員や契約社員、アルバイトといった形で入社することもあれば、フリーとしてフィットネスジムやスタジオと契約するという形もあります。最終的には独立したいという人も多いでしょう。

では、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

社員として1つのジムで働く

働き方としてまず考えるのは社員としてフィットネスジムなどで働くという方法です。社員といっても正社員、契約社員、アルバイトと契約方法は様々ですが、まずは社員として経験を積むことからスタートするのが一般的です。

社員として働くことのメリットは何と言っても安定性です。アルバイトの場合はそのメリットも多少減少しますが、正社員として働ければ収入や休日は安定します。

また、研修などが実施され、知識や経験を深めることができます。

しかし、会社の方針があり自分がやりたいと思った指導も実行に移せない、指導以外の雑務が多いという不自由さもデメリットとしてあります。

フリーとしていくつかのジムと契約する

次にフリーとしてフィットネスジムやプライベートジムなどと1レッスンごとの契約を結ぶ方法です。正社員に比べて時間的な余裕もあり、ある程度自分のやりたいレッスンを行うことも可能になります。

しかし、体調を崩したりすればレッスンを行えずその時の収入はゼロになります。ジム間の移動もあり体力的には厳しく、しっかりとした体調管理が求められます。

また、社員時代は行う必要のなかった確定申告などの経理関係も自分でやる必要があります。

独立して自分のスタジオを持つ

ダイエットインストラクターとして活動していれば誰もが独立し、自分のお城を構えたいと考えるのではないでしょうか。独立すればスタジオの場所や内装、トレーニングの方法も全て自分で決めることができます。

しかし、他のスタジオと差別化を図らなければ新しい顧客を獲得するのは難しいです。

また、繁盛すれば収入は飛躍的にアップしますが、お客さんが増えなければ毎月の家賃さえも支払うのが困難になりかねません。独立する場合、毎月家賃などの固定費がかかることは頭に入れておかなければなりません。

また、近くに頼れる人がいなければ全てを自分でしなければなりません。ダイエット指導以外のやるべき事も他の働き方に比べて多くなります。

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ダイエットインストラクターとして必要なもの

では、ダイエットインストラクターとして働くときに必要な資格やスキルにはどのようなものがあるのでしょうか。

資格は必ず必要というわけではない

ダイエットインストラクターとして働くために必ず必要な資格はありません。それは、ダイエットインストラクターが国家資格ではないからです。

しかし、もしフリーとして働くのであれば、独立して自分のスタジオを持つのであれば資格がある方が相手への印象は変わってきます。

推奨資格1:ダイエットインストラクター

まず紹介したいのは「ダイエットインストラクター」の資格です。この資格は、「ダイエットにおける心と体」「「ダイエットに適した食事のとり方」「ダイエットエクササイズの理論と実践」「ダイエットの誤解」など、ダイエットに関することを精神面から食事、運動と全般的に学習します。

全カリキュラム修了後、在宅にて受験し、合格すればダイエットインストラクターの資格が授与されます。

推奨資格2:JOPHダイエットアドバイザー

JOPHダイエットアドバイザーは短時間で資格を取得したい人にオススメです。医療機関の健康指導から考えられた正しいダイエット知識を学び、さらにその知識を活用したアンチエイジングダイエットスクールを運営するためのノウハウが身につきます。

そして、この資格は最短で6時間で取得可能です。

推奨資格3:インナービューティーダイエットアドバイザー

インナービューティーダイエットアドバイザーは、食事関連の知識を身につけ、体の中から綺麗にダイエットをすることを目的とした資格です。ダイエットに特化した食事のレシピについて学ぶことができるのでお客さんに食事アドバイスもできるようになります。

推奨資格4:その他トレーナー認定資格

その他としてダイエットの知識ではなくトレーニングの知識も深めるために、「NESTA-PFT」「NSCA-CPT」「JATI-ATI」といった資格もあるといいでしょう。ダイエットやボディメイクのためにはトレーニングの知識を深めることも必要です。幅広い知識があれば、幅広い活動に繋がります。

ダイエットインストラクターとして必要な知識・スキル

では続いてダイエットインストラクターとして必要な知識やスキルについてみていきましょう。

トレーニングの知識

ダイエットインストラクターである以上、トレーニングの知識は必ず必要です。「トレーニングの効果」「トレーニングの注意点」「トレーニングをする上でのポイント」は目的に合わせて、正しく伝えられるようにしましょう。

栄養学

ダイエットインストラクターである以上食事指導は必須スキルとも言えます。人それぞれ体質に違いがあり、十把一絡げにカロリーや糖質を制限すればいいわけではありません。お客さんの体調やストレス度合いに合わせた食事指導ができるようにしましょう。

コミュニケーション能力

トレーナーは常にお客さんと向き合う仕事なのでコミュニケーション能力は必須スキルです。何気無い会話からお客さんの状態を把握したり、本当に求めているものを知らなければなりません。

また、お客さんが楽しくトレーニングできるかもトレーナー次第です。ダイエットインストラクターは高いコミュニケーション能力が求められます。

ジムの道具

期待できる年収は?ケースによる違いって?

仕事をする上で収入は気になるところですよね。

ダイエットインストラクターの収入はどのような感じなのか働き方別にみていきましょう。

1.フィットネスジムなどで社員として働く場合
2.フリーとして働く場合
3.独立開業した場合

フィットネスジムなどで社員として働く場合

フィットネスジムでも大手と中小では収入も変わってきます。大手の場合であれば、平均年収は320万円〜480万円程度、中小の場合で308万円〜420万円程度です。また、新入社員であれば、大手でも中小でも手取りで15万円〜18万円程度であることが多いです。

上記は正社員として就職した場合であって、契約社員だとボーナスがない場合も多く年収は200万〜300万円程度、アルバイトだと都心部で時給1,000円前後くらいが相場になります。

フリーとして働く場合

フリーの場合は各々でフィットネスジムなどと契約して、レッスン1本あたりの料金交渉をすることになります。相場は1レッスン当たり3,000円がスタートで、人気が出たり経験を積むことで1レッスンあたり5,000円以上の報酬を得ることもできます。

もし、1週間に15本のレッスンを受け持つことができるとしたら、月に約60本となるので1レッスンあたり3,000円なら3,000×60=180,000円となります。5,000円の場合は5,000×60=300,000円となります。フリーの場合は人気商売なので、人気が出れば給料もどんどん上がっていきますし、逆に人気がでなければ給料が上がらないどころか契約を打ち切られ、仕事を失うということもあります。

独立開業した場合

独立し自分のスタジオを持つことで、軌道に乗れば飛躍的に収入を伸ばすことができますが、軌道に乗らなければ収入が全くないということもあり得ます。また、当初はスタジオ開設の初期費用や宣伝広告費が必要になるので出て行くお金は多くなります。

しかし、自分の理想のスタジオが作れること、経営方針などの意思決定もできるのでやりがいは大きいでしょう。上手くいけば多店舗展開していくこともできるので収入も大きく上昇します。うまくいけば年収1,000万円も夢ではありません。

海辺を走る男性

ダイエットインストラクターの将来性

ダイエットインストラクターは正社員として働きたいのであればあまりいい選択ではないのかもしれません。収入は年収300~350万円くらいと言われており、平均に比べて低い上に、年齢を重ねるにつれて会社方針で現場で働けなくなることも多いにあるからです。

ただ、インセンティブ制度を採用しているパーソナルジムで働けば、スキルを磨くことで収入アップにつながることもあります。フリーのダイエットインストラクターとして働くことでも、高い知名度を得られれば、実力に見合った収入を稼げるでしょう。

また、独立も大きく収入を上げられるチャンスです。もちろん失敗するリスクもありますが、日本では空前のダイエットブームで、このブームは収まる気配がありません。多くの女性が日々新たなダイエットを求めていますし、女性だけでなく男性も健康意識からダイエットに取り組む人は多いです。

この波に上手く乗ることができ、他のスタジオと差別化を図ることができれば大きく飛躍できるので将来性は無限大と言えます。

独立して成功するためにはダイエットインストラクターとしてのスキルだけでなく、経営の知識も必要です。将来的な独立を考えている場合はダイエットだけでなく経営の勉強も進めておくと良いでしょう。

ダイエットインストラクターに関するQ&A

【Q1】ダイエットインストラクターとして働く上で注意することは?

ダイエットインストラクターとして最も注意しなければならないのはお客さんの安全です。これはトレーニング中の安全性はもちろんですが、お客さんに合わないトレーニングや食事指導をすることで後日体調を崩すこともあります。お客さんとしっかり向き合い、その時その時に適した指導を行いましょう。

【Q2】フリーの場合契約はどのように結ぶの?

フィットネスジム等で契約を結ぶ場合には基本的にオーディションが行われ、合格した場合に契約を結ぶことができます。知識や技術だけでなく指導力も問われるのでケーススタディをしっかり行いましょう。

【Q3】ダイエットインストラクターの勉強はどのようにすればいい?

ダイエットインストラクターとしての勉強は資格取得の過程でもできますが、やはり実際にトレーナーとして働きながら実践で学ぶのが1番です。実際に働くことで知識だけでなく指導力も培われます。本気でダイエットインストラクターを目指すのであれば、机上で学ぶのもいいですが、トレーナーとして働いていないのであればすぐにでも働きに出るべきです。

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まとめ

今回はダイエットインストラクターについて解説してきました。ダイエットインストラクターは、トレーニングの指導だけでなく、事務作業や清掃もしなければならず、フリーになったり自分のスタジオを持てばやらなければならないことはさらに増えます。

必ず必要な資格はありませんが、将来的にフリーになること、開業することを目指すのであれば信用性向上のためにもいくつかの資格を取得したほうがいいでしょう。

また、その過程でトレーニングに知識や栄養学はもちろん、コミュニケーション能力の向上にも努めるようにしましょう。

メタディスクリプション

この記事では、ダイエットインストラクターという職業が気になる方向けに、仕事内容、年収、将来性や必要なノウハウなどについて解説します。

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