肥満予防健康管理士とは?ダイエットのスペシャリスト資格を考案した先生にインタビュー

ダイエットや健康に関する理論にはさまざまなものが混在しています。

インターネットの発達により情報があふれており、人によって主張が異なります。どうしたら「正しい情報」が得られるのか悩む人も多いのではないでしょうか?

そんな現在だからこそ注目されているのが「肥満予防健康管理士資格」です。

肥満予防健康管理士は、医師や博士が顧問を務める教育団体である日本肥満予防健康協会が認定する資格です。

本記事では理事長である宮崎健爾(みやざきけんじ)さんに、肥満予防と正しいダイエットを学べる肥満予防健康管理士資格についてお話を伺いました。

宮崎健爾さんプロフィール

一般社団法人日本肥満予防健康協会名誉会長

活動

アンチエイジングや美肌食、また肥満やダイエットの基礎知識の普及活動を行っており、現在は大阪支部にて活動、また美肌食レストランのプロデュースでも活躍中。

主な著書

ふたりではじめる絵解きカリスマダイエット

肥満予防健康管理士テキスト

アンチエイジングアドバイザーテキスト

肥満予防とダイエットのスペシャリストになれる資格

ー肥満予防健康管理士とはどんな資格なのでしょうか?

ひとことで表すと「肥満予防やダイエットのスペシャリストになれる資格」です。

ダイエットに関する資格は数多くありますが、肥満予防健康管理士は医療の現場でスタートした資格であることが特徴です。

 

ー医療の現場から生まれた確かな知識を学べるのは、安心感がありますよね。

どのような経緯で医療機関からダイエットを学ぶ資格が生まれたのでしょうか?

今から20年ほど前は、一般的にはもちろんですが専門家の間でも、肥満が病気のリスクを高めることはまだあまり知られていませんでした。

そこで、肥満と病気についてのセミナーを人間ドックセンターで実施したのが、肥満予防健康管理士資格が生まれたきっかけです。

肥満の健康リスクについて指導するのは、当時の医療機関としては珍しかったのです。

 

ー肥満と病気のリスクについて最近まで知られていなかったのは意外でした。肥満のリスクを広めるパイオニアのような活動をしてこられたのですね。

実際に多くの医療従事者が肥満予防健康管理士資格を学んで、健康のための正しい知識を身につけています。

 

ーということは、受講者には医療従事者が多いのでしょうか?

当時の受講者はほとんどが医療従事者だったものの、現在では肥満予防やダイエットについて学びたい一般の人でも取得できる資格となりました。

現在の受講者の割合としては、医療従事者と一般の人で半々くらいです。

 

ー 一般の人でも資格が取得可能になった現在においても、医療従事者が学びにきているのが、信頼性の高さを表していますよね

資格取得までのプロセスはどのようなものでしょうか?

資格取得のためには、30時間のカリキュラムから成る「肥満予防健康管理士講座」を受講します。講座をすべて修了し認定試験に合格すると、肥満予防健康管理士資格を取得できます。

 

ー認定試験の難易度はどのくらいですか?

試験は医師でも知らない内容が多く難易度は高いと思います。しかし、講師が一人ひとりに対してサポートする体制があります。最終的には全員が試験に合格するまで導いていますので安心してください。

肥満予防健康管理士資格があなたの知識・スキルの証明する

ー肥満予防健康管理士資格を取得するとどのようなメリットが考えられますか?

資格を取得することで、認定証を施設に飾ることもできますし、名刺や自身のプロフィールに取得資格として表記もできます。

美容やダイエットに関わる仕事をしている人にとってはメリットは大きいのではないでしょうか?

保有資格として履歴書などに記入することで、面接で有利になった例もありました。

 

ー医療や美容に関わる仕事をしている人のスキルアップ・キャリアアップに有効なのですね。

美容やダイエット業界でも医療従事者向けの正しい知識が活かせる

ー医療従事者が信頼を寄せる資格を取得できる講座を、一般の人でも受講できるのは素晴らしいですね。肥満予防健康管理士講座はどんな人にオススメですか?

まず、ダイエットや健康に関わる仕事をしている人です。

実際に講座を受けにくるのは、

痩身エステを提供しているサロンの人

ダイエットドリンクの販売の仕事に携わる人

補正下着のメーカーの人

など、ダイエットを商品として取扱う仕事の人が多いですね。

ダイエットを売りにしてはいるものの、ダイエットの専門知識が無くて悩むことが受講のきっかけになるようです。

その一方で、いまだに受講者の半分は医療従事者同士の口コミによるものです。

看護師などのもうすでに患者さんと接している医療従事者の場合は、患者さんにたいして具体的な健康やダイエットに関するアドバイスできる知識を身につけることができます。

肥満が原因と考えられる膝や腰に痛みを生じた患者さんに対して、ただ「痩せてください」というだけではなく、それ以上の具体的なアドバイスをすることが大切です。

この講座を受けることによって、運動・食事・意識などをはじめとした複数の角度から患者さんの役に立つアドバイスができるようになります。

健康管理やダイエットに役立つ実践的なスキルを学べる

ー肥満予防健康管理士講座では実際にどのようなことを学ぶのでしょうか?

肥満が引き起こされる理論や仕組みが理解できる専門知識だけではなく、食事や運動を通して実際のアドバイスにまでつなげられるスキルを身につけられます。

ダイエットをしたくてもいつも失敗してしまう人むけの意識療法までカリキュラムに含まれています。

ただ理論を知っているだけではなく、今日からダイエットに取組む人が実践できることにまで落とし込むことができます。

ーテキストを見たところ少し難しそうな内容もありますが、全くの初心者でも学習にはついていけるのでしょうか?

実際に初めてダイエットの専門知識に触れる人も多く学びにきています。基礎から段階を踏んで学習できるので問題ありません。

トレーナーのダイエット指導にも正しい知識を

ー トレーナーなどをはじめとしたフィットネス業界でも肥満予防健康管理士のスキルの需要は高そうです。

ダイエットを指導に取り入れたいパーソナルトレーナーも肥満予防健康管理士講座で学んでいます。

フィットネスクラブでも痩身をメニューに取入れる企業が増えていますが、そのぶん間違った知識を持っているトレーナーがまだ多いと思います。

ー糖質制限の賛否が代表的ですが、トレーナーの業界でも異なる意見の主張を多く見かけます。

少し勉強をすれば分かることですが、糖質制限は身体に良く無いため推奨していません。

身体に蓄えられた糖質がなくなるのは、例えるなら体内で警報が鳴っているような状態です。足りない糖質を作り出すために、筋肉が分解されるので運動との相性も良く無いですよね。

 

ーしかし痩せられると言われているのは確かなので、ブームとなっているのだと思います。

推奨はしていないものの、講座では糖質制限で痩せると言われるメカニズムを解説はしています。根本的なメカニズムを理解しておくことは大切です。

 

ーメカニズムを理解しておくと、実際に指導をする場面での根拠ができますよね。

健康・ダイエットの領域にはさまざまな主張があります。身体のメカニズムを理解しておくことで、「良い」「悪い」だけではなく根拠をもって指導に活かせるようになります。

そのための学習として「肥満予防健康管理士講座」が役に立つのではないでしょうか。

まとめ

看護師や医師を始め、博士までが学ぶ「肥満予防健康管理士講座

「糖質制限って痩せますか?」と相談をされた時も、メカニズムを理解しておくことでメリット・デメリットを踏まえたアドバイスができるようになります。

医療の現場から生まれた、学会などでも認められたデータに基づいた知識を学べる講座だからこそ、スキルアップのための学習として有効です。

肥満予防・ダイエットのスペシャリストになれる講座を活用して、活躍のフィールドを広げてみませんか?

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YUMI

YUMI

YUMI

某情報誌とサイトの編集者として15年以上勤務し、自身も編集者時代からダイエットとリバウンドを繰り返した経験を持つエディター兼ライター。現在はダイエット関連の記事を400本以上担当しつつ、3児の母として日々育児に奮闘している。

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