近年ではライザップの成功もあって、ダイエットをするにはジムに通うだけではなく、パーソナルトレーナーの指導をもとにトレーニングを進めるというのが以前に比べ、非常に一般的になってきました。そこで今回は、その選び方のポイントをご紹介します。

１）パーソナルトレーニングを受けられるジムとは？

タイプ１：パーソナルトレーニングを受けられるジムの種類

どのジムでもパーソナルトレーニングを受けられるわけではありません。一般的なのは、ゴールドジム、コナミ、ティップネスなどの大手の総合型スポーツクラブです。ＨＰでも料金目安が掲載されていたり、そのコースも豊富であるため、初めての場合はこういった有名ジムを利用してみるのがおすすめです。

他にも、専用のパーソナルトレーニングジム、公営スポーツクラブ、自宅出張型など、さまざまな種類があるため、自分の目的やレベルに応じて、必要な形態を探してみるのが良さそうです。

タイプ２：ゴールドジム・コナミ・ティップネスなどの大手の総合型スポーツクラブ

上述の通り、メリットとしてはコースや設備が充実しているため、初心者でも本格的なトレーニングを段階的に受けることができます。費用としては、月会費と合わせてパーソナルトレーニング代金も平均価格帯です。

しかしその反面、土日祝日に混雑しがちであったり、順番待ちが多かったり、あるいはトレーナーがアルバイトスタッフだったためにトレーニング知識が少ないといったような場合もあるので注意が必要かもしれません。

タイプ３：公営型スポーツクラブ

都心ではあまり多くありませんが、公営のジムであってもパーソナルトレーニングを認可している場合があります。設備的には最新のものがそろっているわけではないですが、施設利用料が圧倒的に安いことが最大の魅力です。一回利用料平均が500円ほどで、パーソナルトレーニング代金が10,000円ほどだったとしても、大手ジムと比べると、圧倒的低価格でのトレーニングが実現できます。

タイプ４：個室型パーソナルトレーニング専用ジム

ライザップなどで有名になり、現在流行中なのが、この個室プライヴェートジムです。その他のタイプのものと比べ、圧倒的に費用が高額なのが特徴で、月額80,000円〜130,000円というのが平均相場になっています。

メリットとしては、個室でのトレーニングであるため、人目を気にしなくてよく、スペースを占有できるので待ち時間などなく効率よくトレーニングを行うことができます。またトレーナーの質という面から見ても、専門知識を持ったトレーナーが必ず在籍しているため、安心してトレーニングカリキュラムの作成を依頼できるというのも大きなポイントの一つです。短期集中で、一気にやりたい方や、経済的に余裕があって自分のペースで通いたい方にも向いているかもしれません。

２）自分に合ったトレーナーの選び方のポイントって？

トレーナーの体型を見ること

例えば、野球の監督で太っている人はいても、巷のダイエット指導講師で太っている人というのはなかなかいないと思います。というのも、スポーツ指導者というのは、技術を教えるものですが、ダイエット講師というのは、太らない方法を教えるのが仕事だからです。特にダイエットという目的を持ってパーソナルトレーナーを選ぶ際は、そのトレーナーの体型を確認するのを忘れないようにしましょう。

効率よく体重を落としていくためには、効率よく指導できるトレーナーが必要であり、しっかりと日々身体作りに取り組んでいるトレーナーを選ぶことは、少しでも良いトレーナーに当たるためには必要不可欠な選択条件と言えるでしょう。

資格の有無

実績や指導年数も重要ですが、どれくらい深く、また幅広く知識を持っているかは、やはりその資格の有無というのが最も手っ取り早くかつ確実な判断基準ではないでしょうか。例えば有名なライザップでも食事指導をしてくれる場合もあるようですが、パーソナルトレーナーからそういった指示を受けるのであれば、やはり栄養士の資格を持っている方が安心できるのは当然の話だと思います。

また中には、マッサージ師の国家資格を持っているなら、トレーニング後に筋肉の緊張をほぐす目的で専門のマッサージを実施してくれるというような場合もあるようです。マッサージや食事、もちろん器具トレーニングについてもそうですが、専門知識を持たない人間が安易に負荷を強くし過ぎると、事故に繋がりかねません。ハードに取り組む予定であるほど、こういったトレーナーの指導内容と資格の有無の関係性については、ＨＰなどで事前に十分確認しておくのが良さそうです。

３）パーソナルトレーナーを選ぶときに気を付けるべきこと

トレーナーは接客業

パーソナルトレーナーはある意味、接客業としての側面を持っているため、パーソナルトレーニングを目当てにトレーニングを始める場合は、ジムではなく、トレーナー単位で選ばなければなりません。ネットの情報でどれだけ自分に合っていると感じても、実際に合ってみると、どうにも相性が合わないと感じることもあるかもしれません。

そしてそのためには、契約する前に実際にそのトレーナーと合って、無料カウンセリングや面談をしておくことがおすすめです。中には、体験トレーニング料が無料であったり、大幅割引を行っているところもあるので、一度はそういったものを試してから、きちんと契約するというのでも良いかもしれません。

しつこく営業をかけるパーソナルトレーナーには注意

申し込むときには勇気が必要だと思いますが、満足のいくトレーニングを受けるためには、カウンセリングや面談が重要です。そしてその際に、少しでも違和感があったり納得できないことがあれば、それはジムに通うのが億劫になったり、トレーニングの支障をきたす可能性さえあります。

契約する前の時点で、期待との相違を感じられたのであれば、別のところを探してみればいいのです。特に、契約する前にしきりに、連絡をしてきたり、あるいは過度にしつこく入会を迫るようなトレーナーについては気を付けるに越したことはないでしょう。入会後も、オプション品の購入等の勧誘によって気まずい思いが続かないとは限りません。

４）トレーナーの雇用形態は意外と重要？

フリーランス契約か、正社員契約か

（１）フリーランス契約・アルバイト契約をしているトレーナーについて

パーソナルトレーナーというのは、意外と正社員だけではなく、フリーランスで契約をしていたり、アルバイトでのインセンティブ制であったりすることがすくなくありません。フリーランス契約等である場合、正社員と違って、ジムの経営状況によって、トレーナー個人に問題がなくとも、契約満了で退職してしまうことがあります。

（２）正社員

これは美容師業界と少しにているかもしれませんが、お気に入りの美容師が正社員就業をしているのであれば、他のお店（ジム）、つまり同業他社に転職するということはあまりありません。自身が短期で集中してダイエットに励むというのではなく、のんびりゆっくり痩せたいというような目的を持っている場合は、急にいなくなったりしなトレーナーを選ぶことも重要です。

雇用形態だけでトレーナーの実力は測れない

上でトレーナーの雇用体系について見ましたが、これがそのままトレーナーとしての実力を決めるものではないので注意が必要です。むしろ、ハイエンドクラスになるとフリーランスで契約しているトレーナーの方が、、高給を取って、資格も持っている優良トレーナーである傾向が高いようです。もちろんその部分トレーニング代金も高額になるので、誰もが選べるわけではありません。あくまで自分の目的によっては、雇用体系も視野に入れた方が、失敗をしにくいという話です。

５）ジム選ぶ際の保証について

アフターサービス

ダイエットのためのトレーニングで重要なのは、トレーニング中だけではなく、目標体重を達成してからも同じです。無事成功しても、その後にリバウンドしてしまっては元も子もありません。

一時的なダイエットではなく、長期にわたっての体型維持を視野に入れているのであれば、リバウンド対策を行っているジムを選ぶべきでしょう。具体的には、コース終了後にリーズナブルな料金でのトレーニングできるアフターケアサービス用の別コースを用意しているかどうか、というところです。

返金保証

特に初めてジムに通うという人にとって最も不安なのは、「本当に満足のいく結果につながるのか」ということだと思います。もし納得がいくような結果が得られない場合に、一部または全額返金を受けられる制度を持つジムを選択肢に入れるのがおすすめです。

６）ジムとトレーナー選びに関するＱ＆Ａ

【Ｑ１】ジムの立地は？

ジムの立地については、自宅または会社からの近さを第一優先にするべきです。雨が降った日や疲れているときには、どうしても足が遠のくものですが、少しでも移動距離が短ければ、気持ちに負けて通えなかったという日をなるべく減らすことができるでしょう。

【Ｑ２】以前に食事制限が辛くてパーソナルトレーナー契約を辞めたのだけども・・

「食事制限が辛くて辞めた」という方は意外に多いです。決まり通りの食事を守れず、結果に結びつかず、なんだかトレーナーに会うのも気まずくなっていくというパターンです。こういった方は、食事指導経験が豊富かつ、無理のない食事環境を提案できる、栄養士の資格を持つトレーナーを探すのがおすすめです。

【Ｑ３】入会時のモチベーションがなかなか続かない・・

キックボクシングなどのスポーツによるトレーニングに入れているようなジムやトレーナーを選ぶことができれば、モチベーションに頼ることなく、楽しく通うことができるかもしれません。

【Ｑ４】パーソナルトレーニングはどれくらいの期間受けるのが普通？

おおむねどこのジムでも料金設定は２か月と設定している場合がほとんどです。料金自体決して安くないため、短期間にしっかりトレーニングを行って、無理のない範囲で目標達成を目指すプランを提案してもらうというのが、最も一般的な利用方法です。

【Ｑ５】初心者がパーソナルトレーニングでダイエットを成功させるコツは？

とにかく契約中の数週間はプライヴェートの予定をなるべく入れないことです。出かけると、食事やアルコールによって、ついつい摂取カロリーが増えたり、遊び疲れて、ジムに行くのが億劫になってしまいがちになります。忘年会や連休の予定が入るような時期は避けて契約するのがいいかもしれません。

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