整体師になるには免許が必要?どんな資格を取ればいいかも調べました!
整体師を目指す人は年々増えており、実際に整体院やマッサージサロンは駅前などにたくさんあります。
最近では、「整体師になるのにどんな免許が必要なの?」というご相談が増えてきました。
そこで今回は、整体師にどんな免許が必要なのか、そしてどんな資格が必要なのかをまとめて解説します。
記事の目次
1.整体師になるうえで特定の「免許」は必要ない
2.整体師として指圧・マッサージをするのなら免許が必要
3.整体の免許と関係ないけど、学ぶといろいろ便利な民間資格
4.整体の免許を取る、資格を取る方法
5.働きながら整体師になる方法
6.最近話題になった整体師の「無免許・無資格」問題とは!?
7.整体師の免許や資格を取得して、独立・開業を目指そう!
整体師になるうえで特定の「免許」は必要ない
いきなり結論から言ってしまいますが、整体師になるために特定の免許は必要ありません。
そもそも整体という療法は、元々は日本古来の柔術と中国古来の拳法が混ざり合って生まれました。「活法」「骨法」と呼ばれ、緊急蘇生術として主に活用されていたのです。
そして活法に、ヨーロッパから入ってきた外科や蘭学の知識が加わり、戦国時代に整骨が登場します。
また、中国から渡来し、のちに独自の進化を遂げた鍼灸やあん摩、東洋医学や民間治療法など、様々な種類の施術が長く行われていました。
その後、明治維新をきっかけにアメリカからカイロプラクティックやオステオパシーといった技術が入り、既存の療法と組み合わさって現在の整体へと変化していきます。
「整体」や「指圧」といった用語が登場するのは、約100年前の大正時代からと言われています。
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整体師として指圧・マッサージをするのなら免許が必要
整体師になるために免許は必要ありませんが、指圧やマッサージを手技として行うのであれば免許が必要になってきます。
指圧やマッサージを行うために必要な免許は国家資格であり、次の3つが有名です。
あんまマッサージ指圧師
あん摩、マッサージ、指圧といった手技を用いて体の不調を改善するのがあん摩マッサージ指圧師です。専門の学校で決められた課程を修了し、国家試験に合格する必要があります。
柔道整復師
打ち身や捻挫、脱臼といった損傷に対しし、医療的手段ではなく施術によって回復を図るのが柔道整復師です。
「接骨院」「ほねつぎ」と呼ばれることもあります。専門の学校で決められた課程を修了し、国家試験に合格する必要があります。
柔道整復師の資格を取得していると、骨折やスポーツ障害などの保険が適用できる整骨院や接骨院を開業することも可能です。
鍼灸師
鍼灸師とは鍼や灸を用いて全身にある経穴と呼ばれるツボを刺激し、体の内側から治癒を促していくのが主な仕事です。
専門の学校で決められた課程を修了し、国家試験に合格する必要があります。
整体の免許と関係ないけど、学ぶといろいろ便利な民間資格
国家資格としては認められていませんが、整体師として活動していく中で役に立つ民間資格は多いです。
施術の幅を広げるために、ぜひ勉強してみてください!
カイロプラクティック
姿勢の歪みを原因とした運動機能障害や体の不調を手技によって予防、改善することをカイロプラクティクといいます。
日本では国家資格はなく、WHOが制定した教育基準を満たしたカイロプラクター登録試験に合格し、申請することで登録カイロプラクターに認定されます。
タイ古式マッサージ
タイ古式マッサージはタイ伝統の一種のマッサージです。指圧による揉み動作だけでなく、四肢を曲げ伸ばすストレッチを含んでいます。
タイでは政府公認の伝統医療であり、筋肉や神経をリラックスさせて血流や自律神経を調整することで体調を整えていくものです。
整体の免許を取る、資格を取る方法
整体の免許や資格を取得する方法は、国家資格と民間資格の違いによって異なります。それぞれ見ていきましょう!
国家資格
整体に関する国家資格は、先ほど紹介した「あん摩マッサージ指圧師」「柔道整復師」「鍼灸師」があります。
これらは全て大学や専門学校で必要な科目を学ぶ必要があり、独学で取得することはできません。
国家資格を取得していないとできない手技、治せない怪我などもあります。国家資格を取得したい方は、大学や専門学校の入学を検討しましょう!
民間資格
民間資格を取得するには、民間で運営されているスクールや講習を修了することで取得できます。また、中には独学で取得可能なものもあります。
民間資格を取得することでも知識や技術のレベルアップは十分可能です。
働きながら整体師になる方法
すでに社会人として働いている、学生に戻るのは経済的に難しいなどの理由から、働きながら整体師を目指したい方もいるのではないでしょうか?
働きながら整体師になる方法は次の2つがあります。
未経験者歓迎の職場で経験を積む
働きながら整体師になるために最もおすすめなのは、未経験者も採用している職場に転職する方法です。
このような職場は事前に研修制度があるとこが多く、店舗デビューする前の練習、さらには店舗で働きながらも練習を積んでレベルアップをすることができます。
もちろん、特定の資格が必要な手技はできません。しかし現場経験を積みながら、研修や講座受講などで資格取得を目指すことも可能です。
夜間学校や民間・通信講座などで資格・認定を受けつつ勉強する
転職したい職場が即戦力を求めている場合、未経験者がいきなり採用されることはなかなかありません。
そこでおすすめなのが、働きながら夜間学校や週末講座、通信講座に通って知識と技術を身に付ける方法です。
未経験者ではあるものの、講座を修了して知識と技術を身に付けた方は採用される確率が高くなります。
参考:整体師になるには?勉強方法や学習にかかる費用を解説! | トレーナーエージェンシー
最近話題になった整体師の「無免許・無資格」問題とは!?
無免許・無資格で整体の施術を行い、整体会社の経営者が逮捕されてしまった例が最近ありました。
ここで確認したいのは、無資格や無免許の定義です。
●無免許・無資格の定義
医療に関する国家資格を所持しない。
民間団体の発行する独自の資格所持。
徒手ないしは器具による人体への刺激が医師の指示下に行わないと違法になる医療系国家資格の所持
※Wikipediaより引用
整体師の施術内容は、現在の法規制ではグレーゾーンな部分が多いです。
無免許・無資格で活動していても施術を受けたお客様が満足していれば、刑事問題に発展することはあまりありません。
ただ、患者を骨折させるなどの重大な事故を起こしてしまった際に無免許・無資格者が行なっていると、問題が一気に大きくなります。
整体師の仕事は、身体を扱うため専門的な知識と技術が必要な仕事です。
資格取得も視野に入れ、技術と知識の向上に努めましょう。
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整体師の免許や資格を取得して、独立・開業を目指そう!
整体師の免許とは、主に国家資格を指します。
国家資格の取得は整体師としての施術の幅が広がるだけでなく、患者の信頼獲得にも大きく役立つでしょう。
しかし、すでに働いていて忙しかったり、学校に通えなかったりするという人もいるはず。
まずは自分のできる範囲で勉強をしながら、少しずつ整体師になる準備をしていきましょう!
