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アスリートの引退後にフィットネス系でズバ抜けて活躍する方法4選

アスリートが現役引退後にぶち当たる壁があります。それは仕事がないことです。意外かと思われそうですが、指導者や解説者になれるのはごく一部で露頭に迷う人が多いのが現状。今回アスリートがいかに活躍できるのか、「フィットネス」という観点から探っていきます。

1)現役でバリバリ活躍していても引退後は活躍できないケースも

現役時代の活躍はめざましく、年俸〇千万もらったトップ選手でも現役を引退してしまえば苦しい日々が待っているのが現実。これをスポーツ選手のセカンドキャリアといい、これを助けるような動きもネット上では出てきています。

トップ選手でも引退後に指導者や解説者になれるのはごく一部なのです。ましてやサラリーマンになることすら大変だといいます。長年スポーツの世界でやってきた人にとって、ビジネスで使うような言葉使いなどやマナーは慣れるまでに多くの時間を必要とするでしょう。

また社会はスポーツしかやってこなかった人を求めることも少ないのが現状。歳をとってから物事を覚えることは大変で覚えも悪い。その上、パソコンなどの基本もわからない人が多いので、即戦力になることも少なく見放されてしまうのです。

元プロ野球の里崎智也さんは「プロ野球の世界では監督やスカウトから声をかけられることが普通」だとイベントでいいました。これが引退後に足かせになっているのかもしれません。

社会人なら誰しも経験している自ら進んで自分を売り出す営業などができない人が多いのです。

2)引退後に転身し活躍している人もいる!

スポーツ選手の引退後のイメージはコーチや監督の指導者や解説者などがメジャーに知られているところですが、指導者などにはならずに転身し活躍してる人もいます。

世界で活躍している元スポーツ選手

世界に目を向けて見ると活躍している人はたくさんいます。アーノルドシュワルツェネッガーもその1人でボディビルダーの世界最高峰の大会で優勝し、その後俳優に転身しています。さらに俳優から州知事にもなりました。

2メートルの長身から160キロ以上の豪速球を投げ続けた元メジャーリーガーのランディ・ジョンソンですが、現役引退後はカメラマンに転身し世界各国を飛び続けています。

元バスケットボールプレイヤーのマイケルジョーダンは、現在では実業家になり、資産は1,200億円とも言われています。

日本にも転身し活躍している人がたくさんいます

海外だけでなく日本にも多くのスポーツ選手が転身し、違う分野で活躍しています。マラソン選手だった松野明美は個性的なキャラクターでタレントとして活動していますし、現在では政治家としても活動しています。

元サッカー日本代表だった中田英寿は今ではFIFA親善大使や株式会社東ハト執行役員などを務めるビジネスマンにもなっています。

他にもさまざまな活動をしていて、ひとつに縛られない働き方をしているのが魅力的ですね。元ボクシング世界チャンピオンの具志堅用高はボクシングジムを経営する傍ら、その愛されキャラでタレントとしても活動していますよね。

転身し活躍している人の特徴

以上にあげた元スポーツ選手以外にも多くが転身し成功を納めている人が多くいます。この人たちに共通することは、現役時代に行っていたスポーツとは全く関係のない仕事だということです。

そのスポーツに精通するようなコーチなどではなく、身体を全く動かさないような職業に転身している人も結構いるのが特徴なのです。

しかしこれら例にあげた人は少し異例かもしれませんね。スポーツ選手なのだからスポーツに関わること、せめて身体を動かすような仕事に就きたいという方には、フィットネス系の職が非常に相性が良く、就職もしやすいものの中のひとつになっていますよ。

ランニング 男性

3)フィットネス系でズバ抜けて活躍する方法4選

フィットネス系と聞いてもっとも思い浮かぶのがスポーツジムのインストラクターでしょう。健康を重視した生活や美しい身体を手に入れたい人が増えたことでフィットネス界は盛り上がりを見せています。現役バリバリにスポーツをやってきた人なら問題なく就職できる職種ですね。

タイプ1:どこかの企業に所属するインストラクター

基本的なインストラクターの働き方で、スポーツジムなどの正社員として働くという働き方です。スポーツを行なっていた方なら筋トレマシーンを使うことはもちろんあるでしょうし、どこ筋肉をどのように鍛えれば良いか、どのくらい鍛えればよいかなどを知っている方が多いでしょう。

正社員として働くので店舗の管理などのビジネス的な視点も必要になりますが、チームスポーツをしてきた人なら社員やバイトをまとめる手段を知っている人も多いです。

そのスポーツ経験を活かして店舗の運営がやりやすいはずです。またアメとムチの使い方などがわかるチームのキャプテン経験者には最適な働き方かもしれませんね。

またあなたが素晴らしい実績の持ち主なら「このジムには〇〇というスポーツで日本一になったインストラクターがいる」という評判がたてば、あなたの評判だけでなくスポーツジム自体も有名になるかもしれません。

タイプ2:フリーとしてインストラクター

インストラクターになる方はフリーとして働く方がかなり多いです。フリーとして働くとは、スポーツジムやフィットネスクラブと業務委託の契約を結び、そのジムなどで働くことです。

つまり自分を売り込んでいくことで仕事を得ることができます。たくさん売り込み仕事をもらえれば、その分お金になりますし、あまり売り込まずに自分のペースで働きたい人にも融通の効く働き方ですね。

スポーツ経験があるのであればこのフリーとしてコツコツと働いていくことがオススメです。スポーツ経験者に共通することはコミュニケーション力の高さです。

インストラクターとして働く上でコミュニケーションはもっとも大切と言っても過言ではないでしょう。また元スポーツ選手として活動すればそれだけで、一般の人よりも付加価値が高いのです。もちろんスポーツをしていた時とは全く違う職なので勉強することはたくさんありますが、自分の個性を出しながら働けるオススメの働き方ですよ。

タイプ3:独立開業してインストラクター

もし現役時代に日本代表や全国制覇などの輝かしい経歴の持ち主なら、独立開業してしまうのもオススメです。というよりズバ抜けて活躍したいのであれば、独立開業がもっとも良い言えます。

ただやることはビジネスマン的観点が必要なので、インストラクターとしてバリバリ働くわけではなく経営側にも回らなくてはなりません。

もしバリバリインストラクターとして働きたいなら、フリーでインストラクターだけを行う方が良いかもしれません。もちろん経営の目線なのでスポーツとはかなり違いますが、現役時代に身につけた忍耐力や努力する力は経営には欠かせないものです。また自分の実績を大いに打ち出し、個性的なスポーツジムを作ってしまえばズバ抜けて活躍することも可能でしょう。

タイプ4:〇〇+フィットネスで開業する

最近流行りのフィットネスの特徴をご存知でしょうか。フィットネスクラブのイメージは、筋トレマシーンやランニングマシーンがそこら中に並んでいて、他の部屋ではみんなでエアロビクスなどのエクササイズをしている感じですよね。

しかし最近ではボクシングとエクササイズを融合したものや、トランポリンで跳ねながらエクササイズするものが流行っているのです。普通の筋トレマシーンやありがちなエクササイズでは、飽きられているのです。楽しくイメージしやすいエクササイズが今の最先端。

なのであなたがやっていたスポーツにフィットネス、エクササイズというものを融合したコンテンツを作ってしまうのが面白くて、オススメですよ。これもインストラクターとして働くというよりは、ビジネスマンのような戦略を立てた方が良いのですが、面白く話題になればお客さんもついてくれます。

実例でも「格闘技」+フィットネスを掛け合わせた「ファイトネス」というものを作って、営業している人もいます。やり方次第で面白くなるので、専門的なスポーツをされていた方にはぜひやってほしいですね。

ランニング 女性

5)アスリートの引退後に関するQ&A

【Q1】現役引退後に指導者になることは難しい?

やはり知名度があるほど活躍した選手なことが多いことは確かですが、一概には言えません。指導者なら一流の選手の方が良いと思われるかもしれませんが、現役時代に発揮したテクニックと指導して選手を鍛えるテクニックは全く違います。

アルゼンチンのサッカー選手として有名だったマラドーナはアルゼンチンの監督を歴任した際はあまりその力を発揮することができませんでした。

また箱根駅伝にて4連覇を果たした青山学院の監督原晋は現役時代に、日本代表になるなどの大きな成績は納めていません。活躍した人が良き指導者になれるとは言えないのです。しっかりとした指導するスキルを身につければ、実力が乏しくても指導者になれるかもしれませんね。

【Q2】現役を引退したスポーツ選手はサラリーマンにはなれないの?

スポーツ選手のセカンドキャリアという問題があり、引退後に就職活動したがなかなか決まらないということが多いようです。しかしスポーツ選手には社会人として必要な要素が豊富に備わっています。

それは前に進む力や考え抜く力、チームスポーツをやっていたならチームで切り抜ける力など、社会にも評価されるものばかりです。しかし就職が決まらないというのは、スポーツ界にはなかったビジネスのマナーでしょうか。もしそのようなビジネスマナーや礼儀が分かればサラリーマンになることもできるでしょう。

【Q3】インストラクターとして働く際の注意点は?

スポーツをしてきたので運動に関する知識は豊富でしょう。もちろん足りないところは学ばなければなりませんが、もっとも注意したい点はエクササイズをしている人には勝敗がないということです。スポーツをしてきた人は勝つために筋トレをして食事制限をしてきました。

しかしお客さんはみんながきつい筋トレや食事制限されたいわけではありません。「あの人より痩せたい」などはあるかもしれませんがみんなそうは思っていないことを理解しなければならないでしょう。一人ひとりとコミュニケーションをとり、よく見てあげることが必要ですよ。

現役を引退した後は指導者や解説者になれるのはひと握り、ましてやタレントなどのテレビに出れるのは稀です。その中でも起業したり政治活動をしてる人もいますが、数える程です。そんな中オススメするのはフィットネスクラブなどのインストラクター、自分の実績や個性を活かしたエクササイズができると人気も出るでしょう。

また自分の行ってきたスポーツ+フィットネスの融合したコンテンツを作り出すことも、あなたにしたできないことで価値が生まれます。

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