鍼灸師 トレーナー向け資格

鍼灸(はり師・きゅう師)を目指せる専門学校で学ぶことを紹介!

近年、高齢化の影響により、リハビリや介護福祉などの分野で活躍できる国家資格が、注目を集めています。
特に理学療法士や作業療法士と並ぶリハビリ・代替医療の国家資格の鍼灸師に注目が集まっています。

鍼灸師になるためには「はり師」と「きゅう師」のリハビリ・代替医療の国家資格を取得する必要があり、資格取得には専門学校あるいは大学・短大・養成施設などで3年以上学び、それぞれの国家試験に合格することが求められます。

今回は養成施設の中から専門学校について紹介します。

鍼灸師になるには

キャンパスの外観

鍼灸師になるためには「はり師」と「きゅう師」のリハビリ・代替医療の国家資格を取得する必要があり、資格取得には専門学校あるいは大学・短大・養成施設などで3年以上学び、それぞれの国家試験に合格することが求められます。東洋医学の専門家といえる鍼灸師を目指せる養成施設の中から学校数を紹介します。

あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師(本科)を目指せる学校数

  • 83校(厚生労働省:25校、文部科学省:58校)

はり師・きゅう師(専科)を目指せる学校数

  • 93校(厚生労働省:82校、文部科学省:11校)

参考:「あん摩マッサージ指圧師、あはき師 学校・養成施設数、定員 年度別推移 平成27年度のデータ」より

鍼灸の専科と本科の違い

ボーダーライン

学校数の違いについておわかりいただけたと思います。

鍼灸の養成学校には本科と専科として、学科が2つに分かれていることがあります。
この違いはなんでしょうか。

本科は「はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師」を目指します。

本科でははり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の3つの国家資格取得を目指せます。

あん摩マッサージ指圧・鍼(はり)・灸(きゅう)の治療技術を身につけることで、将来的に総合的な治療技術を武器にして、より幅広い分野で活躍することが期待できます。

専科は「はり師・きゅう師」の国家資格取得を目指します。

専科でははり師・きゅう師の国家資格取得を目指せます。
そのためあん摩マッサージ指圧師の国家試験をための勉強を一切おこないません。

しかし鍼と灸に多くの時間を当てることができるため、本科よりも長い時間を実習に費やすことができます。
さらに美容鍼灸やスポーツ鍼灸などの専門技能も身につけることで、多様なニーズに応えられる鍼灸のスペシャリストを目指せます。

鍼灸の専門学校では鍼灸の知識を段階的に学べる

鍼灸を学べる専門学校のほとんどは3年制です。
3年間で鍼灸の知識と技術を身につけられるように、1年次から段階的に学べるようなカリキュラムになっています。

1年次

鍼灸と関係の深い東洋医学と、日本の医療の基本的な考え方である西洋医学の2つの観点から人体の構造や機能など基本的な内容を学びます。
鍼灸の基礎である経穴(ツボ)の位置やツボとツボを結ぶ経路に関して学び、基礎実技においては鍼の刺し方や灸のすえ方などの習得を目指します。

2年次

1年次に学んだ基礎科目を土台にして、本格的に鍼灸を学びます。
西洋医学と東洋医学の考え方を結びつけて、鍼灸の専門性を深めることを目指します。
さらに実技と座学で学んだ内容を実践で活かせる臨床自習も始まり、就職後に役立つ現場経験を積むことができます。

3年次

3年次は1~2か月の本格的な臨床実習の実施や、はり師ときゅう師の国家試験対策に取り組みます。
神奈川衛生学園など一部の専門学校では総授業時間数の約半分を実技時間に充てているため、高いレベルの鍼灸技術の習得が期待できます。

ほかにもスポーツ鍼灸美容鍼灸など、興味のある職域に合わせた専攻を学ぶことができます。
特に「アスレティックトレーナー」などスポーツの現場で活かせる資格を持った鍼灸師は「治療のできるトレーナー」として、スポーツ業界から高い需要があります。

3年次は国家資格取得だけでなく卒業後に活躍するために専門性を高める時期として重要です。

鍼灸を学べる専門学校について

学校

鍼灸の専門学校についてお分かりいただけたと思います。

鍼灸師として資格の取得を目指すなら、3年制の専門学校というのも、有効な選択肢の一つとなるでしょう。
さらにあん摩マッサージ指圧師の資格取得も目指したい方は、あん摩マッサージ指圧の学べる本科がオススメです。

鍼灸の養成学校で鍼灸師として技術を深めたいのか、あるいはあん摩マッサージ指圧師にも興味があるのかに応じて、専門学校を選ぶことをオススメします。

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