健康運動指導士とは?資格の取り方や給料・将来性を解説

高齢社会に突入している日本では、運動と健康との関連性に注目が高まっています。そういった世相に関連して、健康運動指導士にも注目が集まっています。

健康運動指導士とは、安全で効果的な運動プログラムを作成したり実践指導をおこなったりする職業の事です。

今回の記事では、健康運動指導士の概要や資格の取得方法・働き方・給料などを網羅しています。将来性にも触れているので、ご自身の職業に検討している人には参考にしていただけると思います。

健康運動指導士とは?概要を紹介

健康運動指導士をあまり詳しく知らない人も多いかと思います。まずは、健康運動指導士とはどういった職業なのか全体的な概要を紹介します。

健康運動指導士とはどんな仕事?

健康運動指導士とは、保険医療関係者と連携しながら、安全で効果が期待できる運動をおこなうためのプログラムの作成や実践指導計画の調整などをおこなう職業を指します。

公益財団法人健康・体力づくり事業団による民間資格

健康運動指導士は、公益財団法人健康体力づくり事業財団が主催している民間資格です。

公益財団が運営している事から国家資格と誤解される事もありますが、民間資格です。しかし、国民の健康状態を維持・改善するために運動の重要性が指摘されている状況で、とても注目されている職業です。

健康運動指導士は女性が多く活躍している

健康運動指導士は、男性よりもむしろ女性が多く活躍しています。一度、結婚や出産で仕事を離れても再就職しやすい点も、女性にとってメリットのある職業です。

健康運動指導士になるには?資格の取得方法や合格率

健康運動指導士として活躍するための資格の取得方法を解説します。あわせて、資格の難易度の目安とするために、合格率を紹介します。

健康運動指導士になるための2つの方法

健康運動指導士になるには、2つの方法があります。

方法①養成学校を修了する
健康運動指導士になるための1つ目は、養成校とされている大学の学科を卒業した後に、認定試験に合格して登録手続きを済ませる方法です。養成校は北海道から沖縄まで全国にあり、大学の体育やスポーツ関連の学科が養成校に指定されています。

方法②講習会を受講する
2つ目の方法は、講習会を受ける事です。ただし、講習会に受講要件が定められている点にも注意しましょう。要件は、以下の5つのうちのいずれかです。
体育系の短大あるいは2年制の専修学校以上の学歴を有している人
3年以上運動指導に従事した経験のある人
運動指導に関連する資格を有する人
保健師や管理栄養士など保健医療に関する資格を有する人
幼稚園教諭や教員免許などの学校教育に関する資格を有する人

また、受講者の保有資格や職業などにより、養成講座のコースが異なり、必要取得単位が変わります。例えば、歯科医師・看護師・理学療法士などの資格を有している場合は104単位コースを、4年制の体育系大学卒業者(卒業見込みも含む)の場合は51単位コースを受講します。

健康運動指導士の更新

健康運動指導士の資格には、有効期限があります。取得後5年ごとに更新をおこなわなければなりません。

健康運動指導士の合格率

令和2年5~6月に実施された健康運動指導士試験の合格率は、80.7%です(受験者327名、合格者235名)。

令和2年度の受験者資格別の合格率は以下のどおりです。
養成校の養成講座修了者・・・62.7%
養成講習会(104単位コース)・・・100%
養成講習会(70単位コース)・・・98.0%
養成講習会(51単位コース)・・・75.0%
養成講習会(40単位コース)・・・82.0%

健康運動指導士の働き方とは?

健康運動指導士の資格を取得すると、どのような働き方ができるのかを解説します。

アスレティッククラブ・フィットネスクラブ

アスレティッククラブやフィットネスクラブでは、運動プログラムの作成や指導などを担当します。

診療所・病院など

診療所や病院などの医療施設で専門知識を活かす事もできます。医療施設では、患者や施設入居者のサポートをおこなったり、ケガや病気の予防につながる日常的な運動のサポートをおこなったりします。

介護施設など

介護施設などでは、主に高齢者や障害のある人に対して、元気に日常生活を過ごしたり、スポーツを楽しんだりできるようにサポートをおこないます。

学校など

学校では、生徒一人ひとりの体力や課題に応じて、運動プログラムを作成して、一緒に実践していきます。運動機能を高めると同時に、安全に運動を楽しめるプログラムを作る役割が求められます。

フリーランスとしての働き方もある

企業や団体に所属せずに、フリーランスとしてスポーツインストラクターをしたり、自治体が主催する地域のスポーツ発展のためのイベントに参加したりする働き方もあります。自治体主催のイベントでは、ほかのフリーランスの健康運動指導士と協力して、活気あるイベントにするよう求められる事もあります。

健康運動指導士の給料とは?

職業として健康運動指導士を検討している人にとっては、給料の相場も気になるでしょう。本章では、健康運動指導士の給料相場を解説します。

健康運動指導士の年収はどのくらい?

健康運動指導士の年収相場は360万円程度です。
健康運動指導士は、民間資格であり資格取得者数がまだ全国で20,000名に満たない事などから、現状では資格取得をした結果、給料の水準が大きくアップするまでには至っていません。

給与の水準は勤務先のスポーツクラブなどによって異なります。勤務先によっては、健康運動指導士の資格取得により、資格取得手当が若干加味される事があります。

健康運動指導士が給与アップを目指すには?

健康運動指導士が給与アップを目指す方法は、大きく分けて2つの方法があります。
1つ目は、資格を複数取る事で専門性を高める事です。例えば、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーなどのトレーナーに役立つ資格や介護福祉士などの介護系の資格が健康運動指導士と関連性が高いです。

2つ目は、資格手当のある職場に転職をするなど、健康運動指導士のスキルや資格を最大限に活かせる職場に転職する方法です。

健康運動指導士の将来性とは?

健康運動指導士は、将来性の期待できる職業です。なぜなら、健康への意識が高まっている事や、各種スポーツのイベントによりスポーツや運動への注目が高まるためです。

健康運動指導士に関する助成金

介護やケガ予防などの観点から健康運動指導の研究や活動に対しては国家レベルで注目も高まっています。健康運動指導士の研究に対しては、条件を満たせば助成金が利用できるなどの取組みもおこなわれています。

地域のあらゆる場面が働く事ができる

健康運動指導士は、パーソナルトレーニングジムだけではなく、学校や介護施設などの老若男女すべてを対象とした働き方があります。

運動や健康を通じて、幅広く働く事ができるのも健康運動指導士の魅力です。

昭和63年の開業以来着実に人数が増加中

健康運動指導士が開設された昭和63年以来、約30年間で18,000名ほどの人数になっています。毎年着実に健康運動指導士の活動する人が増えています。

まとめ

健康意識の高まりやスポーツの注目の高まりにともない、健康運動指導士の注目が高まっています。就業場所はフィットネスクラブ・介護施設・学校と多岐にわたり、働き方も就職に限らず、フリーランスとして活動する事も可能で、資格を取得すると活躍の場が広がります。

また、運動系や介護系の資格と相性が良いので、トレーナーを目指すうえでもとてもオススメの資格です。

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