カリスマトレーナー特集 トレーナーの年収/報酬

パーソナルトレーナーが年収1000万円を達成するための5つのポイント

「年収1000万」と聞くと平均的な給与よりも大幅に上回っていて、実現不可能だと思うかもしれません。

ましてや好きな筋トレを仕事にしながら、年収1000万を稼ぎ出すことは可能なのでしょうか?

実はパーソナルトレーナーとして働き年収1000万円を目指すことは可能です。

この記事ではパーソナルトレーナーとして年収1000万を目指す上での道のりと、実際に年収1000万円を達成しているトレーナーが意識していることを紹介します。

 

パーソナルトレーナーとして就職すると年収1000万は不可能

パーソナルトレーナーとして就職して正社員で働いている人の平均年収は約360万円です。日本の正社員の平均年収は約450万円なので、比較するとあまり多い金額とは言えないことがわかります。

正社員のパーソナルトレーナーとして働きながら年収を上げるには、次の2通りの方法が考えられます。

 

1.パーソナルトレーニング指導の本数を増やす

2.現場指導のトレーナーからマネージャーや店舗責任者に昇格する

 

それぞれについて詳しく説明します。

1.パーソナルトレーニング指導の本数を増やす

正社員パーソナルトレーナーの給料は、基本給+インセンティブで決定します。

インセンティブはそのトレーナーがおこなった指導の本数によって支給される賃金のことです。

つまり、より多くのお客様を指導するほどその月の給与が多くなる仕組みということです。

2.現場指導のトレーナーからマネージャーや店舗責任者に昇格する

インセンティブを増やして年収を上げるためには、毎月毎月多くのセッションをこなす必要があります。当然1人が指導できるセッション本数には限界がありますし、季節によっては客数が減り、あまりセッションの予約が入らないこともあります。

そのため不安定なインセンティブを上げるのではなく、毎月安定的にもらえる基本給を上げたいと考える人もいるでしょう。

その場合は、マネージャーや店舗責任者として昇格する方法があります。

複数のトレーナーを束ねる責任者の立場や、あるいは複数の店舗を監修するスーパーバイザーとして活躍し年収をあげる方法です。

しかし、自分が直接お客様の指導に携わる機会が少なくなってしまい、仕事にやりがいを見出せなくなる人もなかにはいるようです。

そして年収が上がるとはいっても、パーソナルトレーナーとして就職し正社員として働く場合は、年収400万円程度が上限である企業が多いようです。

 

フリーのパーソナルトレーナーで年収1000万は目指せる?

パーソナルトレーナーがより高い年収を目指すには、フリーランスになる方法があります。

フリーランスパーソナルトレーナーは人によって働き方の幅が大きいので、平均年収を算出するのは困難です。

比較的自由な働き方を選択できるので、本業とは別に空き時間だけを使ってパーソナルトレーナーとして活動している人もフリーランスに含まれるからです。

ただし、フリーランストレーナーとしてパーソナルトレーニングの仕事に専念すれば高収入を目指せると言われています。

フリーランスのパーソナルトレーナーが高収入を目指せる理由は次の2点です。

 

1.パーソナルトレーニングの料金を自分で決められること

2.利益が全て自分の収入になること

 

それぞれについてより詳しく説明します。

1.パーソナルトレーニングの料金を自分で決められること

会社員とはちがって、自分の提供するトレーニング指導の値段を自分で自由に決められます。

指導の質や価値を高めていけば、パーソナルトレーニングの値段も高めに設定することもできます。

2.利益が全て自分の収入になること

正社員としてパーソナルトレーニングの指導をしても、お客様からいただいた代金がそのまま自分の収入になることはありません。

それに対してフリーランスのトレーナーは、自分で決めた料金が直接自分の収入となるため、会社員のトレーナーよりも高い年収を実現できます。

以上の理由からフリーランスのパーソナルトレーナーは年収500万円以上を狙えます。

 

年収1000万のパーソナルトレーナーになるには独立・開業を目指そう

年収1000万を実現しているパーソナルトレーナーは、ほとんどの人が自分でジムを開業しています。

実在する店舗としてジムを構えてブランドを確立することで、フリーランスとして個人で動くよりも集客がやりやすくなるためです。

ジムを開業して自分1人だけがパーソナルトレーナーとして指導にあたる場合に目指せる年収が1000万円ほどだと言われています。

例えば1会員あたり2ヶ月20万円の会費を設定したとします。会員が月10名いると、2ヶ月で計200万円売り上げになります。年間では1200万円の売上になります。

 

パーソナルトレーナーが年収1000万円を目指す3つの手順

①正社員トレーナー(経験を積む)

②フリートレーナー(価値を高める)

③開業トレーナー(独立する)

未経験の状態から年収1000万を稼ぐパーソナルトレーナーになるには、次のステップを踏むのがオススメです。

①パーソナルトレーニングジムに就職して経験を積む

②フリーランスのパーソナルトレーナーになり、トレーナーとしての価値を高める

③パーソナルトレーニングジムを開業して集客を強化する

①パーソナルトレーニングジムに就職して経験を積む

まずはパーソナルトレーニングジムに就職して、とにかくたくさんの人を指導する経験を積みましょう。

そもそも経験がなければいきなりフリーランスになるのも現実的には難しいです。収入は少ないですが、会社員パーソナルトレーナーには多くのメリットもあります。

例えば

・会社員として働くことで最低限の収入が保証されていること

・自分の力で集客をしなくてもたくさんのお客様を担当できること

・未経験でもパーソナルトレーナーとしてのスキルを身につけられること

ただ雇われて仕事をこなすだけではなく、年収1000万を達成するための準備期間だと考えれば、将来必要になるスキルをたくさん身につけられます。

②フリーランスのパーソナルトレーナーになり、トレーナーとしての価値を高める

トレーナーとしてある程度の期間働いた経験があれば、経験者としてフリーランスのトレーナーになることができます。

今度はフリーランスとして経験を積み、独立開業の準備をしましょう。

この時ただなんとなくセッションをこなして時間を過ごしてしまわないよう注意が必要です。

この時期は自身のトレーナーとしての価値を高めて、高単価でもお客様に求められるトレーナーになるための期間だと思って過ごしましょう。

フリーランスに成り立てのころは、まだ単価が低くその代わりたくさんのセッションを行って収入を確保する大変な時期が続くでしょう。

そこからどんどんとトレーニングの料金を上げていってもお客様がつくように、自身のトレーナーとしての強みを明確にしていく必要があります。

一般的なパーソナルトレーナーの1回の指導料金は、5000円前後が相場だと言われます。

技術を磨いて1回1万円以上の料金でもトレーナーとして成り立てば、そろそろ開業を視野に入れても良いでしょう。

③パーソナルトレーニングジムを開業して集客を強化する

フリーランスのトレーナーは活動場所を間借りしている状態にすぎないので、自分が入れたい時間に指導を入れられない、といった不便さがあるのが事実です。

他のトレーナーとセッション時間が被らないか気にせず、売り上げに対して最大限効率の良い時間にお客様に来店していただけるのが開業したトレーナーの強みです。

さらに、店舗を持つことで自身のブランドもより確立されて集客の強化にもつながりますし、ホームページやチラシ、インターネット広告を使うなどの集客方法の幅も広がります。

そのため、自分のトレーナーとしての価値が十分に高まった時点で、パーソナルトレーニングジムを開業するとさらに高い収入を目指せるでしょう。

 

年収1,000万超えパーソナルトレーナーが実践する5つの「マイルール」

実際に年収1000万円を実現しているトレーナーの青木さんにお話を伺いました。青木さんは、名古屋のパーソナルトレーニングジム「AOKI JYUKU」の代表トレーナーです。

青木さんは大手ジムでトレーナーとして活躍していた経験を活かして、自宅の一室でパーソナルトレーニングジムを開業しました。

そしてたった1人で運営しておよそ1年間で年収1,000万円を達成しています。

 

AOKI JUKIは、独立当初は公式ホームページを用意していませんでした。その代わりにパーソナルトレーニングジム紹介メディアのダイエットコンシェルジュと契約をして集客を開始しはじめました。

お客様が通いやすい価格・具体的なトレーニングプログラム内容などについて分からない状態から、価格の調整・紹介ページの訴求文の変更など度重なる分析の結果、月間平均問合せ件数が5件〜7件だった紹介ページが最大14件の問合せを生み出すようになりました。

現在では毎月安定して10件以上の問い合わせを獲得することができます。

ダイエットジムコンシェルジュを活用した集客方法を中心にしているため、集客方法について自らの時間を使うことなく「トレーニングプログラムの内容」「お客様の満足度」を日々追い求めることができています。

その結果、独立前の年収が300万円だったのに対し、独立から1年後には年収1,000万を突破しました。

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・掲載エリア
愛知(名古屋/春日井)

・効果が出るまでの期間
1ヶ月

・最大問い合わせ件数
14件

・平均問い合わせ件数
11件

・店舗ページURL
https://concierge.diet/area/aichi/aoki

青木さんが独立からたった1年で年収1,000万を達成した背景には、プロのパーソナルトレーナーとして徹底している5つのマイルールがありました。

①お客様の問合せには必ず1時間以内に返信をする

1つ目のマイルールとして徹底していることは、「お客様より問合せが入ったら、1時間以内に返信をする」です。

ダイエットコンシェルジュから毎月新しいお客様を青木さんに紹介する度に、レスポンススピードが早く、早いときは10分以内に「ご紹介いただいた◯◯さまのカウンセリングが◯日に決まりましたよ」というご連絡があります。

問合せメールに気づいても「今は別のことに集中しているから、あとでやろう」と、後回しにしてはいけません。返信が遅くなればなるほど、カウンセリングの予約が決まりにくくなってしまいます。

なぜならお客様も、時間が過ぎれば過ぎるほど、トレーニングを受けたいという熱量が落ちていってしまうからです。問い合わせをした瞬間は意欲が高くても、1日経てば気分が変わってしまう人も多いものです。

そもそもお客様にカウンセリングに来ていただけなければジムの入会にはつながらないので、お客様の熱量や関心がまだ高いうちにカウンセリングの予約を押さえてしまうのが第一鉄則です。

 

②「絶対に連絡が取れる」環境を整える

青木さんは、お客様の問合せに対して3段階の連絡をすることを徹底しています。

①まずは電話をする。

②電話に出なかった場合、メールを送信する

③電話番号でショートメールを送信する

なぜならお客様によって「電話がいいという人」「メールがいいという人」「ショートメールが慣れている人」などがあるからです。

3段階の連絡をすることで、どんなタイプのお客様であっても連絡を取りやすくすることができます。

お客様が電話に出ない場合、折り返しの電話をただ待っているだけだと9割の確率で連絡が取れずに終わってしまいます。

これでは本来得られたはずの売り上げを逃してしまうことになってしまいますよね。

 

③カウンセリングを時間ではなく質で捉える

青木さんはお客様のカウンセリングを終えるタイミングを時間で区切っていません。

常に「お客様が抱えている悩みや不安点をすべて解消できたか?」ということしか考えていないとのことです。

セッションやカウンセリングの予約が入っている場合、それまでに終わらせなければいけないですが、長いときは2〜3時間程度カウンセリングをしていることも。

カウンセリング時に大事なことは「時間が許す限り親身に向き合おう」という意識を持てているかです。

 

④カウンセリングではお客様により長く喋ってもらう

カウンセリングではどうしてもトレーナーのほうが長く喋ってしまうことがあります。

しかしカウンセリングを「トレーニングの説明の場」と捉えてしまうとうまくいきません。

青木さんはカウンセリングの時間を「お客様が抱えている悩みや不安点を解消する機会」と捉えているとのことです。

  • ダイエットに対してどんな悩みを抱えているのか?
  • AOKI JYUKUに対して不安に感じていることはないか?
  • コース内容や料金に対して疑問点はないか?
  • そもそもなぜ痩せたいのか?

「時間が許す限り、お客様の話を聞きたい」と青木さんはおっしゃっていました。

お客様が持っている不安や疑問を聞くからこそ、伝えるべきことが見えてくるということなんですね。

 

⑤お客様が帰られた瞬間にLINEメッセージを送る

AOKI JUKIではカウンセリング後のお客様が10件連続で入会し、入会率90%超えの脅威の実績を出しています。

カウンセリングが終了して、お客様が帰られた直後にとる行動で入会率が変わるのだそうです。

そのポイントは、お客様がパーソナルトレーニングジムのドアを出た直後に「LINEでお礼メッセージを送る」こと。

カウンセリング時に、親身になってトレーナーが話を聞いてくれて、カウンセリング終了後すぐに「ぜひ一緒に頑張っていきましょう」と暖かいメッセージが送られた。

ここに入会率が90%を超える理由があるとのことです。

お客様が帰られた後すぐに気を抜いてしまうと、せっかく入会に前向きだった気持ちも下がってしまいがちとのこと。別れた直後こそ、お客様の心をつかむ大チャンスなのです。

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小川 敬司

ダイエットジムコンシェルジュ 新規ジム開拓責任者

小川 敬司

日本で唯一、全国のダイエットジムを検索できるサイト 「ダイエットジムコンシェルジュ」新規ジム開拓責任者。 世の中には多くのダイエットメソッド、商品が増え続けているのに、体型に悩む人が減っていない。その現状をメディアという立場で打開するべく、 ダイエット業界のプロフェッショナルに日々インタビューを重ね、リアルな情報を発信中。 「ダイエットトレーナー」「ダイエットジム」の存在を広めることで、1人でダイエットに悩む人をなくしたい。

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